昭和医科大学に合格するには?偏差値・共通テスト得点率・併願校・対策まとめ
昭和医科大学(旧:昭和大学)は、1928年に創設された歴史ある医系総合大学です。
2025年4月に校名を「昭和医科大学」と改称し、「至誠一貫」の精神のもと、真心をもって人に尽くす医療人の育成を掲げています。
2026年度(令和8年度)入試では、新課程(令和4年度から施行された学習指導要領)に基づいた出題へ移行し、学力だけでなく、科学的思考力・倫理観・協調性・コミュニケーション能力といった人物評価がより重視されます。
本記事では、昭和医科大学の学部別偏差値・共通テスト得点率・入試概要・合格対策・併願校をまとめて解説します。
昭和医科大学の受験を検討する人の参考になれば幸いです。
昭和医科大学の概要
昭和医科大学は、以下の4学部を擁する医療系総合大学です。
- 医学部
- 歯学部
- 薬学部
- 保健医療学部(看護学科、理学療法学専攻、作業療法学専攻)
1年次には全寮制で共同生活を行い、チーム医療の基礎となる「協働力」や「人間力」を育む教育を実施しています。
附属病院を8つ有し、実践的な臨床教育・研究教育の両面で高い評価を得ています。
偏差値・共通テスト得点率

| 学部 | 共通テスト得点率 | 偏差値 | 特徴・傾向 |
|---|---|---|---|
| 医学部 | ― | 67.5 | 上位私立医大レベル。英数理2科目の記述式重視。 |
| 歯学部 | 79% | 52.5 | 小論文・面接重視。基礎学力+人物評価型。 |
| 薬学部 | 64% | 42.5 | 面接配点が高く、意欲と倫理観を重視。 |
| 保健医療学部 | 48〜65% | 37.5〜45.0 | 看護・リハビリ系。基礎理科のみ出題。 |
(パスナビより)
アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)
昭和医科大学は、「至誠一貫」の精神を体現し、以下のような資質を持つ学生を求めています。
- 真心をもって人に尽くす意欲と情熱
- チーム医療に必要な協調性と柔軟性
- 医療・健康に関する科学への探究心
- 自ら課題を発見し解決に導く行動力
- 国際社会への貢献意識
- 全寮制学修への積極的な参加姿勢
各学部ごとに、目的意識・倫理観・科学的思考を重視する方針が明確に示されています。
入試概要(令和8年度対応)
医学部(募集人員110名)
- 学校推薦型(公募・卒業生推薦):基礎学力試験(200点)+小論文(30点)+面接(70点)
- 一般選抜Ⅰ期:学力試験(400点)+小論文(20点)+面接(100点)
- 一般選抜Ⅱ期:学力試験(400点)+面接(100点)※MMI導入
- 地域枠選抜(新設):新潟・静岡・茨城・山梨・長野県枠で計23名
理系2科目+英語+数学Ⅲまで含む高難度構成。Ⅰ期は小論文、Ⅱ期はMMI面接で人物評価。
歯学部(募集人員96名)
- 総合型選抜:書類審査→模擬授業・面接
- 学校推薦型(公募・卒業生推薦):基礎学力試験(150点)+小論文(30点)+面接(100点)
- 一般選抜Ⅰ期/Ⅱ期:学力試験(300点)+面接(100点)
- 共通テスト利用入試:共通テスト300点換算+面接100点
面接・小論文の配点が高く、人物面を重視。指定校推薦枠も多い。
薬学部(募集人員200名)
- 総合型選抜:書類審査・グループワーク・小論・面接(全て点数化)
- 学校推薦型(公募・卒業生推薦):基礎学力試験(300点)+小論(75点)+面接(75点)
- 一般選抜Ⅰ期/Ⅱ期:学力試験(300点)+面接(300点)
- 医学部Ⅰ期併願入試:医学部の一次試験結果+小論文(20点)+面接(100点)
- 共通テスト利用:共通テスト(600点換算)+面接(200点)
面接の配点が非常に高く、医療人としての志・倫理観・協調性が重視されます。
保健医療学部(看護・理学療法・作業療法)
- 総合型選抜:書類審査+グループディスカッション+面接
- 学校推薦型(公募・卒業生推薦):基礎学力試験(150点)+面接(100点)
- 一般選抜Ⅰ期/Ⅱ期:学力試験(300点)+面接(100点)
- 共通テスト利用:共通テスト(300点)+面接(100点)
理科の出題範囲が「物理基礎・化学基礎・生物基礎」に限定。
チーム医療・協調性を重視する面接が大きな鍵。
合格するための対策法

医学部
- 記述式中心:数Ⅲ・数C・理科2科目を高精度に仕上げる。
- 小論文:医療倫理・社会問題(AI医療、終末期医療、地域医療)をテーマに三段構成で練習。
- MMI面接:状況対応型の練習(守秘義務・患者との葛藤など)を想定。
- 推薦型:評定平均4.3以上の維持と活動実績(ボランティア・探究活動)を整理。
MMI面接とは?医学部で広がる新しい面接方式を徹底解説【例題・対策付き】
歯学部
- 小論文対策:科学・倫理・社会課題を論理的に構成。
- 面接対策:「なぜ歯科医師か」「地域医療で何をしたいか」を具体的に説明。
- 模擬授業対策:講義内容を要約→自分の言葉で再構成する練習。
- 共通テスト利用:理科1科目の得点を安定化。
薬学部
- 化学重視:有機・高分子・天然化合物を含む範囲を徹底。
- 面接重視:300点満点の配点対策として、薬剤師の社会的役割・チーム医療での貢献を明確に。
- 総合型:グループワークでの発言力・要約力・協調性を磨く。
- 併願制度:医学部との同日併願を活用して受験効率を最大化。
保健医療学部
- 基礎理科の徹底:「物理基礎・化学基礎・生物基礎」を漏れなく理解。
- グループディスカッション:協調性・思考力を示す練習(司会・記録・まとめ役を経験)。
- 面接:「なぜ看護/リハビリか」「患者との向き合い方」を自分の言葉で語れるように。
- 総合型:資格・検定・活動報告を整理し、強みを明確にアピール。
併願校候補(学部別)
医学部
| レベル | 大学名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 上位挑戦 | 慶應義塾大・慈恵医大・順天堂大 | 思考力重視・小論文あり・面接必須 |
| 同レベル | 日本医科大・東邦大・東京医科大 | 記述+面接の形式が近い |
| 安全圏 | 杏林大・東海大・聖マリアンナ医大 | 英数理2・面接中心の相性校 |
歯学部
| レベル | 大学名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 上位挑戦 | 東京歯科大・日大歯 | 記述+面接、小論対応が共通 |
| 同レベル | 日本歯科大・神奈川歯科大・愛知学院大 | 書類+人物評価重視 |
| 安全圏 | 明海大・松本歯科大 | 面接比重が高く、対策共通化しやすい |
薬学部
| レベル | 大学名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 上位挑戦 | 慶應大・東京理科大 | 英化の応用問題が中心 |
| 同レベル | 東京薬科大・星薬科大・北里大・東邦大 | 面接重視。昭和との対策共通点が多い |
| 安全圏 | 帝京大・日大薬・昭和薬科大 | 化学重視・標準問題中心 |
保健医療学部
| 学科 | 上位挑戦 | 同レベル | 安全圏 |
|---|---|---|---|
| 看護 | 聖路加国際大・順天堂大 | 東京医療保健大・東邦大・北里大 | 帝京科学大・淑徳大 |
| 理学療法 | 国際医療福祉大・北里大 | 帝京平成大・目白大 | 文京学院大・関東学院大 |
| 作業療法 | 国際医療福祉大・北里大 | 帝京平成大・目白大 | 文京学院大・東北文化学園大 |
まとめ:昭和医科大学に合格するには?偏差値・共通テスト得点率・併願校・対策まとめ
昭和医科大学の入試は、学力試験・小論文・面接の三要素を通じて、知識だけでなく医療人としての資質を総合的に評価する構成になっています。
- 医学部では高難度の理系記述+倫理観を問う面接
- 歯・薬学部では小論文・面接で人物評価重視
- 保健医療学部では協調性・チームワークを評価
いずれの学部も、「至誠一貫」=誠実さと責任感を備えた受験生を求めています。
過去問演習と面接練習を通じて、昭和医科大学の理念に沿った「真心ある医療人像」を明確に描くことが、合格への最短ルートです。
※本記事は令和8年度(2026年度)入試要項に基づき作成しています。
必ず最新の公式募集要項・大学ホームページで詳細をご確認ください。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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