近畿大学がここまで人気の理由とは?志願者数日本一を支える5つの強みを徹底解説
大学選びにおいて、「人気の大学かどうか」は受験生や保護者にとって重要な判断材料の一つです。
中でも 近畿大学 は、11年連続で一般入試志願者数日本一(2024年度時点)という、他大学には例を見ない実績を誇っています。
かつては「中堅私大」のイメージで語られることもあった近畿大学が、なぜここまで支持を集める大学へと成長したのでしょうか。
本記事では、「近畿大学 人気の理由」という検索キーワードに対し、ブランド戦略・実学教育・キャンパス改革・DX・新学部展開の5つの視点から、近畿大学の強さを徹底的に解説します。
1. 志願者数日本一を生んだ「広報ファースト」のブランド戦略
「早慶近」という挑戦的なポジショニング
近畿大学の最大の特徴は、広報を経営の中心に据える「広報ファースト」戦略です。
世界大学ランキング(THE)私立総合大学部門での評価を背景に、「早稲田・慶應・近畿=早慶近」というキャッチコピーを打ち出しました。
これは偏差値序列に依存せず、「勢いがあり、変化を起こす大学」というイメージを前面に出す高度なブランディング施策です。
Z世代に刺さる“攻めの広報”
- 抽象的なスローガンを排除
- マグロが飛び出す広告、富士山との大胆なビジュアル
- TikTok・Instagram・YouTubeをフル活用
- 学生マーケティング部隊によるリアルな発信
結果として、「楽しそう」「ワクワクする大学」という印象が自然に拡散され、志願者数=ブランド力という構図が完成しました。
2. 「近大マグロ」に象徴される圧倒的な実学教育

32年の研究が生んだ世界初の快挙
近畿大学といえば、やはり近大マグロ(クロマグロ完全養殖)。
1970年に研究を開始し、2002年に世界初の完全養殖に成功しました。
この成果が評価された理由は、単なる研究実績にとどまらず、社会実装まで行った点にあります。
研究を「ビジネス」に変えた大学
- 直営飲食店「近畿大学水産研究所」を大阪・東京に展開
- 豊田通商と連携し、グローバル流通を実現
- エースコックとの商品開発、化粧品分野への応用
「研究=論文で終わらない」これこそが、近畿大学の実学教育が高く評価される理由です。
3. 起業家を育てる大学へ|KINCUBAとベンチャー支援
近畿大学は「就職に強い大学」から、「起業家を生む大学」へと進化しています。
KINCUBA(キンキュバ)とは?
- 大学発ベンチャー100社創出を目標
- 起業を“課外活動”として捉える独自設計
- 24時間365日利用可能な「KINCUBA Basecamp」
起業を特別な才能ではなく、
「挑戦できる選択肢の一つ」として提供している点が、今の時代にマッチしています。
4. 女子学生にも支持されるキャンパス改革とDX
清潔・安全・快適な「滞在型キャンパス」
近畿大学は、キャンパスの印象を根本から変えました。
- ホテルのように清潔なトイレ・共用部
- カフェやラウンジの充実
- 明るく開放的な動線設計
結果として、女子学生比率は約3割まで上昇。
「理系に強い男子校っぽい大学」という旧来のイメージを完全に払拭しています。
アカデミックシアターという“学びの象徴”
- 図書館の概念を再定義
- マンガ2.2万冊を入口にした「知のどんでん返し」
- ガラス張りのプロジェクトルームで学びを可視化
学ぶこと自体が楽しく見える空間を作った点が、人気の理由の一つです。
5. 情報学部新設と「脱・偏差値」への挑戦

情報学部 × eスポーツ × 実学
2022年に新設された情報学部では、
- PlayStation開発者・久夛良木健氏が初代学部長
- 国内最高水準のeスポーツ施設を設置
- 教員と学生が混ざり合う“壁なし研究エリア”
単なる流行ではなく、産業・エンタメ・テクノロジーを横断する学びを実現しています。
世界基準で評価される大学へ
- THE世界大学ランキングを重視
- 偏差値中心の評価からの脱却
- iU(情報経営イノベーション専門職大学)との戦略連携
近畿大学は、「国内序列」ではなく「世界で通用する私立大学」を本気で目指しています。
近畿大学は東京でいうとどのレベル?日東駒専・GMARCHと比較して徹底解説
まとめ|近畿大学がここまで人気の理由とは?志願者数日本一を支える5つの強みを徹底解説
近畿大学の人気は、偶然でも一時的なブームでもありません。
- 広報で期待値を高め
- 実学でその期待に応え
- 快適な環境で学生体験を最大化する
この好循環を、大学全体で戦略的に回している点こそが最大の強みです。
少子化時代において、「選ばれる大学とは何か?」を体現している存在――
それが、今の近畿大学と言えるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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