埼玉医科大学に合格するには?偏差値・共通テスト得点率・併願校・対策まとめ
埼玉医科大学は、医学部と保健医療学部(看護・臨床検査・臨床工学・理学療法)の2つの学部を持つ、医療系の総合大学です。
医学部は全国でも人気が高く、保健医療学部も医療専門職を志望する受験生に支持されています。
この記事では、
・偏差値と共通テスト得点率
・アドミッション・ポリシー
・各学部の入試概要
・併願校の選び方
・合格するための具体的な対策
をまとめています。
埼玉医科大学を志望している方の参考になれば幸いです。
1. 偏差値・共通テスト得点率
■ 医学部
・偏差値:62.5
・共通テスト得点率:83%
■ 保健医療学部
・偏差値:35.0 ~ 37.5
・共通テスト得点率:設定なし
(出典:パスナビ)
医学部は私立医の中でも中堅〜上位レベルに位置し、しっかりとした学力が求められます。
保健医療学部は学科による差はありますが、基礎学力と人物評価が重視される傾向です。
2. アドミッション・ポリシー(求める学生像)

埼玉医科大学では、知識と技能だけでなく、
「思考力・判断力・表現力、主体性、他者と協働する姿勢」
といった総合的な能力が強く評価されます。
■ 保健医療学部共通
・相手の立場に立ち協調できる
・考えをまとめて言葉で伝えられる
・物事を吟味し論理的に考えられる
・医療や健康問題への関心がある
また、看護・臨床検査・臨床工学・理学療法の各学科は、理科(生物・化学・物理・数学)や国語・英語をしっかり学んでいることが期待されます。
■ 医学部
- 生命への愛情と奉仕の精神
- 自然科学・数学・語学を中心とした基礎学力
- 医療に対する熱意・主体的な学習姿勢
- コミュニケーション能力・協調性
医学部では人間性・倫理観も重要視されます。
3. 入試概要(2026年度版まとめ)
ここでは要点を簡潔にまとめます。
■ 保健医療学部(看護・臨床検査・臨床工学・理学療法)
総合型選抜(I・II・III)
・小論文(和文・英文、図表)
・総合問題(理科基礎/数学)
・面接
総合型II・IIIは専願制。
学校推薦型選抜(公募・指定校・特別枠)
・評定平均(3.0〜3.5以上)
・小論文(100点)
・面接
特別枠は英語資格や国家資格保持が条件。
一般選抜
学科ごとに科目が異なるが、
理科・数学・英語・小論文・面接の組み合わせが基本。
■ 医学部
学校推薦型選抜(指定校・一般公募・地域枠・特別枠)
・数学・理科(2領域)・英語 → 記述式
・小論文(20点)
・面接
地域枠は「埼玉県の地域医療に貢献する意思」が必須。
帰国生選抜
推薦と同じ形式。
一般選抜(前期60名・後期20名)
【1次】
・数学(100点)
・理科2科目(100点×2)
・英語(100点)
【2次】
・小論文
・面接
小論文・面接が著しく低評価だと不合格になる点に注意。
共通テスト利用
・4教科6科目(550点換算)
・2次試験で小論文と面接
詳細や最新の情報を得るために必ず大学の公式サイトや募集要項を確認するようにしよう。
4. 併願校の選び方

埼玉医科大学は私立医の中でも中堅レベルの医学部と、医療職を目指す保健医療学部で構成されており、併願先は次のように考えるとスムーズです。
■ 医学部志望者
同レベル帯の私立医学部
・北里大学医学部
・杏林大学医学部
・東邦大学医学部
・日本医科大学
数学・理科2科目・英語の構成が近く併願しやすい。
上位校へのチャレンジ
・順天堂大学
・昭和大学
・慈恵医大
やや難易度が上がるものの、チャレンジとして選ぶ層が多い。
国公立医学部との併願
共通テスト利用を活かして、
地方国公立医学部+私立医複数というパターンも定番。
■ 保健医療学部志望者
看護学科
・他大学の看護学科
・看護系専門学校
臨床検査学科
・他大学の臨床検査学科
・生命科学・生物学部系
臨床工学科
・医療工学系のある大学
・工学部(電気電子・情報系)
理学療法学科
・私立大学の理学療法学科
・スポーツ科学系
・理学療法士専門学校
いずれも「同じ資格が取れる学科」を中心に併願するのが基本方針です。
5. 合格するための対策(医学部・保健医療学部共通)

埼玉医科大学は、知識だけでなく「人間性」「思考力」「主体性」を含む総合評価が特徴です。
ここでは学力・小論文・面接・提出書類を含む総合対策をまとめます。
I. 基礎学力の対策
・保健医療学部
理科(生物・化学・物理)と数学を中心に、
基礎の徹底と論理的思考力が問われます。
・医学部
自然科学と数学の深い理解が必須。
数学は数Ⅲを含め、計算力・論理力が得点源。
英語は読解・要約・論述まで求められます。
■ 試験形式への慣れ
・一般選抜はマーク式
・推薦・帰国生は記述式
・保健医療学部は小論文+総合問題
それぞれの形式に合わせた演習が重要です。
■ 過去問を使った対策
過去問はただ解くだけでなく、
「どの分野がよく出るか」「時間配分はどうか」を徹底的に分析しましょう。
・数学:計算量が多い/途中式の工夫が必要
・理科:基礎〜標準問題が中心で、出題分野に偏りあり
・英語:医学・科学系の長文が頻出
過去問ノートを作り、
・間違えた理由
・弱点分野
・解法のポイント
を分類して記録すると弱点克服が早まります。
他の中堅私立医(北里・杏林・東邦など)の過去問も併用すると効果的です。
II. 小論文・面接の対策
■ 小論文
・資料読解(図表・英文含む)
・医療倫理
・社会問題
などがテーマとして多い。
過去問を複数年分解き、
時間内に書き切る練習を必ずしてください。
■ 面接
埼玉医科大学が面接で重視するのは次の点です。
・医療人としての資質(協調性・奉仕の精神)
・医療や健康問題への関心
・コミュニケーション能力
・志望理由の一貫性
「なぜ医療職なのか」「なぜ埼玉医科大なのか」を具体的に話せるようにしましょう。
過去の面接質問例を活用し、
ロールプレイ形式での練習が効果的です。
大学面接で「勉強以外で頑張りたいこと」はどう答える?答え方・テーマ例・例文まで徹底解説
III. 提出書類の注意点(医学部重要)
医学部の自己推薦文は
・生成AI(ChatGPTなど)の使用が禁止
・自筆で作成する必要がある
ため、必ず自身の言葉で書いてください。
IV. 選抜区分ごとの対策
■ 学校推薦型・総合型
・専願制が多く「必ず入学する」覚悟が必要
・評定が重要(3.0〜4.0以上)
・活動実績と志望理由の整合性が必須
■ 地域枠(医学部)
・埼玉県の医療に貢献する明確な意志
・地域医療への理解
・未来のキャリアプラン
を語れる必要があります。
■ 特別枠
英検準1級〜1級、TOEIC800〜900以上、
理工系資格や科学オリンピック成績が評価対象。
早期の準備が不可欠です。
まとめ:埼玉医科大学に合格するには?偏差値・共通テスト得点率・併願校・対策まとめ
埼玉医科大学に合格するためには、
・学力
・小論文・面接
・思考力・主体性
を総合的に磨くことが必須です。
医学部は偏差値62.5、共通テスト83%と中堅〜上位の難易度で、
保健医療学部は学科別に基礎学力と人物評価のバランスが求められます。
併願校を適切に組み合わせ、
過去問を活用した対策と、
志望理由・医療への熱意をしっかり準備すれば、合格は十分狙えます。
埼玉医科大学を目指す皆さんの健闘を心から応援しています。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



コメント