大学志望理由書の書き方と800字例文|印象に残る構成とコツを解説
大学受験や総合型・学校推薦型選抜では、「志望理由書」が合否を左右する重要な書類です。
特に「800字で書きなさい」という指定がある場合、限られた文字数で自分の思いや将来の目標をどのようにまとめるか悩む方も多いでしょう。
本記事では、800字の志望理由書を書くための基本構成、よくあるNG例、そして文系・理系の具体的な例文を紹介します。
最後まで読むことで“合格に近づく志望理由書”が作れるようになる参考になれば幸いです。
志望理由書の目的と評価されるポイント
大学が志望理由書を重視するのは、単なる「志望動機」だけでなく、大学のアドミッション・ポリシーとの一致を見るためです。
評価されるポイントは主に以下の3つです。
- 大学・学部を選んだ明確な理由(なぜその大学なのか)
- 学びたい分野と将来像のつながり(目的意識があるか)
- 主体性と表現力(自分の考えを論理的に伝えられるか)
アドミッションポリシーを踏まえた志望理由書の書き方【例文つき】
800字志望理由書の基本構成(テンプレート付き)

800字前後の志望理由書では、以下の4パート構成がバランス良く収まります。
①導入(100〜150字)
自分の関心の原点やきっかけを述べ、読者を引き込みます。
例:「高校での体験」「身近な出来事」「将来への問題意識」など。
②志望動機(300〜350字)
興味を持った理由と、その大学・学部を選んだ根拠を具体的に説明します。
カリキュラムや教授の研究、学びの特色に触れると効果的です。
③将来の目標(150〜200字)
学びをどう社会や将来の仕事に活かすかを述べます。
「学び→成長→貢献」という流れを意識しましょう。
④まとめ(100字前後)
入学後の意欲や抱負で締めくくります。
「この大学で○○を学び、将来○○に貢献したい」とまとめるのが王道です。
志望理由書800字の例文【文系・理系別】

<例文①:文系(心理学部志望) 約800字>
高校時代、クラスメイトの人間関係トラブルをきっかけに「人の心の仕組みを理解したい」と思ったことが、心理学に興味を持つ原点です。周囲の言動や感情の変化を観察するうちに、同じ出来事でも人によって感じ方が異なる理由を知りたいと強く思うようになりました。
貴学の心理学部では、「臨床心理学」だけでなく「社会心理学」「発達心理学」など幅広い分野を体系的に学べる点に魅力を感じています。特に、実験やフィールドワークを通して理論を実社会に応用する授業が多く、自分の関心と一致しています。ゼミでは、対人コミュニケーションに関する研究を行い、人が安心して相談できる環境づくりについて探究したいです。
将来は、心理的支援が必要な人に寄り添えるカウンセラーとして働きたいと考えています。そのためにも、学部で学んだ知識を臨床現場での経験と結びつけ、心のケアに貢献できる人材を目指します。貴学で多様な人々と交流しながら、自分自身の成長と他者理解を深めていきたいです。
<例文②:理系(工学部情報工学科志望) 約800字>
私は高校の情報の授業でプログラミングを学び、論理的に考えて問題を解決する楽しさを知りました。特に、グループで制作したアプリが実際に動作した瞬間の達成感が忘れられず、情報工学を本格的に学びたいと思うようになりました。
貴学の工学部では、AIやIoTなどの最先端分野を基礎から応用まで学べる点に強く惹かれています。特に「データサイエンス演習」などの実践的授業を通して、社会の課題解決に役立つ技術を身につけたいと考えています。また、少人数の研究室で先輩・教授と近い距離で学べる環境も、自ら課題を発見し解決策を考える力を伸ばすのに最適だと感じています。
将来は、情報技術を活用して地域の課題を解決するエンジニアを目指します。防災システムや医療データの効率化など、人々の生活を支える仕組みづくりに携わりたいです。貴学での学びを通して、社会に貢献できる技術者として成長したいと思います。
よくある失敗例とNG表現
- 「頑張ります」「興味があります」など抽象的で伝わらない表現
- 他大学でも使い回せるような志望動機
- 自己PRや部活動の話ばかりで“大学との接点”がない
→ 「なぜこの大学なのか」「なぜこの学部で学びたいのか」を明確にすることが重要です。
志望理由書をブラッシュアップする方法
- 書いたあとに声に出して読む
→ 不自然な表現や繰り返しを発見できます。 - 先生・家族に読んでもらう
→ 客観的に伝わるかどうかを確認。 - AIツールで添削する
→ ChatGPTなどを使い、「この志望理由書を800字以内でより説得力ある内容にして」とプロンプトを出すのもおすすめです。
まとめ:800字でも印象に残る志望理由書を書くために
800字という制限は、一見短く感じても「自己理解・大学理解・将来像」を伝えるには十分な分量です。
テンプレートと例文を参考に、自分の言葉で想いを整理してみましょう。
あなたらしい視点を加えることで、読み手の心に残る志望理由書になります。



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