日本獣医生命科学大学は【Fラン】なのか?ネット上で「Fラン」と言われている理由を調査
大学選びの際、ネットの評判や口コミが気になる人は多いでしょう。
検索すると「日本獣医生命科学大学 Fラン」というキーワードを目にすることもあり、不安に感じる受験生や保護者もいるかもしれません。
しかし、実際にデータを見てみると、この大学が単純に「Fラン」と呼べる大学なのかは疑問が残ります。
本記事では、日本獣医生命科学大学について
- 偏差値
- 志願者数・倍率
- 就職率
- 就職先
- 学費
などの客観的なデータをもとに、「Fランと言われる理由」と実際の評価を冷静に分析していきます。
日本獣医生命科学大学が「Fラン」と言われる理由
ネット上で「日本獣医生命科学大学はFランでは?」と言われる理由には、主に次のようなものがあります。
- 応用生命科学部の偏差値が低め
- 知名度がそれほど高くない
- 獣医学部と他学部の難易度差が大きい
- 学費が高いと言われる
特に「偏差値の低い学科がある」という点から、Fランというイメージを持たれることがあるようです。
しかし、大学全体の難易度を見てみると、必ずしもその評価が正しいとは言えません。
日本獣医生命科学大学の偏差値は?

日本獣医生命科学大学の偏差値は、学部によって大きく異なります。
パスナビのデータによると、偏差値は次のようになっています。
- 獣医学部:偏差値 42.5〜62.5
- 応用生命科学部:偏差値 35.0〜37.5
つまり、大学全体の偏差値は 35〜62.5程度となります。
特に注目すべきなのは獣医学科です。
私立大学の獣医学科の中でも難易度が高く、偏差値は62.5〜65程度とされており、私立獣医学部の中でもトップクラスの難易度です。
このことから、日本獣医生命科学大学は「Fラン大学」とは言えず、学部によって難易度が大きく異なる大学と考えるのが適切でしょう。
日本獣医生命科学大学の志願者数と倍率
大学の人気度を示す指標として、志願者数や倍率も確認してみましょう。
獣医学部
| 年度 | 志願者数 | 倍率 |
|---|---|---|
| 2023年度 | 2811人 | 5.0 |
| 2024年度 | 2768人 | 4.7 |
| 2025年度 | 2872人 | 4.7 |
獣医学部は毎年約2700〜2800人が受験しており、倍率は約5倍前後と高い人気を維持しています。
獣医師になれる大学は日本でも限られているため、志願者が集中しやすいのが特徴です。
応用生命科学部
| 年度 | 志願者数 | 倍率 |
|---|---|---|
| 2023年度 | 646人 | 1.0 |
| 2024年度 | 563人 | 1.1 |
| 2025年度 | 552人 | 1.1 |
応用生命科学部は倍率が比較的落ち着いており、生命科学や食品分野を学びたい受験生にとって挑戦しやすい学部となっています。
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日本獣医生命科学大学の就職率
日本獣医生命科学大学は就職率が高いことでも知られています。
2025年3月卒業生の進路は以下の通りです。
| 学部 | 卒業者 | 就職希望者 | 就職者 | 進学者 |
|---|---|---|---|---|
| 獣医学部 | 174 | 155 | 153 | 9 |
| 応用生命科学部 | 132 | 116 | 111 | 11 |
就職率を計算すると
- 獣医学部:98.7%
- 応用生命科学部:95.7%
と非常に高い水準です。
専門大学であるため、学んだ分野を活かした就職がしやすいのが特徴です。
日本獣医生命科学大学の主な就職先

卒業生は動物医療や食品、研究分野などで活躍しています。
獣医学部
主な就職先
- 農林水産省
- 日本中央競馬会(JRA)
- 日本全薬工業
- アニコムホールディングス
- 日本小動物医療センター
- 動物病院グループ
動物病院だけでなく、公務員や研究機関に進む卒業生も多いです。
応用生命科学部
主な就職先
- WDBエウレカ
- 全国酪農業協同組合連合会
- 東京都職員
- 武蔵野フーズ
- 伊藤ハム
- プリマハム
- キッコーマンソイフーズ
食品企業や研究機関など、生命科学系の就職先が多くなっています。
日本獣医生命科学大学の学費
2026年度の初年度納入金は以下の通りです。
| 学科 | 初年度納入金 |
|---|---|
| 獣医学科 | 約243万円 |
| 獣医保健看護学科 | 約162万円 |
| 動物科学科 | 約157万円 |
| 食品科学科 | 約147万円 |
獣医学科は6年制のため総額では高額になりますが、これは他の獣医学部でも同様です。
日本獣医生命科学大学とは
日本獣医生命科学大学は、1881年創立の日本最古の私立獣医学校を前身とする大学です。
現在は
- 獣医学部
- 応用生命科学部
の2学部を中心に教育・研究を行っています。
動物医療や生命科学、食品科学といった専門分野に特化した大学として知られています。
まとめ:日本獣医生命科学大学は【Fラン】なのか?ネット上で「Fラン」と言われている理由を調査
日本獣医生命科学大学についてまとめると次の通りです。
- 獣医学科の偏差値は60以上で難関
- 獣医学部は倍率約5倍と人気
- 就職率は95〜99%と非常に高い
- 動物医療・食品分野の就職に強い
- 応用生命科学部は比較的入りやすい
このようなデータを見ると、日本獣医生命科学大学を単純にFラン大学と呼ぶのは適切ではないと言えるでしょう。
むしろ、学部によって難易度が大きく異なる専門性の高い大学と考えるのが実態に近いと言えます。
動物医療や生命科学分野に興味がある受験生にとって、日本獣医生命科学大学は十分に魅力的な進学先の一つと言えるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。


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