神奈川大学の人気上昇の理由とは?成成明学獨國武との比較でわかる最新序列
大学選びにおいて、「最近よく名前を聞く大学」「人気が上がっている大学」は気になる存在です。
中でも近年、受験生や保護者の間で注目度を高めているのが 神奈川大学 です。
「神奈川大学は日東駒専レベルなのか?」「成成明学獨國武と比べてどうなのか?」
こうした疑問の背景には、神奈川大学の“明確な変化”があります。
本記事では、成成明学獨國武との比較を軸にしながら、なぜ神奈川大学の人気が上昇しているのかを、入試・教育・就職の3点から冷静に分析します。
成成明学獨國武とは?神奈川大学との立ち位置
成成明学獨國武とは、成蹊・成城・明治学院・獨協・國學院・武蔵の6大学を指す、首都圏の準難関私立大学群です。
- 偏差値帯:おおむね55〜60前後
- 少人数教育・語学・ゼミ重視など、教育の質が高い
- GMARCHと日東駒専の中間に位置づけられることが多い
これに対し神奈川大学は、かつては「給費生制度が有名な日東駒専クラスの大学」
というイメージで語られることが少なくありませんでした。
しかし現在は、その評価が明確に変わりつつあります。
成成明学獨國武の入試動向と“受かりやすさ”の現実

成成明学獨國武は一見すると難易度が横並びに見えますが、実際には大学・学部・方式による格差が非常に大きいのが特徴です。
受かりやすさの傾向(総合型・一般入試を含む)
- 獨協大学
語学系学部を中心に倍率が比較的低く、1倍台前半となる方式も存在
「古文不要」「英語重視」など、戦略次第で狙いやすい - 武蔵大学
平均倍率は2倍強だが、社会学部など一部方式では7倍超
一方で人文・国際教養系には穴場もある - 明治学院大学
社会学部・国際学部は非常に高倍率
新設・理系寄り学部には比較的チャンスが残る - 成蹊大学・國學院大学・成城大学
第一志望率が高く、学科選びを誤ると難関
成城大学の一部学部は実質倍率10倍超に達することもある
このように、「成成明学=安定して入りやすい」わけではないのが実情です。
神奈川大学の人気が上昇している最大の理由
成成明学獨國武が「安定型」の大学群だとすれば、神奈川大学は明確に「成長型」の大学です。
① 給費生制度による優秀層の先取り
神奈川大学の給費生制度は、1933年から続く日本最大級の給付型奨学金制度です。
- 文系:4年間最大800万円
- 理工系:最大920万円
- 返還義務なし
12月実施というスケジュールも特徴で、MARCH・早慶志望者の「前哨戦」として機能しています。
給費生に不合格でも、成績上位者には一般入試免除合格が付与される仕組みがあり、
これが学力上位層の囲い込みに直結しています。
② みなとみらいキャンパスによる都市型リブランディング
2021年に開設された「みなとみらいキャンパス」は、神奈川大学のイメージを大きく変えた象徴的存在です。
- 経営・外国語・国際日本学部を集約
- 周辺企業・文化施設を学びのフィールドとして活用
- 市民開放型の空間設計で、大学の開放性を演出
「郊外型キャンパスの大学」から都市型・実学志向の大学へと明確に転換しました。
③ 国際日本学部の新設と難易度上昇
2020年に新設された国際日本学部は、
神奈川大学の“顔”とも言える存在になっています。
- 偏差値:54〜62
- 観光・メディア・歴史・文化を横断的に学ぶカリキュラム
- フィールドワーク重視の実践型教育
一部学科では、成成明学獨國武やMARCH下位学部に匹敵する難易度に達しており、
これが「神奈川大学=中堅校」という固定観念を崩しています。
就職実績が示す“出口の強さ”

神奈川大学は実学志向が強く、就職面でも評価が高まっています。
- 有名企業400社実就職率ランキングで上位
- 公務員・資格支援プログラムが充実
- 神奈川県内企業とのネットワークが非常に強い
企業からは「理解力が高い」「吸収が早い」「文理を問わず使える」
といった評価が多く、実務型人材の供給大学としての地位を確立しつつあります。
神奈川大学は今、どのレベルなのか?
結論として、神奈川大学は
- 学部によっては 成成明学獨國武クラス以上
- 国際日本学部などは MARCH下位と比較される水準
と言える状況です。
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まとめ:神奈川大学の人気が上昇している理由とは?成成明学獨國武との比較でわかる最新序列
神奈川大学の人気上昇は、
- 給費生制度による学力層の引き上げ
- 都市型キャンパスによるブランド刷新
- 新学部による難易度・評価の上昇
- 就職実績という“出口”の強化
これらが連動した構造的な変化によるものです。
成成明学獨國武が「安定した準難関校」である一方、神奈川大学は今まさに評価が動いている大学と言えるでしょう。
今後の入試動向次第では、大学群の序列そのものが再編される可能性も十分にあります。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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