大阪人間科学大学に合格するには？偏差値・共通テスト得点率・併願校・入試対策まとめ
大学選びにおいて、ネット上の評判や入試の難易度は気になるポイントのひとつです。
「大阪人間科学大学 合格」や「大阪人間科学大学 偏差値」と検索する受験生も少なくありません。
本記事では、大阪人間科学大学の偏差値や共通テスト得点率、アドミッション・ポリシー（求める学生像）、入試制度の特徴、さらに合格を目指すための具体的な対策を整理して解説します。
受験を検討している方や併願校選びで迷っている方の参考になれば幸いです。
大阪人間科学大学の偏差値・共通テスト得点率
大阪人間科学大学の最新データ（パスナビ）は以下の通りです。
| 学部 | 偏差値 | 共通テスト得点率 |
|---|---|---|
| 保健医療学部 | 35.0～37.5 | 51%～60% |
| 心理学部 | 35.0 | 45%～50% |
| 人間科学部 | 35.0～37.5 | 50%～61% |
参考として、Benesse（進研模試）の数値では偏差値38～48、共通テスト得点率42%～63%とやや高めに出ています。
記事内ではパスナビ基準を中心に紹介しますが、模試によって評価が変わる点は留意が必要です。
大阪人間科学大学のアドミッション・ポリシー
本学は建学の精神「敬・信・愛」を継承し、「課題解決能力と対人援助の専門知識・技術を持つ人間味豊かな人材の育成」を目的としています。
共通して求める学生像
- 好奇心が強く、自ら学ぶ意欲と向上心をもっている人
- 異なる意見にも耳を傾け、豊かな人間関係を築ける人
- 社会参加の重要性を認識し、積極的に取り組める人
共通して望ましい素養
- コミュニケーション能力
- 国語を中心とした語学力
- 表現力・読解力（レポート・論文作成の基礎）
学部ごとの特徴
- 人間科学部：社会創造学科（社会課題解決意欲）、社会福祉学科（福祉専門職志向）、医療福祉学科 視能訓練専攻（視能訓練士志望）、子ども教育学科（教育・保育分野志向）
- 心理学部：心の健康、公認心理師・教職志望、非行・犯罪・ビジネス心理に関心を持つ学生
- 保健医療学部：理学療法・作業療法・言語聴覚学科で専門職を目指し、数学・理科の基礎を有する学生
大阪人間科学大学の入試制度と特色ある仕組み
特色ある制度
- 多彩な選択方式：2科目型／3科目型／高得点科目重視型（得点2倍や上位2科目採用）
- 検定料優遇制度：複数出願で30,000円 → 実質25,000円、共通テスト利用は実質無料も可能
- 第2志望制度：一部を除き1回の検定料で第2志望まで出願可能
- 学外試験場：岡山・広島・福井・津で実施
- スカラシップ制度：70～90%の得点率で授業料全額免除～一部免除
- スカラシップチャレンジ制度：合格後に無料で学力試験に挑戦できる制度
- 入学金減額・免除制度：総合型専願合格者は10万円減額、指定校推薦は全額免除
- 遠隔地学生奨学金制度：近畿圏外からの入学者対象（年40万円×最長4年）
主な入試区分
- 総合型選抜：コミュニケーション方式／OC連携方式／面接方式／筆記方式／社会人／ファミリー
- 学校推薦型選抜：公募（基礎テスト）／指定校（小論文＋面接、専願）
- 一般選抜：前期・中期（国語必須＋選択科目）、後期（A・B方式）、ファイナル／ファイナルプラス／共通テスト利用ファイナル
- 共通テスト利用：前期・中期・後期（理学療法・作業療法は数学or情報必須）
大阪人間科学大学の合格対策法
ここからは、主要な入試種別ごとの具体的な対策を紹介します。
総合型選抜
- コミュニケーション方式：体験授業参加＋レポート提出、面談、面接（思考力・表現力・学習意欲重視）。
- OC連携方式：オープンキャンパス参加必須。エントリーシート作成（50点満点）＋面接。内容を深掘りできる準備が必要。
- 面接方式：ポートフォリオ（50点満点）＋面接・プレゼン（学科ごとテーマあり）。論理的に話す練習必須。
- 筆記方式：ポートフォリオ＋国語基礎テスト。出題範囲は現代文中心。
- 社会人・ファミリー：ポートフォリオ＋面接・プレゼン。社会人経験や薫英学園関係を生かしてアピール。
学校推薦型選抜
- 公募：調査書（25点満点）＋基礎テスト（国語必須＋選択科目）。高得点科目重視型・3科目型を戦略的に活用。
- 指定校：小論文（学科テーマ）＋面接。推薦基準を満たすことが必須。
一般選抜
- 前期・中期：国語必須＋選択科目（英語・数学・日本史探究・生物基礎・化学基礎）。高得点科目重視制度を活用。
- 後期A方式：国語＋英語 or 数学。
- 後期B方式：国語（記述式含む）＋調査書・資格・課外活動加点。資格取得や実績を証明する準備を。
- ファイナル／共通テスト利用ファイナル／ファイナルプラス：最後のチャンス。国語試験、または共通テスト高得点科目を活用。
共通テスト利用
- 2科目型／3科目型を選択可能。高得点科目を採用する仕組みを戦略的に利用。
- 理学療法・作業療法は数学or情報必須。
- 自己採点後に出願できるため、直前戦略を立てやすい。
全入試共通の対策
- アドミッション・ポリシーの理解（学部学科ごとの「求める学生像」に沿って志望理由を準備）
- 得意科目を活かした出願方式の選択（高得点科目2倍・上位科目採用制度）
- 検定料優遇制度・第2志望制度の活用
- 出願手続き（調査書・推薦書・ポートフォリオ・小論文など）の早期準備
併願校の例
大阪人間科学大学と同偏差値帯で併願しやすい関西圏の大学は以下の通りです。
- 森ノ宮医療大学
- 関西福祉科学大学
- 畿央大学
- 帝塚山大学
- 梅花女子大学
医療・福祉・心理系の分野で近いレベルの大学を抑えておくと安心です。
まとめ：大阪人間科学大学に合格するには？偏差値・共通テスト得点率・併願校・入試対策まとめ
大阪人間科学大学は、多彩な入試方式と受験生に有利な制度が整っている大学です。
偏差値は35.0〜37.5前後と中堅私大レベルですが、共通テスト利用やスカラシップ制度を活用することで、費用面でも大きなメリットがあります。
合格のカギは「アドミッション・ポリシーを理解した志望理由」と「得意科目を活かす戦略的な出願」です。
必ず最新の募集要項・大学公式サイトで詳細を確認し、自分に合った入試方式を選びましょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
コメント