東京都立大学に合格するには?偏差値・共通テスト得点率・併願校・対策まとめ
大学選びにおいて、ネット上の評判や難易度はとても気になるポイントです。
とくに東京都立大学は、「難しい」「コスパが最強」「穴場」といった声が混在しており、正確な入試情報を把握しづらい大学のひとつです。
本記事では、最新データに基づいて 東京都立大学の偏差値・共通テスト得点率・併願校・入試対策 を総合的にまとめました。
前期・後期、一般選抜、推薦・総合型選抜など、多様な入試方式に対応する具体的な対策も解説します。
東京都立大学への合格を目指す受験生にとって、戦略を立てる際の基礎資料としてご活用いただけたら幸いです。
東京都立大学のアドミッション・ポリシー
東京都立大学(TMU)は、次の4つの資質を備えた学生を求めています。
- 知的好奇心にあふれ、未知のものにチャレンジできる人
- 独創的な発想と個性を持つ人
- 社会に貢献し、他者との関わりを大切にする人
- 向上心を持ち、常に努力し続けられる人
これらは推薦入試・総合型選抜だけでなく、面接・小論文・書類審査など、すべての選抜方式に反映されています。
東京都立大学の偏差値・共通テスト得点率(最新)

※パスナビより
● 人文社会学部
- 偏差値:57.5〜60.0
- 共通テスト得点率:76〜83%
● 法学部
- 偏差値:60.0
- 共通テスト得点率:80〜81%
● 経済経営学部
- 偏差値:57.5
- 共通テスト得点率:72〜78%
● 理学部
- 偏差値:55.0〜60.0
- 共通テスト得点率:70〜80%
● 都市環境学部
- 偏差値:52.5〜60.0
- 共通テスト得点率:70〜84%
● システムデザイン学部
- 偏差値:52.5〜60.0
- 共通テスト得点率:71〜81%
● 健康福祉学部
- 偏差値:記載なし
- 共通テスト得点率:65〜74%
東京都立大学の入試方式(一般選抜・総合型・推薦型)
● 一般選抜(前期・後期)
東京都立大学は全学部で「共通テスト+個別試験」を課す分離分割方式です。
一次試験は共通テスト、二次試験で個別学力検査(小論文・数学・英語・面接等)を実施します。
- 共通テストで 0点科目があると不合格 の可能性あり
- 外部英語検定試験(英検・IELTS 等)を利用できる学部も多数
● 推薦型/総合型選抜
代表的な入試方式は以下の通り。
- 一般推薦入試・指定校推薦
- ゼミナール入試(理・都市環境・健康福祉)
- 科学オリンピック入試
- グローバル人材育成入試
- SAT/ACT利用入試
- 研究室探検入試
- 情報Ⅰ・Ⅱ利用入試(情報科学科)
学部によって要件が大きく異なるため、必ず公式サイトや募集要項の確認が必要です。
東京都立大学と併願したい大学一覧(学部別)

東京都立大学は「首都圏の難関公立大学」であり、国公立・MARCH・理科大との併願がしやすいのが特徴です。
人文社会学部の併願校
▼ 国公立
- 横浜市立大学
- 埼玉大学
- 千葉大学
- 筑波大学
▼ 私立
- 明治大学
- 青山学院大学
- 立教大学
- 法政大学
法学部の併願校
▼ 国公立
- 横浜国立大学
- 千葉大学
▼ 私立
- 中央大学
- 明治大学
- 法政大学
- 青山学院大学
- 立教大学
経済経営学部の併願校
▼ 国公立
- 横浜国立大学
- 千葉大学
- 埼玉大学
▼ 私立
- 明治大学
- 青山学院大学
- 立教大学
- 法政大学
理学部の併願校
▼ 国公立
- 筑波大学
- 千葉大学
- 埼玉大学
▼ 私立
- 東京理科大学
- 芝浦工業大学
- 東京都市大学
都市環境学部の併願校
▼ 国公立
- 横浜国立大学(都市科学)
- 千葉大学
- 埼玉大学
▼ 私立
- 芝浦工業大学
- 東京都市大学
- 日本大学(理工)
システムデザイン学部の併願校
▼ 国公立
- 電気通信大学
- 埼玉大学
▼ 私立
- 東京電機大学
- 工学院大学
- 芝浦工業大学
健康福祉学部の併願校
▼ 国公立
- 群馬大学
- 千葉大学
- 埼玉県立大学
▼ 私立
- 国際医療福祉大学
- 北里大学
- 帝京大学
- 武蔵野大学
東京都立大学に合格するための対策(一般選抜・総合型・推薦型)
東京都立大学の対策は「基礎学力 × 出題傾向の理解 × 資質・人物の準備」の3本柱で進めるのが効果的です。
① 大学が求める資質に沿った準備
東京都立大学は「知的好奇心・独創性・協働性・向上心」を重視しており、推薦・総合型だけでなくすべての入試で核となる考え方です。
- 探究活動・研究テーマの深化
- 論理的思考力(意見をまとめる練習)
- 他者との協働経験
- 志望理由・将来像の言語化
これらは小論文・面接・書類で大きな評価につながります。
アドミッションポリシーを面接でどう答える?失敗しない回答例と考え方を解説
② 一般選抜(共通テスト×個別学力検査)の対策
● 配点バランスを必ず確認
- 人文社会(後期):共通テスト比重が大
- 理学部(前期):個別試験(数学)の比重が大
学科ごとに配点が全く違うため、
「どの科目で稼ぐか」「どこで落とさないか」を戦略的に決めましょう。
● 英語(外部検定併用)
外部検定のスコアが利用できる学科が多いため、
英検・IELTS・TOEFL などのスコア取得も効果的です。
● 数学(文系・理系で範囲が異なる)
- 文系:数列・ベクトル
- 理系:数列・ベクトル・複素数平面・平面上の曲線・数学III
● 小論文(後期)
資料読解+自分の意見を論理的に述べる型を習得しましょう。
● 面接(健康福祉)
筆記試験の点が良くても、面接評価が一定に達しなければ不合格になるため要注意。
東京都立大学の過去問を使った効果的な対策法

過去問は都立大対策の中心です。
個別試験は学科ごとの出題傾向が非常に明確で、過去問研究の精度が合否を左右します。
● 1. 過去3~5年分を本番形式で解く
- 時間を測って本番同様に解く
- 特に数学・英語は時間配分が難しいため、実戦形式が必須
● 2. 解法を比較し「なぜその解き方なのか」を説明できるようにする
3つを必ず比較すること:
- 自分の解法
- 模範解法
- 予備校の別解
都立大は「論理的な説明力」を重視するため、
思考プロセスを言語化できるようになると点が安定します。
● 3. 出題パターンを整理し、対策を最適化する
(例:数学)
- 微積
- ベクトル
- 複素数平面
- 数列
- 確率
過去問から「必ず出る分野」を抽出し、効率的に対策しましょう。
● 4. 小論文は「型」を作る
後期日程の小論文では以下の構成が有効:
- 要約(資料の要点整理)
- 自分の主張(結論)
- 理由(根拠を2つ)
- 反対意見との比較
- まとめ
この型を身につけると、どのテーマでも安定した答案が書けます。
● 5. 面接は録画して客観的にチェック
健康福祉学部・ゼミナール入試で必須の面接は、
スマホ録画が最強の対策法です。
赤本【過去問】全然解けないとき 何をしたらいい?真っ先にやるべきことを解説
まとめ:東京都立大学に合格するには?偏差値・共通テスト得点率・併願校・対策まとめ
東京都立大学に合格するために必要なのは、
「学力」+「資質」+「戦略」の3つです。
- 学力:基礎学力と共通テスト・個別試験の得点力
- 資質:知的好奇心・協働性・向上心など、大学が求める人物像
- 戦略:配点分析、併願校選び、過去問研究
これらをバランスよく整えることで、東京都立大学への合格可能性は大きく高まります。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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