京都産業大学は東京でいうとどのレベル?数値で見える“本当の違い”
「京都産業大学は、東京でいうと日東駒専くらい」
このように言われることは多く、関西の「産近甲龍」と関東の「日東駒専」は、しばしば同格の大学群として扱われます。
しかし、本当に同じレベルなのでしょうか?
本記事では、偏差値と共通テスト得点率という客観的な数値を用いて、
- 京都産業大学
- 日本大学
- 東洋大学
- 駒澤大学
- 専修大学
を比較し、「どこが・どう違うのか」を明確にしていきます。
まず結論:京都産業大学は“日東駒専の真ん中”ではない
よくあるイメージはこうです。
産近甲龍 = 日東駒専(同格)
しかし、実際にデータを並べると、これはかなり雑な括りであることが分かります。
結論を先に言うと
文系学部
👉 京都産業大学 ≒ 日東駒専の下位寄り
理系・情報系
👉 京都産業大学 ≒ 日東駒専の中位帯
つまり、
京都産業大学は「日東駒専そのもの」ではなく、
分野によって位置が変わる大学
です。
京都産業大学の難易度ゾーン

(参照:パスナビ)
文系(ボリュームゾーン)
- 偏差値:40.0~45.0
- 共通テスト得点率:60~65%前後
理系・情報系
- 偏差値:45.0~50.0
- 共通テスト得点率:60~70%前後
ここで重要なのは、
👉 文系と理系でレンジが違う
という点です。
日東駒専側の実態
日本大学
- 偏差値:35.0~52.5(非常に幅広い)
- 学部による差が大きい
東洋大学
- 偏差値:42.5~57.5
- 上位学部はMARCH下位レベルに近い
駒澤大学
- 偏差値:47.5~52.5
- 文系中心で安定して高め
専修大学
- 偏差値:47.5~55.0
- 日東駒専の中では上位寄り
【違い①】文系のボリュームゾーンが明確に違う

ここが最大の違いです。
| 大学 | 文系の主な偏差値帯 |
|---|---|
| 京都産業大学 | 40.0~45.0 |
| 日本大学 | 45.0~50.0 |
| 東洋大学 | 47.5~55.0 |
| 駒澤大学 | 47.5~52.5 |
| 専修大学 | 47.5~55.0 |
👉 京都産業大学の文系は日東駒専の中心ではなく、下寄りのレンジ
です。
【違い②】「上位層の厚み」がまったく違う
日東駒専の上位校には、
- 偏差値55超の学部
- 共テ80%前後の学部
が普通に存在します。
一方、京都産業大学は:
- 偏差値50超がほぼない
- 45前後が中心
👉 “天井の高さ”が違う
つまり、
日東駒専には「上に突き抜けた層」がある
京都産業大学にはそれがない
という違いがあります。
【違い③】理系は意外と差がない
ここは多くの人が誤解しています。
| 大学 | 理系・情報系の偏差値帯 |
|---|---|
| 京都産業大学 | 45.0~50.0 |
| 日本大学(理工) | 42.5~52.5 |
| 東洋大学(理工系) | 45.0~50.0 |
👉 理系に関しては、ほぼ同格ゾーン
つまり、
京都産業大学は
文系では日東駒専より下寄り
理系では日東駒専と同格
という“ズレ構造”を持っています。
【違い④】「大学群」という言葉の罠
多くの人がこう考えがちです。
❌ 産近甲龍 = 日東駒専(全部同じ)
⭕ 実際は、それぞれの中に上下の幅がある
そして京都産業大学は、
日東駒専の「真ん中」ではなく、下寄りゾーンと重なる大学
です。
【最新版】京都産業大学で入りやすい学部はどこ?一般入試の倍率が低い順ランキング
まとめ:京都産業大学は東京でいうと?
文系
👉 日本大学の中位~下位学部帯
👉 東洋・駒澤・専修よりは一段下
理系・情報系
👉 日大理工・東洋理工と同格
👉 四工大下位帯に近い
「同格」と言われる理由と、実態のズレ
「産近甲龍=日東駒専」と言われる理由は、
- 知名度
- 私立総合大学
- 就職先の幅
- 学生数規模
が似ているからです。
しかし、入試難易度という観点では差があるこれが今回、数値で明確になりました。
京都産業大学は東京でいうとどのレベル?数値で見える“本当の違い”
京都産業大学は
“日東駒専レベル”ではあるが、“日東駒専の真ん中”ではない。
京都産業大学は、よく「東京でいうと日東駒専くらい」と表現されますが、今回、偏差値や共通テスト得点率といった客観的な数値をもとに比較した結果、その表現は必ずしも正確ではないことが分かりました。
文系学部に限って見ると、京都産業大学のボリュームゾーンは偏差値40〜45程度で、日東駒専の中心層(47.5〜52.5前後)よりもやや下寄りに位置します。
一方で、理系・情報系では45〜50帯が中心となり、日本大学や東洋大学の理工系学部とほぼ同水準に並ぶ学部も見られます。
つまり、京都産業大学は「日東駒専と同格」と一括りにできる大学ではなく、文系では下寄り、理系では同格帯という“分野によって評価が変わる大学”だと言えるでしょう。
大学群のイメージだけで進学先を判断するのではなく、自分が進みたい学部・分野ごとの実態を見ることが何より重要です。
本記事が、進路選択を考える際の冷静な判断材料になれば幸いです。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。


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