面接で「最近読んだ本がない」はNG?読んでいない場合の答え方と対処法
大学受験の面接でよく聞かれる質問の一つが、「最近読んだ本はありますか?」です。
しかし、普段あまり読書をしない受験生にとって、この質問はとても困るもの。
「正直に言うと本当に読んでいない…どう答えればいい?」
「無理に嘘をつくべき?」
このような不安を感じている方は非常に多いです。
結論からいえば、読んでいなくても評価を下げずに答える方法はあります。
ポイントは、“読んでいない事実”ではなく、“どのように学び、考えているか”を伝えることです。
この記事では、最近本を読んでいない受験生でも自信を持って面接に臨めるように、
「正直に伝えても評価が下がらない答え方」「深掘り質問対策」「当日までに準備できる方法」をまとめて解説します。
面接官はなぜ「最近読んだ本」を聞くのか?
まず理解しておきたいのが、面接官は読書量そのものを評価していないということです。
質問の意図は以下の3つです。
- どんなことに興味関心があるか知りたいから
- 学習意欲や知的好奇心を把握したいから
- 志望学部とのつながりを見たいから
「何を読んだか」よりも、
「なぜそれを読んだのか」「そこから何を学んだのか」
ここが一番評価されます。
つまり本を読んでいなくても、興味関心や学びの姿勢が伝われば問題ありません。
「読んでいません」はNG?正直に伝えるのはアリ?

読んでいない場合、単に「ありません」と答えるのはNGです。理由は次のとおりです。
- 学習意欲が低く見えてしまう
- 普段から知的好奇心を持っていない印象を与える
- 面接対策をしていないと思われる
しかし、だからといって嘘をつくと深掘り質問で必ず破綻します。
内容をつっこまれた瞬間に回答できなければ評価はマイナスです。
大切なのは、
「読んでいない事実」+「代わりにこんな学びをしている」
という構成で回答することです。
読んでいない場合の“評価が落ちない答え方”(例文つき)
● パターンA:忙しくて読めていない場合
日々の活動が忙しかったことを伝えつつ、
「でも必要な学びは別の方法で得ていました」
とつなげるのがポイントです。
〈例文〉
「受験勉強と部活動が重なり、ゆっくり本を読む時間が取れていませんでした。その代わり、興味のあるテーマについてニュースアプリや解説動画で学び、特に○○についての知識を深めました。」
※「時間がない」の一点張りはNG。必ず“代わりの学び”を添える。
● パターンB:読書習慣がない場合
正直に伝えても良いですが、“改善しようとしている姿勢” をセットで伝えることが必須です。
〈例文〉
「読書習慣が十分ではないと感じていますが、興味のある分野を深く知るために入門書を読み始めようと思い、今は○○について調べているところです。」
● パターンC:マンガ・記事・動画でもOKに変換する方法
大学によっては「本」に限定しない場合もあります。
- 教養系YouTube
- 新聞記事
- インタビュー記事
- 専門サイトの解説ページ
- ドキュメンタリー番組
これらも“学びの素材”として評価されます。
〈例文〉
「最近は本ではなく、○○についてのドキュメンタリー番組を観て知識を深めました。特に〇〇という視点が印象に残り、もっと学びたいと感じています。」
● パターンD:志望学部のテーマに変換して話す方法
本を読んでいなくても
“最近興味を持って調べたこと”
を語れば十分高評価です。
〈例文〉(心理学部志望の場合)
「本というよりも、最近は人の行動の理由に興味があり、授業をきっかけに○○という心理学のテーマを調べました。特に△△という研究が印象的で、大学ではさらに深く学びたいと感じています。」
読書していなくても深掘り質問に強くなる“話の組み立て方”

「きっかけ → 内容 → 学び → 進学後の活かし方」 この流れで話すと、説得力が一気に高まります。
〈テンプレ〉
- きっかけ:なぜそれを選んだのか
- 内容:どんな内容だったのか(簡潔でOK)
- 学び:何を感じ、どんな気づきがあったか
- 将来:志望学部とどう関係するか
〈例文〉
「部活動の経験から体づくりに興味を持ち、栄養学の解説動画を視聴しました。エネルギーの使われ方を知り、自分の練習にも役立ちました。大学では科学的に身体を理解したいと考えています。」
本を読んでいなくても、
興味 → 調査 → 学び → 将来
の流れで話せば十分評価されます。
1日で準備できる“面接用の1冊”の選び方
どうしても不安な場合は、面接前に1冊だけ読んでおくのもおすすめです。
全部読む必要はなく、冒頭と興味を持った章だけで十分。
選ぶポイントは以下の3つ。
- 短時間で読める本を選ぶ
- 志望学部と少し関連するテーマ
- 話すポイントをまとめやすい内容
ジャンルの例
- 数ページで学べる新書
- 学問の入門書
- 有名人の成功体験より学びの多い本
- 社会問題や科学の解説書
学部別おすすめテーマ
- 教育学部:教育の未来、子どもの心理
- 経済学部:日本経済、マーケティング入門
- 看護・医療系:医療現場のエッセイ、患者の物語
- 情報系:AI、データ活用の入門
- 心理系:行動心理学、認知バイアス
「面接対策として読みました」と言ってもまったく問題ありません。
本が苦手でもOK!“文章以外”で学べる情報源も活用できる
最近は読書以外でも、多くの知識を得ることができます。 これらも堂々と回答材料にできます。
- YouTubeの教養チャンネル
- NHKやNetflixのドキュメンタリー
- 新聞アプリ(SmartNews、NewsPicksなど)
- 大学教授のインタビュー記事
- 専門サイトの特集記事
たとえば心理学の動画を観た感想、医療のドキュメンタリーの学びなども高く評価されます。
大学側が本当に見たいのは、 「どんなふうに学び、どんなことに興味を持っているのか」 という部分です。
大学面接で「勉強以外で頑張りたいこと」はどう答える?答え方・テーマ例・例文まで徹底解説
面接で避けたいNG回答
- 「本は嫌いです」 → マイナスの印象が強い
- 「読んでいません」だけで理由や代替学習がない → 意欲不足と受け取られる
- 嘘の回答(名作のタイトルだけ挙げる) → 深掘りで必ず破綻する
- 怪しい思想本や極端な価値観の書籍 → 大学面接には不適切
面接試験の突破口を探せ! 面接対策をしよう – Kei-Net
まとめ:読んでいなくても“姿勢”を示せば評価は落ちない
面接で「最近読んだ本」が答えられなくても心配する必要はありません。
大切なのは、本を読むかどうかではなく、
- 学びたいという姿勢があるか
- 興味を持ったことに向き合っているか
- 志望学部とどうつながるか
この3つが伝われば、読書量に関係なく高く評価されます。
最近本を読んでいなくても、 “別の学び”“今興味があること”“これから読みたい本” をセットで話せば十分に好印象を与えられます。
今日から少しだけ準備すれば、あなたの面接は必ず良い方向に変わります。 自信を持って面接に臨んでください。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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