東京農業大学は【すごい】のか?ネット上で「すごい」と言われている理由を調査
大学選びにおいて、ネット上の評判や口コミは気になるポイントの一つです。
「東京農業大学 すごい」という検索ワードを目にすると、
- 農業系の大学なのに、なぜそんなに評価が高いのか
- 偏差値は高くないのに、本当にすごい大学なのか
- 就職や社会的評価は実際どうなのか
と疑問に思う受験生や保護者も多いでしょう。
本記事では、東京農業大学について、なぜネット上で「すごい」と言われているのかを、教育内容・就職・社会的評価・文化の側面から冷静に分析していきます。
東京農業大学はなぜ「すごい」と言われるのか?
結論から言うと、東京農業大学が「すごい」と言われる最大の理由は、偏差値では測れない“実学教育”と専門分野での圧倒的な強さにあります。
東京農業大学は、日本初の私立農学校として誕生し、
創立以来一貫して「実学主義」を教育の柱としてきました。
この姿勢が、
- 産業界での高い評価
- 独自の就職市場
- 社会的な知名度とブランド
につながっています。
理由① 偏差値では測れない「実学主義」の教育

東京農業大学の最大の特徴は、理論と現場を結びつける実学教育です。
座学中心の大学とは異なり、「実際に育てる・つくる・調べる」ことを通じて学ぶカリキュラムが徹底されています。
3キャンパス体制と圧倒的な実習環境
東京農業大学は、以下の3つのキャンパスを持っています。
- 世田谷キャンパス
都市型研究拠点。ゲノム解析や生命科学、応用生物科学の研究が中心。 - 厚木キャンパス
広大な農場・動物舎・食品加工施設を備えた実践重視の拠点。 - 北海道オホーツクキャンパス
寒冷地農業や水産、自然資源管理を学ぶ北方圏研究の拠点。
さらに、全国8か所に実習農場や演習林を展開しており、学生は机上ではなく「現場」で生命・環境・食を学びます。
この実践的な教育環境こそが、「農大生は即戦力」という評価につながっています。
理由② 日本唯一の学科と世界水準の研究分野
東京農業大学には、他大学では代替できない専門分野があります。
醸造科学科という唯一無二の存在
東京農業大学には、日本で唯一「醸造」の名を冠した学科があります。
- 日本酒
- 味噌
- 醤油
- ビール
- 発酵食品
など、日本の食文化を支える分野の最高学府として知られています。
全国の蔵元後継者が集まることから、いわゆる「農大閥」と呼ばれる強固なネットワークが形成されており、発酵・醸造業界では圧倒的な存在感を持っています。
ゲノム解析・バイオ分野の強さ
東京農業大学は、私立大学としては異例ともいえる研究設備を備えています。
- 次世代シーケンサーを用いたゲノム解析
- 農作物の全ゲノム解読
- 医学・理学分野と連携した基礎研究
これらの研究成果は国際的にも評価され、分野特化型大学として世界大学ランキングでも高い位置づけを受けています。
理由③ 就職で「学歴フィルターを超える」大学
東京農業大学が「すごい」と言われる大きな理由の一つが、就職です。
専門業界での圧倒的な評価
食品・農業・化学・種苗業界では、
「開発職・技術職なら農大生」
と評価されるケースも少なくありません。
実験・実習経験が豊富で、
入社後すぐに現場で動ける点が高く評価されています。
主な就職先(例)
- キリン
- サッポロビール
- 明治
- ヤクルト
- ミツカン
- JA全農
- サカタのタネ
- 農林水産省・地方自治体(技術職)
偏差値では不利でも、専門性で評価される
総合商社や広告代理店など、専門性が直接活きない業界では学歴フィルターの影響を受けることもあります。
しかし、専門分野においては早慶・MARCHクラスと同等、あるいはそれ以上に評価される
という独自のポジションを確立しています。
学歴フィルターがかからない大学はある?企業側の視点から実態を整理する
理由④ 社会的知名度と強烈なブランド力

東京農業大学は、一般社会での認知度も非常に高い大学です。
収穫祭は日本最大級の学園祭
- 来場者数は3キャンパス合計で約10万人以上
- 学生が育てた農産物の販売
- 造園科学科による巨大な門の制作
単なる学園祭ではなく、教育成果の公開イベントとして地域に定着しています。
大根踊りと箱根駅伝
箱根駅伝などで披露される「大根踊り」は、東京農業大学の象徴的な文化です。
一見ネタのように見えますが、この継続的なメディア露出が大学ブランドを大きく押し上げています。
「すごい」と言われる一方で誤解されがちな点
東京農業大学は万能な大学ではありません。
- 農業・食・生命科学に興味がない人には向かない
- 文系的な幅広い進路を求める人には不向き
- 「なんとなく有名だから」という理由で入るとミスマッチになりやすい
分野特化型大学だからこそ、向き不向きがはっきりしている点は理解しておく必要があります。
東京農業大学はどんな人に向いている大学か?
東京農業大学は、次のような人に特に向いています。
- 食品・農業・環境・生命科学に強い興味がある
- 実験・実習・現場で学ぶことが好き
- 将来、専門職として社会に出たい
- 偏差値より「中身」で勝負したい
逆に、「大学名だけで就職したい」「文系的な進路を幅広く考えたい」人には不向きです。
まとめ|東京農業大学は【すごい】のか?ネット上で「すごい」と言われている理由を調査
東京農業大学は、
- 実学主義に基づく圧倒的な教育環境
- 日本唯一の学科と世界水準の研究分野
- 専門業界での強力な就職力
- 高い社会的知名度とブランド力
を兼ね備えた、分野特化型の“本当にすごい大学”です。
偏差値だけを見ると評価しにくい大学ですが、「何を学び、どの分野で生きるか」が明確な人にとっては、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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