神奈川大学の偏差値は「おかしい」?「おかしい」と言われている理由を調査
大学選びにおいて、偏差値は重要な判断材料の一つです。
しかし、「神奈川大学 偏差値 おかしい」という検索ワードが一定数存在するように、数字を見て違和感を覚える受験生や保護者も少なくありません。
- 偏差値は低めに見えるのに、共通テスト得点率が高い
- 学部によって難易度の差が大きすぎる
- 日東駒専と比べて立ち位置がわかりにくい
本記事では、神奈川大学について、「なぜ偏差値が“おかしい”と感じられるのか」を、偏差値・共通テスト得点率データをもとに冷静に分析します。
結論|神奈川大学の偏差値は「おかしい」のではなく「見え方がズレている」
結論から言うと、神奈川大学の偏差値そのものがおかしいわけではありません。
違和感の正体は、
- 偏差値(私大一般選抜の相対評価)
- 共通テスト得点率(全国受験生ベースの絶対評価)
という性質の異なる指標を混同して見てしまうことにあります。
データで見る|学部別 偏差値と共通テスト得点率

(出典:パスナビ)
文系学部
- 法学部
偏差値:40.0~45.0
共通テスト得点率:59%~62% - 経済学部
偏差値:40.0~45.0
共通テスト得点率:61%~68% - 経営学部
偏差値:42.5~45.0
共通テスト得点率:68%~79% - 外国語学部
偏差値:40.0~50.0
共通テスト得点率:63%~74% - 国際日本学部
偏差値:45.0~50.0
共通テスト得点率:68%~73% - 人間科学部
偏差値:45.0
共通テスト得点率:69%
👉 偏差値は40台前半が中心ですが、共通テストでは6割後半〜7割台が標準です。
理系学部
- 理学部
偏差値:42.5~50.0
共通テスト得点率:58%~67% - 工学部
偏差値:37.5~42.5
共通テスト得点率:57%~65% - 建築学部
偏差値:45.0
共通テスト得点率:59%~63% - 化学生命学部
偏差値:45.0~47.5
共通テスト得点率:67%~74% - 情報学部
偏差値:42.5~45.0
共通テスト得点率:60%~72%
👉 理系学部も同様に、偏差値より学力水準が高く見える構造です。
なぜ「偏差値がおかしい」と感じられるのか
理由① 共通テスト得点率が日東駒専レベル
一般的に、共通テストで
- 65〜70% → 日東駒専〜MARCH下位併願層
とされます。
神奈川大学では、偏差値40台 × 共テ65〜75%という「ねじれ」が多くの学部で発生しています。
そのため、
偏差値は大東亜帝国っぽいでも共通テストは日東駒専並
という違和感が生まれます。
理由② 偏差値と共通テストは母集団が違う
- 偏差値:私大一般入試受験者内での順位
- 共通テスト得点率:全国共通テスト受験生全体での得点率
神奈川大学は、
- 一般選抜が比較的入りやすい方式を多く持つ
- 共通テスト利用では中堅以上の層が集まりやすい
という構造のため、偏差値が実力より低く出やすいのです。
理由③ 給費生制度が偏差値感覚をさらに混乱させる
神奈川大学独自の給費生試験は、
- 最大4年間で約880万円給付
- 12月実施(優秀な学生が流入)
という特徴があります。
この結果、
- 「神奈川大学は偏差値が高い」という情報
- 「偏差値40台」というパスナビの数値
がネット上で混在し、評価の振れ幅が大きくなっているのです。
日東駒専・大東亜帝国との立ち位置

現在の神奈川大学の実態は、
- 全体:大東亜帝国より上
- 上位学部:日東駒専と競合
- 下位学部:大東亜帝国上位と重なる
👉 「大学全体で一括評価できない中堅上位私大」という位置付けが最も近いでしょう。
神奈川大学は日東駒専レベル?偏差値・就職・歴史から日東駒専と比較
偏差値より注目すべき「出口(就職)」
神奈川大学は、
- 神奈川県内の公務員
- 地場有力企業
- 理工系の大手メーカー就職
に強く、偏差値以上に実利的な大学です。
特に工学部・理学部は「入り口は比較的易しいが、出口が強い」という評価を受けています。
まとめ|神奈川大学の偏差値は「おかしい」?「おかしい」と言われている理由を調査
- 偏差値だけで大学を判断したくない人
- 共通テストで6〜7割取れる実力がある人
- 地元就職・公務員・理工系志向の人
こうした受験生にとって、神奈川大学は
“偏差値以上の価値がある大学”と言えるでしょう。
「偏差値がおかしい」のではなく、数字の見方を誤ると誤解されやすい大学——
それが神奈川大学の実像です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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