奈良教育大学はどんな大学?【Fラン】【難しい】と言われている実態を調査
大学選びにおいて、「奈良教育大学 Fラン」「奈良教育大学 難しい」といった検索ワードが出てくると、受験生や保護者の方は少なからず不安になるものです。
特に教育学部は志望者の減少傾向もあり、「教育学部=Fラン」という偏見も根強く存在しています。
しかし、「Fラン」「難しい」という言葉には多様な意味が含まれており、表面的なイメージだけで判断するのは危険です。
本記事では、奈良教育大学について「Fラン」と呼ばれる背景や、「難しい」と言われる理由、実際の偏差値や入試倍率、教育内容、卒業後の進路などを丁寧に解説していきます。
奈良教育大学への進学を検討している方にとって、事実に基づいた正確な情報が判断材料となれば幸いです。
奈良教育大学はFランなのか?
結論から言うと、奈良教育大学はFランではありません。
奈良教育大学の偏差値は【45.0〜52.5】で、共通テスト得点率も【49%〜74%】と幅があり、決して偏差値35以下のFランク大学とは言えません。
しかも、奈良教育大学は共通テストが必要な国立大学です。
入試制度としても一定の学力を求められ、入学に際して難易度の高い準備が必要となります。
Fランと呼ばれてしまう背景
ネット上で「奈良教育大学 Fラン」と検索される背景には、一部報道や教育学部全体に対するネガティブな印象が関係しています。
たとえば、以下のようなニュースがありました。
上記のような報道は、教育学部の志望者減少や教員採用試験の倍率低下を取り上げており、「教育学部=Fラン」といったイメージを一部の人に植え付けてしまっています。
しかし、奈良教育大学は教育者養成の伝統校であり、教員就職に強い実績を持つ大学です。
奈良教育大学が難しいと言われる理由は

奈良教育大学は、教育学部に特化した国立大学ですが、「難しい」と感じられるポイントがいくつかあります。
倍率が安定している
奈良教育大学の全選抜合計の倍率は、
- 2024年:2.6倍
- 2023年:2.3倍
と、教育学部の中では比較的高い倍率を維持しています
国立大学の中でも、一定数の志願者が集まっており、「入りやすい大学」とは言えないレベルです。
2次試験の配点が低めで共通テスト重視
奈良教育大学の入試では、教育課程によって異なるものの、2次試験の配点比率が23〜35%程度で、共通テストの比重が大きいのが特徴です。
そのため、共通テストで高得点を取れないと、2次試験での逆転合格が難しいという仕組みになっています。
これが「奈良教育大学 難しい」と言われる一因です。
2次試験が独特で対策が難しい
志望する教育課程によっては、面接、小論文、実技試験などが課されます。
これらは通常の学力試験と異なり、対策がしづらいため、受験生にとっては「難しい」と感じられる要素です。
奈良教育大学とは

奈良教育大学は、奈良県奈良市に本部を構える国立の教育系単科大学です。
その設立目的は以下の通りです。
「学芸の理論とその応用とを教授研究し、高い知性と豊かな教養とを備えた人材、特に有能な教育者を育てるとともに、この地方に特色のある文化の向上を図ること」
主な特徴は以下の通りです。
- ESD(持続可能な開発のための教育)に強い
- 日本で初めてユネスコスクールに加盟承認された大学
- 「教員養成と教員研修の融合」という独自路線を打ち出している
- 附属の小・中・特別支援学校、認定こども園をキャンパス内に併設
こうした実践的かつ先進的な教育方針により、理論だけでなく現場力を重視した教員養成が行われています。
奈良教育大学の偏差値・共通テスト得点率

| 教育課程 | 偏差値 | 共通テスト得点率 |
|---|---|---|
| 国語教育 | 47.5〜52.5 | 65〜74% |
| 数学教育 | 45.0〜50.0 | 55〜69% |
| 英語教育 | 47.5〜52.5 | 62〜72% |
| 音楽・美術・体育など実技系 | 45.0〜50.0 | 49〜66% |
学科によってばらつきはありますが、いずれもFランクに該当する偏差値ではありません。
卒業生の主な就職先

奈良教育大学の卒業生は、多くが教員や公務員として活躍しています。主な就職先は以下の通りです。
- 奈良県教育委員会
- 大阪府教育委員会
- 堺市教育委員会
- 大阪市教育委員会
- 大阪府豊能地区教職員人事協議会
- 兵庫県教育委員会
- 香川県教育委員会
- 鳥取県教育委員会 など
教員採用試験への合格実績が高く、地元のみならず関西圏全体の教育現場に人材を輩出している点が強みです。
まとめ:奈良教育大学はどんな大学?【Fラン】【難しい】と言われている実態を調査
奈良教育大学は、ネット上で「Fラン」「難しい」といった検索ワードが見られるものの、実態はまったく異なります。
- 偏差値は45.0〜52.5で、Fランクではない
- 共通テストの比重が高く、2次試験も対策が難しいため、入試の難易度は決して低くない
- ESDやユネスコスクールなど、独自の教育哲学と実践を持つ
- 卒業生は教員として高い就職率を誇る
教員を目指す受験生にとって、奈良教育大学は確かな実績と特色を持つ大学です。
「奈良教育大学 Fラン」や「奈良教育大学 難しい」というキーワードだけに惑わされず、自分自身の目で情報を確かめ、将来に向けた判断をしていただければと思います。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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