大学入試の面接で聞かれる「変わった質問」まとめ|意表を突かれても落ち着いて答えるコツ
大学入試の面接と聞くと、「志望理由を述べなさい」「高校生活で頑張ったことは?」といった定番の質問を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし近年、「えっ?そんな質問するの?」と思うような“変わった質問”をする大学も増えています。
背景には、大学側が「学力では測れない力」を評価したいという狙いがあります。
特に総合型選抜や学校推薦型選抜では、学力試験よりも思考力・表現力・主体性が重視されるため、暗記では答えられない質問をあえて投げかけることが多いのです。
本記事では、大学入試で実際に出題された「変わった質問」事例と、その答え方のコツを徹底的に解説します。
「意表を突かれても焦らない」ための準備をしておきましょう。
よくある「変わった質問」実例集【ジャンル別】
ここでは、過去の面接試験で実際に聞かれた、少し意外な質問をジャンルごとに紹介します。
質問とあわせて、「何を見られているのか(質問の意図)」もセットで押さえておきましょう。
① 発想力を試す質問
- 「もしタイムマシンがあったら、どの時代に行きたいですか?」
→ 柔軟な発想と理由づけができるかを確認。 - 「自分を漢字一文字で表すと?」
→ 自己分析ができているか、言葉のセンスも見られる。 - 「あなたの長所を食べ物にたとえると?」
→ 抽象的な問いに対して“ユーモアと論理性”を持って答えられるか。
ポイント:突飛な質問でも「考え方の筋道」を示せれば高評価。
「結論→理由→具体例」の順で答えると整理された印象になります。
② 価値観を問う質問
- 「正義とは何だと思いますか?」
- 「お金とやりがい、どちらを優先しますか?」
- 「努力は必ず報われると思いますか?」
こうした質問は、あなたの人間観・価値観・人生観を探るもの。
正解はなく、答え方の“誠実さ”や“自分の考えを持っているか”が重視されます。
③ コミュニケーション力を試す質問
- 「面接官の私を笑わせてください」
- 「今、あなたの後ろにいる人を紹介してください」
- 「今ここにいない友人を一言で表すと?」
会話の流れを楽しめるか、ユーモアを交えて受け答えできるかを確認する質問です。
焦らず「まず考えを整理してから話す姿勢」を見せればOK。
④ 時事・社会問題を絡めた質問
- 「生成AIが進化する時代に、人間にしかできないことは何だと思いますか?」
- 「あなたの学校ではSNSのトラブルをどう防いでいますか?」
- 「地球温暖化の問題について、個人としてできることは?」
こうした質問は、社会への関心・自分なりの意見を持っているかを確認するもの。
ニュースを日常的にチェックし、自分の考えを“自分の言葉で”説明できるようにしておきましょう。
面接官が「変わった質問」をする意図とは?

面接官がわざと意外な質問を投げかけるのは、あなたを困らせたいからではありません。
実は次のような意図があります。
- 暗記では答えられない「思考力」を見るため
→ 教科書的な答えではなく、自分の考えをその場で整理できるか。 - 柔軟な対応力・冷静さをチェックするため
→ 想定外の質問にも落ち着いて反応できるか。 - 対話のキャッチボールができるかを見るため
→ 会話のテンポやリアクションも含めて“人間性”を評価。 - 「自分の言葉で話せるか」確認するため
→ 原稿丸暗記のような受け答えは見抜かれます。
つまり、「変わった質問」は、思考の柔軟性・本質的な人間力を見ているのです。
「変わった質問」に上手に答えるための3つのコツ
どんなに意外な質問でも、焦らず答えるための鉄則があります。
① 正解を探そうとしない
「何が正しい答えなんだろう…」と考えて黙り込むのが一番NG。
面接官は“あなたなりの考え”を聞きたいだけです。
例:「もし1億円あったら何に使いますか?」
→ 「医療系の研究を支援する団体に寄付します。医療技術の発展は社会全体を支えると感じているからです。」
完璧でなくても、“理由を添えて話す”ことが大切です。
② 自分の体験や価値観に結びつける
変わった質問も、自分の経験とセットにすることで一気に説得力が増します。
例:「自分を動物にたとえると?」
→ 「イルカです。協調性を大切にし、チームで目標を達成するのが得意だからです。」
抽象的な質問は、“たとえ+理由+具体例”の3ステップで乗り切りましょう。
③ 結論→理由→具体例の順で話す(PREP法)
ビジネス面接でも使われる「PREP法」は大学入試面接でも非常に有効です。
- Point(結論):「私は○○だと思います。」
- Reason(理由):「なぜなら〜だからです。」
- Example(具体例):「たとえば、高校で〜の経験がありました。」
- Point(再主張):「この経験から、私は〜と考えます。」
どんな質問にも応用できる“万能テンプレート”として覚えておくと安心です。
実際に評価された好印象の回答例

以下は、面接で好印象だった実例回答です。
あくまで「型」ではなく、考え方のヒントとして参考にしてください。
質問:自分を色で表すなら?
→ 「青です。落ち着いて物事を整理して考えるタイプだからです。高校の委員会活動でも、全体を俯瞰してまとめ役に回ることが多かったです。」
質問:最近印象に残ったニュースは?
→ 「生成AIに関する教育分野での活用です。高校でもAIを使ったレポート作成が話題になり、便利さと同時に倫理の重要性を感じました。」
質問:今の日本の教育に足りないものは?
→ 「体験を通して学ぶ機会の少なさだと思います。地域のボランティア活動を通じて、教室外で学ぶことの大切さを実感しました。」
これらの回答に共通するのは、自分の経験と社会的テーマを自然につなげている点です。
面接練習のときに意識すべきこと
- 友人や先生に「変わった質問」をしてもらう
→ 模擬面接の練習であえて“想定外”を経験しておく。 - 沈黙しても焦らない練習をする
→ 5秒程度考えてから話すのはむしろ自然。 - 表情と声のトーンも印象を左右する
→ 内容よりも「明るく堂々と話す姿勢」が評価されやすい。 - 面接直前に答えを詰め込みすぎない
→ 暗記しすぎると柔軟な対応ができなくなる。
「変わった質問」に強くなるための準備方法
- ニュースアプリや新聞で話題をチェック(特に教育・テクノロジー系)
- 自分の長所・短所・価値観をノートに書き出す
- 模擬面接で答えづらい質問を集めてリスト化
- AI面接シミュレーターなどを活用するのも効果的
「知っている質問」よりも「初めて聞く質問」に強くなることが、本番での安定感につながります。
まとめ:変わった質問は“あなたらしさ”を伝えるチャンス
大学入試の面接で出る「変わった質問」は、あなたを困らせるためではなく、
“あなた自身の考え方”を知るためのきっかけです。
焦らず、落ち着いて、自分の言葉で答えることができれば、むしろ印象アップにつながります。
正解を探すよりも、「自分の価値観・体験・考え」を軸に話すことが一番大切です。
✅ 本記事のポイントまとめ
- 「変わった質問」は発想力・柔軟性・人間性を試すために出される
- 正解を探さず、“自分の考えを理由付きで伝える”ことが重要
- PREP法(結論→理由→具体例→まとめ)でどんな質問にも対応できる
- 変わった質問に強くなるには、日頃の自己分析と時事理解がカギ
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私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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