九州産業大学の偏差値は上がった?難化していると言われる理由をデータから検証
大学選びにおいて、偏差値の変動は受験生や保護者にとって非常に気になるポイントの一つです。
特に近年では「九州産業大学 偏差値 上がった」といった検索ワードも見られ、難易度が変化しているのではないかと不安に思う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、九州産業大学の最新の偏差値データに加え、過去3年間の志願者数および倍率の推移をもとに、「本当に偏差値が上がっているのか?」という点について客観的に検証していきます。
今後の受験戦略を立てるうえでの参考としてご活用くだされば幸いです。
九州産業大学の現在の偏差値(2026年度入試)
まずは、九州産業大学の各学部における最新の偏差値を確認しておきましょう。
(出典:パスナビ)
| 学部名 | 偏差値 |
|---|---|
| 国際文化学部 | 40.0〜45.0 |
| 人間科学部 | 37.5〜45.0 |
| 経済学部 | 40.0〜42.5 |
| 商学部 | 40.0〜42.5 |
| 地域共創学部 | 37.5〜40.0 |
| 理工学部 | 35.0〜37.5 |
| 生命科学部 | 37.5 |
| 建築都市工学部 | 37.5〜40.0 |
| 芸術学部 | 40.0〜45.0 |
現時点では、偏差値の数値自体に大きな上昇が見られるわけではありません。
しかし、「偏差値が上がった」と言われる背景には、別の要因が存在する可能性があります。
志願者数の推移から見る人気の変化

偏差値は大学の難易度を示す一つの指標ですが、実際には志願者数や倍率といった「受験市場の動き」が先に変化することが一般的です。
九州産業大学の過去3年間における志願者数の推移を見てみると、多くの学部で2024年度に一度減少した後、2025年度には再び増加するという「V字回復」の傾向が確認できます。
特に以下の学部では、2024年度から2025年度にかけて志願者数が大きく増加しています。
- 地域共創学部:2,063人 → 2,673人(+610人)
- 芸術学部:1,443人 → 1,878人(+435人)
- 経済学部:3,366人 → 3,933人
- 商学部:3,552人 → 4,070人
文系学部を中心に志願者が回復していることから、大学全体としての人気が再び高まりつつあると考えられます。
倍率の推移に見る「難化の兆候」
次に、一般選抜合計における倍率の推移を見てみましょう。
| 学部名 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 |
|---|---|---|---|
| 国際文化学部 | 2.3 | 1.9 | 2.4 |
| 人間科学部 | 4.0 | 3.0 | 3.3 |
| 経済学部 | 2.7 | 2.4 | 2.8 |
| 商学部 | 2.8 | 2.3 | 2.9 |
| 地域共創学部 | 2.6 | 2.3 | 3.3 |
| 理工学部 | 1.8 | 1.6 | 1.6 |
| 生命科学部 | 1.6 | 1.6 | 1.8 |
| 建築都市工学部 | 2.7 | 2.1 | 2.1 |
| 芸術学部 | 2.8 | 2.6 | 4.9 |
注目すべきは、地域共創学部および芸術学部の倍率上昇です。
地域共創学部では
2.3倍 → 3.3倍
芸術学部では
2.6倍 → 4.9倍
と、わずか1年で競争率が大きく上昇しています。
これは志願者の増加と一致しており、受験生間の競争が激しくなっていることを示しています
偏差値は“最後に上がる”指標

一般的に、大学の難易度は以下のような順序で変化します。
志願者数の増加
↓
倍率の上昇
↓
合格最低点の上昇
↓
偏差値の見直し
つまり、倍率や志願者数の増加は、偏差値が上昇する前兆であるケースも多く見られます。
今回の九州産業大学においても、偏差値自体はまだ大きく変動していないものの、志願者数および倍率の動きからは、難易度上昇の兆候が読み取れます。
学部改組による人気上昇の可能性
特に芸術学部では、2025年度に専攻の改組が実施されており、これに伴って志願者数が大きく増加しました。
大学における学部改組や新設は、受験生からの注目度を高める要因となりやすく、志願者数の増加につながる傾向があります。
こうした制度変更もまた、難易度上昇の一因となっている可能性があります。
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まとめ:九州産業大学の偏差値は上がった?難化していると言われる理由をデータから検証
現時点では、九州産業大学の偏差値が大幅に上昇しているとは言い切れません。
しかし、志願者数の回復や倍率の上昇といったデータからは、大学全体の人気が再び高まりつつあり、今後難易度が上がる可能性も考えられます。
特に一部の学部では競争率の上昇が顕著であり、今後の入試では合格ラインの変化にも注意が必要です。
現段階では比較的受験しやすい水準にあると考えられますが、将来的に偏差値が見直される可能性も踏まえ、早めの対策を行うことが重要と言えるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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