富山国際大学はどんな大学?【Fラン】【定員割れ】と言われている実態を調査
大学選びにおいて、ネット上の評判や口コミは気になるポイントの一つです。
検索候補に「富山国際大学 Fラン」「富山国際大学 定員割れ」といった言葉が出てくると、不安に感じる受験生や保護者も多いでしょう。
しかし、「Fラン」や「定員割れ」という表現は、必ずしもその大学の教育内容や将来性を正しく表しているとは限りません。
本記事では、富山国際大学について、偏差値や入学者数の推移、教育の特色、卒業生の進路などをもとに、「Fラン」「定員割れ」と言われている実態を分析します。
進学を検討している方にとって、判断材料の一つとなれば幸いです。
富山国際大学はFランなのか?
富山国際大学の偏差値は35.0とされています。
全国的に見ても、難関大学や中堅私大と比べると低い水準であるため、ネット上では「Fラン大学」と分類されることがあります。
ただし、偏差値だけで大学の価値を測るのは危険です。
富山国際大学は以下のように、実務や実学に重きを置いた教育を展開しており、学生にとっては大きな魅力があります。
- 学外実習・インターンシップの充実
- カナダ・韓国を中心とした異文化研修
- 11か国21大学・高等教育機関との交流協定
- 単位互換制度を利用した海外留学・研修プログラム
さらに、学生一人ひとりにアカデミックアドバイザーがつき、学修や進路を支援する「TUINSキャリア・サポートプログラム」も整備されています。
つまり、「偏差値=大学の質」ではなく、富山国際大学は地域や世界で活躍できる人材を育成するための実践教育に強みを持つ大学といえるでしょう。
富山国際大学は定員割れなのか?

「富山国際大学 定員割れ」という言葉もよく見かけます。
実際の入学者数の推移を確認すると、学部によって差があることがわかります。
入学者数推移(学校基本調査・2025年5月1日現在)
現代社会学部(定員120名)
- 令和7年度:入学者数 86名(充足率72%)
- 令和6年度:入学者数 97名(充足率81%)
- 令和5年度:入学者数 112名(充足率93%)
- 令和4年度:入学者数 125名(充足率104%)
- 令和3年度:入学者数 113名(充足率94%)
子ども育成学部(定員90名)
- 令和7年度:入学者数 88名(充足率98%)
- 令和6年度:入学者数 89名(充足率99%)
- 令和5年度:入学者数 95名(充足率106%)
- 令和4年度:入学者数 97名(充足率108%)
- 令和3年度:入学者数 104名(充足率116%)
この結果を見ると、現代社会学部は近年定員割れが続いているものの、子ども育成学部は安定して定員を満たしていることが分かります。
つまり「富山国際大学=定員割れ」という一括りな評価は正しくなく、学部ごとの事情を理解する必要があります。
富山国際大学とは

富山国際大学は、富山県富山市東黒牧に本部を置く私立大学で、1963年に創立、1990年に大学として設置されました。
併設校として富山短期大学や富山国際大学付属高等学校があり、地域に根ざした教育機関グループを形成しています。
大学の設立は、廃校となった射水東部中学校の校舎を再利用したことがきっかけでした。
以来、地域社会に貢献する人材の育成を目指し、教育・研究活動を続けています。
学部・学科構成
- 現代社会学部
- 現代社会学科
- 観光専攻
- 環境デザイン専攻
- 経営情報専攻
- 英語国際キャリア専攻
- 現代社会学科
- 子ども育成学部
- 子ども育成学科
- 小学校教育分野
- 保育・幼児教育分野
- 社会福祉分野
- 子ども育成学科
教育学と社会福祉学を融合した「子ども育成学部」では、子どもの成長を時間軸と空間軸の両面から支える教育課程が特徴です。
富山国際大学の偏差値は

- 現代社会学部
- 偏差値:35.0
- 共通テスト得点率:40%
- 子ども育成学部
- 偏差値:35.0
- 共通テスト得点率:48%
いずれの学部も偏差値は35.0ですが、共通テスト得点率には差があり、子ども育成学部の方がやや高い水準を示しています。
教育・保育分野への志望者が安定していることが反映されていると考えられます。
卒業生の就職先は

就職実績を見ると、地元企業や自治体への就職が多く、地域との強いつながりが感じられます。
- 現代社会学部の主な就職先
- 富山第一銀行
- 富山市役所
- クスリのアオキ
- 富山県庁
- トヨタ紡織
- 北陸電気工事
- 子ども育成学部の主な就職先
- 富山県職員
- 富山市職員
- 射水市職員
- 県立中央病院(社会福祉士)
- 各種小学校・幼稚園・保育園
地域密着型の就職支援が功を奏し、銀行・行政・医療・教育など幅広い分野で卒業生が活躍しています。
まとめ:富山国際大学はどんな大学?【Fラン】【定員割れ】と言われている実態を調査
富山国際大学は「Fラン」や「定員割れ」と言われることがありますが、その実態を丁寧に見ていくと以下のような特徴が浮かび上がります。
- 偏差値は低めだが、実学・実務教育や海外研修が充実している
- 現代社会学部は定員割れ傾向だが、子ども育成学部は定員充足率が高い
- 地域や自治体、地元企業とのつながりが強く、就職実績も安定している
つまり、数値的な指標だけでは測れない教育的魅力があり、地域社会での活躍を志す学生にとっては大きなチャンスを与えてくれる大学といえるでしょう。
進学を検討する際は、「Fラン」「定員割れ」といった単純なイメージに流されず、自分の将来像や学びたい分野と照らし合わせて判断することが大切です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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