松本大学は【やばい】のか？ネット上で「やばい」「Fラン」と言われている理由を調査
大学選びにおいて、ネット上の評判や口コミは気になるポイントの一つです。
「松本大学 やばい」という検索キーワードが出てくると、不安に思う受験生や保護者もいるでしょう。
しかし、「やばい」という言葉には、ネガティブな意味だけでなく、ポジティブな驚きを表すこともあります。
本記事では、長野県にある私立大学・松本大学について、なぜ「やばい」と言われているのかを分析し、ネット上の噂の真偽や実態を考察していきます。
松本大学はFランのやばい大学なのか？
まず、「松本大学＝Fラン＝やばい」といった印象を持っている人がいるようですが、偏差値の観点から見ると、松本大学は偏差値35以下のいわゆる「Fラン大学」には該当しません。
- 総合経営学部：偏差値40.0
- 人間健康学部：偏差値37.5〜40.0
- 教育学部：偏差値40.0
確かに、MARCHや国立大学と比べれば高偏差値とは言えませんが、偏差値がすべてではありません。
松本大学では、「アウトキャンパス・スタディ」と呼ばれる地域実践型の学びや、資格取得支援、公務員・教員を目指す学生への講座など、実践的な学習環境が整っています。
偏差値だけでは測れない、地域密着型大学としての強みを持っていることは、「やばい＝ネガティブ」ではなく「やばい＝意外とすごい」と捉えるべきでしょう。
松本大学の取得をめざせる資格数がやばい
松本大学の特筆すべき点として、学科ごとに目指せる資格数の多さがあります。
これは学生にとって大きな魅力であり、「就職力」に直結する武器とも言えます。
たとえば、以下のような資格取得を目指すことができます：
- 経営総合学科：FP技能士、基本情報技術者、司書教諭、高校教諭（情報・商業）
- 観光ホスピタリティ学科：旅行業務取扱管理者、学芸員、防災士、小中高教員免許
- 健康栄養学科：管理栄養士、フードコーディネーター、食品衛生管理者、栄養教諭
- スポーツ健康学科：健康運動指導士、NSCA-CPT、教員免許（保健体育・養護）、サッカーC級コーチ
- 学校教育学科：小・中・高校教員免許、特別支援学校教諭、准学校心理士
全学部共通での推奨資格（TOEIC、日本語ワープロ検定、漢字検定など）もあり、学びの幅広さが「やばい（＝スゴイ）」レベルです。
松本大学とは
松本大学は、長野県松本市に本部を置く私立大学で、2002年に設立されました。そのルーツは1898年にまでさかのぼる伝統校です。
開学当初は総合経営学部のみの単科大学でしたが、以下のように地域のニーズに合わせて学部を拡張してきました。
- 2007年：人間健康学部を開設（県内初の管理栄養士資格取得可能大学）
- 2017年：教育学部を開設（県内で信州大学以外に教職課程がないことへの対応）
こうした背景から、松本大学は地方の私立大学としては非常に珍しく「定員割れがほとんどなく、黒字経営を継続」している堅実な運営を行っています。
松本大学の偏差値は
改めて、学部ごとの偏差値を整理すると以下の通りです。
| 学部 | 偏差値 | 共通テスト得点率 |
|---|---|---|
| 総合経営学部 | 40.0 | 58%〜66% |
| 人間健康学部 | 37.5〜40.0 | 50%〜54% |
| 教育学部 | 40.0 | 50% |
「そこまで高くはない」と感じる方もいるかもしれませんが、実は「入学しやすく、努力次第で就職や資格取得につながる大学」とも言えます。
卒業生の就職先は
「やばい大学」かどうかを判断する上で、就職実績は重要な指標の一つです。松本大学の主な就職先は以下の通りです。
- 総合経営学部：ツルヤ、長野県警察、エイジェック松本オフィス、日産プリンス長野販売
- 人間健康学部：長野県教育委員会、クスリのアオキ、LEOC、マルニシ
- 教育学部：長野県教育委員会、新潟県教育委員会（教員採用）、臨時任用も含む
地元就職や公務員・教員といった安定職を目指す学生にとっては、非常に実践的な就職支援が行われていると言えるでしょう。
まとめ：松本大学は【やばい】のか？ネット上で「やばい」「Fラン」と言われている理由を調査
「松本大学 やばい」というキーワードを見て不安に感じた方もいるかもしれませんが、調査の結果、次のように結論づけられます。
- 偏差値的にはFランではない（35以上）
- 地域連携の学びや資格取得支援が充実している
- 黒字経営で定員割れがほとんどない
- 資格の種類が豊富で、教員・公務員にも強い
- 就職先も地元企業や公的機関が多く安定的
つまり、「やばい」と言われているのは事実の一面だけを見た印象であり、実際は「地域に根ざした堅実な大学」「努力が報われやすい環境」のある大学と言えるのではないでしょうか。
進学を検討している方は、ネットの噂だけで判断せず、オープンキャンパスなどで実際の雰囲気を確かめてみることをおすすめします。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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