金城学院大学は【Fラン?定員割れ?】偏差値・倍率から実態を徹底検証
大学選びにおいて、ネット上の評判や口コミは気になるポイントの一つです。
「金城学院大学 Fラン」「金城学院大学 定員割れ」といった検索キーワードが表示されると、不安に感じる受験生や保護者も多いでしょう。
しかし、「Fラン」「定員割れ」といった言葉は必ずしも大学の実態を正確に表しているとは限りません。
本記事では、金城学院大学について、偏差値や倍率、内部進学の実態などのデータをもとに、「Fラン」「定員割れ」と言われる理由とその真相を冷静に分析していきます。
金城学院大学はFランなのか?
まず結論から述べると、金城学院大学は偏差値帯だけを見ると「Fラン」と言われることがありますが、実態として単純にFランと断定できる大学ではありません。
一般的に「Fラン大学」とは、偏差値が極端に低く、かつ入試倍率も低く、ほぼ誰でも合格できる大学を指すことが多いです。
しかし、大学の評価は偏差値だけで決まるものではありません。
金城学院大学の場合、確かに偏差値は全体的に高いとは言えませんが、入試倍率や内部進学の状況などを見ると、単純に「Fラン」と切り捨てるのは適切ではないと言えるでしょう。
金城学院大学がFランと言われる理由

では、なぜ金城学院大学はFランと言われてしまうのでしょうか。主な理由は以下の通りです。
偏差値が35前後の学部が多い
パスナビのデータによると、金城学院大学の偏差値は以下の通りです。
- 文学部:35.0〜37.5
- 経営学部:35.0
- 人間科学部:35.0
- デザイン工学部:35.0
- 生活環境学部:35.0
- 看護学部:37.5〜42.5
- 薬学部:35.0〜40.0
このように、多くの学部が偏差値35前後に位置しており、いわゆる「ボーダーフリーに近い」と見られる水準です。
この点が「Fラン」と言われる最大の理由となっています。
共通テスト得点率も高くない
共通テスト得点率もおおむね40%台〜50%台となっており、難関大学と比較すると入りやすい水準です。
そのため、受験生の間では「学力的に易しい大学」という認識が広まりやすく、それがFランという評価につながっています。
金城学院大学は定員割れしているのか?
「定員割れ」というキーワードについても検証していきます。
結論として、金城学院大学は現時点で明確な定員割れ(倍率1.0未満)にはなっていません。
倍率は1.2〜1.4倍で安定
各学部の一般選抜合計の倍率は以下の通りです。
- 文学部:1.2〜1.3倍
- 生活環境学部:1.3〜1.6倍
- 国際情報学部:1.2〜1.3倍
- 人間科学部:1.2〜1.3倍
- 薬学部:1.2〜1.4倍
※出典:パスナビ
このように、倍率は全体的に1.2〜1.4倍で推移しており、「全入状態」とまでは言えません。
つまり、「誰でも入れる大学」という状態ではなく、一定の選抜は行われていると言えます。
志願者数は減少傾向
一方で、志願者数を見ると減少傾向が見られます。
例:
- 文学部:540人 → 411人
- 生活環境学部:608人 → 367人
- 国際情報学部:281人 → 129人
- 人間科学部:772人 → 458人
このように、多くの学部で志願者数が減少しています。
なぜ「定員割れ」と言われるのか
倍率は1.0を下回っていないにもかかわらず、「定員割れ」と言われる理由は以下の通りです。
- 志願者数の減少
- 女子大学の人気低下
- 少子化による大学全体の競争激化
つまり、実際には定員割れではないものの、「人気が下がっている」という印象から誤解されているケースが多いのです。
看護学部は別枠で考えるべき
金城学院大学の中でも、看護学部は少し異なる動きをしています。
- 2022年度:5.9倍
- 2023年度:2.6倍
- 2024年度:1.4倍
- 2025年度:1.7倍
一時期は非常に高い倍率を記録しており、現在も他学部と比較すると高めの水準です。
医療系学部は需要が安定しているため、大学全体の評価とは切り分けて考える必要があります。
金城学院大学は内部進学ばかりの大学なのか?

「Fラン」と言われる理由の一つに、「内部進学ばかりの大学ではないか」というイメージがあります。
しかし、実際のデータを見ると、このイメージは正確ではありません。
内部進学と外部進学はほぼ半々
金城学院中学校・高等学校からの進路は、以下のようになっています。
- 金城学院大学へ進学:約50%
- 他大学へ進学:約50%
※出典:金城中学校・高等学校公式サイト
つまり、半数の生徒は外部大学を受験しているということです。
外部進学の実績
具体的には以下のような進路があります。
- 国公立大学:毎年10〜15名程度
- 私立大学:100名以上
このことから、一定の学力層は外部受験を選択していることがわかります。
エスカレーター大学ではない
このような状況から、金城学院大学は
- 全員が内部進学する大学
- 完全なエスカレーター校
ではありません。
したがって、「内部進学だけで成り立っているFラン大学」という評価は適切ではないと言えるでしょう。
偏差値だけで大学を判断してよいのか
ここまで見てきた通り、金城学院大学は
- 偏差値は低め
- 倍率は1.2〜1.4倍
- 定員割れではない
- 内部進学は約半数
という特徴を持っています。
重要なのは、これらを総合的に判断することです。
偏差値だけを見ると「Fラン」と言われやすいですが、入試の実態や進路の多様性を考えると、単純に評価できる大学ではありません。
金城学院大学に向いている人
ここまでの分析を踏まえ、金城学院大学に向いている人の特徴をまとめます。
落ち着いた環境で学びたい人
女子大学であるため、比較的落ち着いた環境で学習に集中できる点はメリットです。
愛知・名古屋で進学したい人
地元志向の学生にとっては、通学しやすい立地も魅力です。
入りやすさを重視したい人
偏差値や倍率の面から、難関大学と比べると入りやすい大学であることは事実です。
金城学院大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
まとめ|金城学院大学は【Fラン?定員割れ?】偏差値・倍率から実態を徹底検証
本記事の結論をまとめます。
- 偏差値的にFランと言われることはある
- しかし倍率は1.2〜1.4倍で定員割れではない
- 志願者数減少が「定員割れ」と誤解されている
- 内部進学は半数で、外部進学も多い
以上の点から、金城学院大学は
「入りやすい大学ではあるが、単純にFラン・定員割れと断定できる大学ではない」
と言えるでしょう。
大学選びでは、偏差値やネットの評判だけで判断するのではなく、自分の目的や将来に合った環境かどうかを基準に考えることが重要です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



コメント