偏差値低いけどいい大学【関西版】偏差値だけで選ぶのはもう古い?就職・資格で逆転できる大学の選び方
偏差値低いけどいい大学【関西版】偏差値だけで選ぶのはもう古い?
就職・資格で逆転できる大学の選び方
大学選びにおいて、「偏差値」は依然として重要な指標のひとつです。
しかし、「偏差値が低い=良くない大学」と単純に判断してしまうのは、現代の就職市場において必ずしも正しいとは言えません。
予備校勤務時代の経験から言うと、「偏差値は高くないが、卒業後に安定した企業へ就職している学生」は一定数存在します。
一方で、偏差値の高い大学に入学したものの、大学生活を有効活用できず、就職活動に苦戦するケースも少なくありません。
つまり、大学の価値は「入り口の偏差値」ではなく、「卒業時にどのような能力や実績を得られるか(=出口の価値)」によって大きく左右されるのです。
本記事では、関西エリアにおいて偏差値帯が比較的控えめでも、就職や資格取得などの面で高い実績を誇る大学の特徴と選び方を解説します。
偏差値が低くても「いい大学」の条件とは?
まずは、「偏差値低いけどいい大学」の共通点を整理しておきましょう。
以下の5つの要素を満たしている大学は、偏差値以上の成果を期待できる可能性があります。
① 実就職率が高い
大学全体の就職率ではなく、「実就職率(=就職者数 ÷ 卒業者数)」が高い大学は、キャリア支援体制が整っている傾向があります。
② 大企業への内定率が一定以上ある
資本金1億円以上の企業など、大企業への内定者割合が高い大学は、企業側からの評価も高いと考えられます。
③ 国家資格の合格率が高い
医療・教育・福祉などの分野では、国家試験の合格率が大学の教育力を示す指標になります。
④ 面倒見の良い支援制度が整っている
少人数教育、キャリアセンターの個別指導、学習支援制度などが充実している大学では、入学時の学力を卒業までに引き上げる仕組みが整っています。
⑤ 奨学金制度や特待生制度が豊富
学費負担を軽減できる制度がある大学は、経済的なリスクを抑えて学業に専念できる環境が整っています。
【関西】偏差値以上の就職実績を誇る工学系大学

関西エリアにおいて、偏差値と就職実績の乖離が顕著に見られるのが工学系大学です。
例えば、大阪電気通信大学では、2025年3月卒業生のうち、資本金1億円以上の企業への内定率が50%を超えており、実就職率も全国上位にランクインしています。
これは、大学側が企業ニーズを踏まえたカリキュラム設計やインターンシップ支援を行っていることが背景にあります。
また、大阪工業大学では、1年次から数学や物理などの基礎科目に対する補習講座を実施しており、入学時の学力差を埋める仕組みが整っています。
こうした教育支援により、卒業時には即戦力として評価されるスキルを身につけることが可能です。
工学系分野は専門性が高いため、大学名よりも「何を学んだか」「どのようなスキルを持っているか」が重視されやすく、偏差値による評価が相対的に下がる傾向があります。
共通テスト重視型で狙える国公立大学の看護学部
偏差値だけでなく、「試験科目」や「配点比率」に注目することで、戦略的に合格を狙える国公立大学も存在します。
例えば、滋賀県立大学の人間看護学部では、前期日程における二次試験の配点比率が比較的低く、共通テストの得点が重視される傾向があります。
そのため、共通テストで一定の得点を確保できれば、記述式試験による逆転リスクを抑えることが可能です。
また、和歌山県立医科大学の看護学部では、受験科目数が比較的少ない入試方式も用意されており、文系出身者でも挑戦しやすい環境が整っています。
このように、入試制度の「中身」を分析することで、偏差値以上の結果を得ることができるケースもあります。
奨学金制度が充実した私立大学のメリット

学費面での不安を軽減したい場合は、奨学金制度の充実度にも注目しましょう。
追手門学院大学では、入試成績や入学後の学業成績に応じて授業料全額相当額が給付される制度が用意されています。
さらに、家計急変時の緊急支援制度など、在学中のリスクに備えたサポート体制も整っています。
こうした制度を活用することで、経済的な負担を抑えながら学業や課外活動に集中することが可能となります。
国家資格合格率で評価される医療系大学
医療系分野では、国家試験の合格率が大学選びの重要な指標となります。
森ノ宮医療大学では、看護師国家試験において高い合格率を維持しており、臨床現場を再現したシミュレーション設備を活用した実践的な教育が行われています。
また、兵庫大学では、病院のナースステーションや個室を模した実習室を設置しており、学生が現場に近い環境でトレーニングを受けることができます。
このように、専門職を目指す場合は、偏差値よりも「資格取得に直結する教育環境」が整っているかどうかを重視することが重要です。
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まとめ:偏差値よりも「出口の価値」を重視した大学選びを
大学はゴールではなく、社会人としてのキャリアをスタートさせるための準備期間です。
偏差値の高さだけで志望校を決めてしまうと、入学後の学習環境やキャリア支援体制が自分に合わず、結果的に満足度の低い大学生活となる可能性もあります。
一方で、就職支援や資格取得サポートが充実した大学を選ぶことで、入学時の偏差値に関わらず、卒業後の進路において大きな成果を得ることも可能です。
偏差値という一つの指標だけにとらわれず、「どのような環境で4年間を過ごせるか」「卒業時にどのようなスキルを身につけられるか」といった視点から、大学選びを行うことが重要です。
関西エリアには、偏差値以上の価値を提供している大学が数多く存在します。
自身の将来像に合わせて、最適な進学先を見極めましょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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