岩手大学はなぜ人気?受験生・保護者に選ばれる7つの理由を徹底解説
大学選びにおいて、「本当にこの大学でいいのだろうか?」と不安に思うのは自然なことです。
特に地方国立大学の場合、「都会の大学と比べて不利では?」「就職は大丈夫?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
「岩手大学 人気 なぜ」と検索する人の多くも、こうした不安を感じているのではないでしょうか。
結論から言うと、岩手大学は“地方国立だからこそ強い”大学 です。
本記事では、岩手大学がなぜ人気なのかを、
- 教育内容
- DX(デジタル化)
- 地域共創
- 学部ごとの特色
- 就職実績
- 学生生活
- 入試倍率データ
といった観点から、高校生・保護者の方にも分かりやすく解説していきます。
理由① 岩手大学は「地域共創型教育」を本気でやっている
岩手大学の最大の特徴は、「地域共創型教育」を掲げている点です。
これは簡単に言うと、
地域の課題を、学びのテーマにする教育
のことです。
たとえば、
- 農業の課題
- 水産業の再生
- 地域医療
- 防災・減災
- 高齢化社会への対応
- 地方経済の活性化
といった、実社会の問題を題材に、学生が学び・研究し・解決策を考える仕組みが整っています。
「机上の勉強」で終わらない
多くの大学では、どうしても
「授業 → レポート → 試験」
で終わってしまいがちです。
一方、岩手大学では、
- 地域と連携したフィールドワーク
- 企業や自治体と共同研究
- 学内カンパニー活動
- 地域課題解決プログラム
など、「実践ありき」の教育が行われています。
イーハトーヴ協創コースとは?
岩手大学には、「イーハトーヴ協創コース」という独自の教育プログラムがあります。
これは、
- 異なる学部の学生が集まり
- 地域の課題をテーマに
- チームで解決策を考え
- 実際に提案・実装まで行う
という、かなり実践的な内容です。
「社会に出てから役立つ力」を、在学中から身につけられる仕組みが評価されています。
理由② DX(デジタル化)が全国トップクラス

実は岩手大学、大学DXの評価が全国トップクラスです。
独自の調査では、30点満点中28点という非常に高い評価を受けています。
DXって何?
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、
デジタル技術を使って、教育や大学運営をより良くすること
です。
たとえば、
- オンライン授業
- 学習管理システム(LMS)
- データを使った学習支援
- キャッシュレス決済
- 電子申請
- 生成AIの活用方針
などが含まれます。
学生にとってのメリット
岩手大学のDXが進んでいることで、学生は次のような恩恵を受けています。
- 授業の復習がしやすい
- レポート提出が簡単
- 履修管理が楽
- 相談がオンラインでできる
- デジタルスキルが自然と身につく
特に注目なのが、
数理・データサイエンス・AI教育が非常に充実している点です。
リテラシーレベルのプログラムでは、受講生満足度98.8%という驚異的な数字を記録しています。
理由③ 学部ごとの専門性がはっきりしている
岩手大学は、「何でも中途半端」な大学ではありません。
各学部に、明確な強みがあります。
農学部:寒冷地農学の拠点
岩手大学の農学部は、全国的にも評価が高い学部です。
特徴は、
- 寒冷地農学
- 水産システム学
- 森林科学
- 動物科学
- 生命科学
といった分野に強いこと。
実習重視のカリキュラム
- 広大な演習林
- 農場
- 実験施設
- フィールドワーク
を活用した「現場型教育」が行われています。
座学だけでなく、「実際に体験しながら学ぶ」ことができます。
教育学部:現場主義の「岩手方式」
岩手大学の教育学部は、実習が非常に多いことで知られています。
特徴は、
- 1年次からの観察実習
- 4年次まで続く一貫実習
- 複数免許の取得を重視
という点です。
なぜ実習が多いのか?
それは、「教員は現場で通用してこそ意味がある」と考えているからです。
そのため、岩手大学の教育学部では、
- 教壇に立つ練習
- 子どもとの関わり
- 学級経営
- 特別支援教育
などを、早い段階から経験します。
理工学部:就職に強い実学志向
岩手大学の理工学部は、
- 企業との共同研究
- 産学官連携
- 実務に直結する研究
が非常に盛んです。
「企業が求める大学ランキング」で全国1位の実績を持つ分野もあり、就職面での評価が高いのが特徴です。
人文社会科学部:地域政策・文化研究に強い
人文社会科学部では、
- 地域政策
- 民俗学
- 文化研究
- 社会分析
などが学べます。
「主副専修プログラム制」という仕組みがあり、複数分野を横断的に学べるのが魅力です。
理由④ 東日本大震災復興を通じて「実践力」を培ってきた


岩手大学の教育方針を語る上で欠かせないのが、東日本大震災への対応と復興支援です。
震災直後、岩手大学は単なる「支援する側」にとどまらず、研究・教育・社会貢献を一体化させた取り組みを進めました。
主な支援内容
- 被災地での調査・研究
- ボランティア活動
- 農地の塩害調査
- 仮設住宅への木材提供
- 心理ケア・学習支援
これらは単なる「善意」ではなく、教育・研究と直結した実践活動でした。
この経験を通じて、
課題を見つけ、考え、行動し、社会に還元する
という姿勢が、岩手大学の教育文化として根付いたのです。
理由⑤ ワンキャンパス+生活費が現実的
ワンキャンパスのメリット
岩手大学は全学部が1つのキャンパスに集結しています。
これにより、
- 学部間の交流がしやすい
- 移動が楽
- 授業の合間に無駄な時間が出にくい
- サークル活動が活発
といったメリットがあります。
盛岡市の生活コスト
地方国立の大きな魅力のひとつが「生活費」です。
- 家賃(1K・1DK):約4.3万~4.5万円
- 月平均生活費(家賃込み):約11.3万円
都市部の私立大学と比べると、かなり現実的な金額です。
理由⑥ 奨学金・経済支援が充実している

主な制度
日本学生支援機構(JASSO)
- 給付型(返済不要)
- 貸与型(無利子・有利子)
給付型の場合、自宅外生で最大66,700円/月が支給されます。
岩手大学独自の制度
- 授業料免除
- 入学金免除
- 徴収猶予
- 震災被災者向け支援
「家庭の経済状況で進学を諦めない」仕組みが整っています。
理由⑦ 就職率が高く、進路が堅実
岩手大学の就職率は、学部卒で93.5%と非常に高水準です。
キャリアサポート体制
- キャリア相談(国家資格保有アドバイザー)
- 書類添削
- 面接対策
- Web面接用ブース
- 公務員試験対策
など、サポートが手厚いのが特徴です。
主な就職先
公務員・教育
- 岩手県職員
- 盛岡市職員
- 各地の自治体
- 公立学校教員
民間企業
- 本田技研工業
- 富士通
- 日本製鋼所
- 岩手銀行
- アイリスオーヤマ
「地方大学=就職が弱い」というイメージは、岩手大学には当てはまりません。
【データで検証】岩手大学の倍率ランキングから見る人気の正体

ここからは、実際の入試倍率データをもとに、岩手大学の人気を客観的に見ていきます。
学部別 人気傾向まとめ
| 学部 | 最高倍率 | 特徴 |
|---|---|---|
| 獣医学部 | 6.0倍 | 全国的に希少な国立獣医 |
| 農学部 | 3.0倍 | 実学志向・地域密着 |
| 教育学部 | 4.5倍(後期) | 教員志望集中 |
| 理工学部 | 4.3倍(後期) | 就職・実務志向 |
| 人文社会 | 4.3倍(後期) | 地域政策・文化研究 |
前期日程 上位
- 獣医学部:6.0倍
- 農学部(生命科学):3.0倍
- 水産・動物系:2.7倍
- 教育学部(中学社会):2.0倍
→ 専門職直結型の学部が強いことが分かります。
後期日程 上位
- 教育学部(特別支援):4.5倍
- 人文社会(地域政策):4.3倍
- 理工(社会基盤):4.3倍
→ 公務員・教職・地域就職志向が集中。
(出典:パスナビ)
倍率から分かる「岩手大学が人気な理由」
倍率の高い学部・コースを見ると、共通点があります。
① 将来の職業につながる
- 獣医
- 教員
- 公務員
- 技術職
② 地域で必要とされる専門性
- 農業
- 水産
- 環境
- 防災
- 地域政策
③ 国立でコスパが良い
- 学費が安い
- 生活費が抑えられる
- 教育の質が高い
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まとめ:岩手大学はなぜ人気?受験生・保護者に選ばれる7つの理由を徹底解説
岩手大学が人気な理由をまとめると、次の通りです
✔ 実践的な地域共創教
✔ 全国トップクラスのD
✔ 学部ごとの専門性が明
✔ 生活費が現実
✔ 奨学金制度が充
✔ 就職率が高
✔ 入試倍率が安定して高い
岩手大学は、
「派手ではないが、堅実に強い大学」
です。
「名前」や「都会」ではなく、中身で大学を選びたい人には、非常に相性が良い大学だと言えるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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