大阪工業大学は【すごい】?「就職が強い」と言われる理由をデータから分析
大学選びにおいて、ネット上の評判や口コミは気になるポイントの一つです。
「大阪工業大学 すごい」という検索キーワードがサジェストに出てくると、その実態が気になる受験生や保護者も多いのではないでしょうか。
一方で、「大阪工業大学 就職 強い なぜ」といった検索も多く見られます。
これはつまり、「偏差値に対して就職実績が良すぎるのでは?」という疑問の表れとも言えるでしょう。
本記事では、大阪工業大学がなぜ「就職に強い大学」と評価されているのかについて、最新の就職データや教育体制をもとに冷静に分析していきます。
大阪工業大学は本当にすごい?ネット上で評価が分かれる理由
大阪工業大学は理工系を中心とした私立大学であり、関西では「産近甲龍」や「摂神追桃」といった中堅私大グループと比較されることが多いポジションにあります。
偏差値帯としてはおおむね40〜50台前半であり、関関同立と比較すると難関大学という位置づけではありません。
しかし、その一方で、
- 実就職率:98.1%(2024年3月卒)
- 卒業生1,000人以上規模で全国第3位
- 関西私立大学で15年連続1位
といった就職実績を誇っており、「偏差値の割に就職が良すぎる大学」として注目されています。
つまり、
👉 学歴評価と就職評価のギャップが大きい大学
であることが、「すごい」と言われる最大の理由です。
大阪工業大学の就職実績

パスナビによる2024年4月~2025年3月卒業生の進路は以下の通りです。
| 学部 | 卒業者 | 就職希望者 | 就職者 | 進学者 |
|---|---|---|---|---|
| 工学部 | 851 | 630 | 630 | 206 |
| R&D工学部 | 296 | 254 | 254 | 37 |
| 情報科学部 | 446 | 368 | 368 | 74 |
| 知的財産学部 | 139 | 104 | 104 | 29 |
注目すべきは、
👉 就職希望者=就職者(=就職率100%)
という点です。
すべての学部で、就職希望者のほぼ全員が就職を実現していることが分かります。
主な就職先から見る「就職の質」
さらに重要なのは、「どこに就職しているのか」です。
工学部
- 大和ハウス工業
- 大林組
- 近畿日本鉄道
- 大阪市役所
- 大阪府庁
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 関西電力送配電
ロボティクス&デザイン工学部
- ダイフク
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- 積水ハウス
- 住友林業
- パナソニック
- ニトリ
情報科学部
- 三菱電機ソフトウエア
- オプテージ
- インターネットイニシアティブ(IIJ)
- 大同生命保険
- NHK
- カプコン
知的財産学部
- 山崎製パン
- 大阪府警察本部
- サンスター
- リンナイ
- 富士フイルムメディカル
- 大和ハウス工業
このように、
👉 インフラ系
👉 大手メーカー
👉 公務員
👉 IT企業
など、安定性の高い進路への就職が多い点が特徴です。
なぜ大阪工業大学は就職が強いのか?
では、なぜこれほどまでに就職実績が高いのでしょうか。
その理由は主に以下の3点です。
理由①:PBL(課題解決型学習)
大阪工業大学では、Problem Based Learning(PBL)を重視しています。
学生主体でプロジェクトを進める教育を通して、
- チームワーク
- 問題解決能力
- コミュニケーション力
といった、企業が重視する「社会人基礎力」を在学中に身につけることができます。
いわば、
👉 大学がガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を用意してくれる状態
とも言えます。
理由②:個別面談(平均10〜20回)
大阪工業大学では、就職アドバイザー制度を導入しており、
- 履歴書添削
- 面接対策
- 企業マッチング
などを学生一人ひとりに対して実施しています。
その面談回数は平均10〜20回に及び、
👉 就活塾並みの支援を大学内で受けられる
という体制が整っています。
理由③:企業が大学に来る
学内合同企業説明会には、
👉 約350〜500社の企業が参加
しており、「大阪工業大学の学生を採用したい」という企業側のニーズが存在します。
つまり、
👉 学生が企業を探すのではなく
👉 企業が学生を探しに来る構造
が出来上がっているのです。
関関同立との違いは?

大阪工業大学は、学歴面では関関同立に及ばないものの、
- 技術職
- インフラ系
- 公務員
といった実務職においては、同等あるいはそれ以上の就職実績を出すケースも見られます。
そのため、
👉 学歴ブランドよりも実務力重視の企業
👉 技術職志向の学生
にとっては、非常にパフォーマンスの高い大学と言えるでしょう。
大阪工業大学は【恥ずかしい】のか?ネット上で「恥ずかしい」と言われている理由を考察
まとめ:大阪工業大学は【すごい】?「就職が強い」と言われる理由をデータから分析
大阪工業大学は、偏差値だけで見ると中堅私立大学に位置しますが、
- 実就職率98.1%
- 全国第3位の就職実績
- 就職希望者の就職率ほぼ100%
という圧倒的な進路実績を持っています。
その背景には、
- 実践的なPBL教育
- 徹底した個別就職支援
- 学内企業説明会
といった、就職に直結する教育体制が整備されている点が挙げられます。
「大阪工業大学はすごいのか?」という問いに対しては、
👉 学歴評価以上に、就職力という点で高く評価される大学
であると言えるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。


コメント