新潟食料農業大学はどんな大学?【Fラン】【定員割れ】と言われている理由を調査
大学選びにおいて、ネット上の評判や口コミは気になるポイントの一つです。
「新潟食料農業大学 Fラン」「新潟食料農業大学 定員割れ」という検索キーワードがサジェストに出てくると、不安に思う受験生や保護者もいるでしょう。
しかし、「Fラン」や「定員割れ」という言葉には、多くの場合先入観や誤解も含まれているものです。
本記事では、新潟食料農業大学について、なぜそう言われているのかを分析し、実際のデータや大学の特徴をもとにその真偽を考察していきます。
新潟食料農業大学はFランなのか?
新潟食料農業大学の偏差値は「BF(ボーダーフリー)」、つまり偏差値が設定されていない状態です。これは主に受験者数が少ないか、偏差値を算出するためのデータが十分にない場合に表示されます。
そのため、「新潟食料農業大学はFランだ」と言われることがあります。
しかし、これはあくまで偏差値という一つの指標での評価に過ぎません。
同大学は、地域の基幹産業である「食」と「農」に焦点を当てた実学重視の教育を展開しており、最先端の実験設備や現場に近い実習を通じて、実践力を養うことに力を入れています。
つまり、学問を学ぶ「目的」や「分野の特色」を重視する方にとっては、偏差値だけでは測れない価値がある大学と言えるでしょう。
新潟食料農業大学は定員割れなのか?

結論から言うと、新潟食料農業大学は定員割れを起こしています。
2025年のデータ(5月1日現在):
- 入学定員:180人
- 入学者数:138人
- 定員充足率:76.7%
また、全体の在籍者数についても以下のような状況です。
- 収容定員:720人
- 在籍者数:556人(充足率77.2%)
このように、全学年を通じて定員充足率は80%を下回っており、「定員割れ」と言われる状況であるのは事実です。
定員割れが続くと、大学経営や教育環境にも影響が出る可能性があるため、受験生にとっては注意すべき情報でしょう。
とはいえ、定員割れ=悪い大学というわけではありません。
新設大学や地方大学では、設立当初に定員割れを経験しながらも、独自の魅力を育てて発展していったケースも多く存在します。
新潟食料農業大学とは

新潟食料農業大学は、2018年に開学した私立大学で、新潟市北区島見町にキャンパスを構えています。
農業大学としては、東京農業大学以来、実に93年ぶりの新設校であり、非常に注目される存在です。
設置母体はNSGグループの主要法人である「学校法人新潟総合学園」。
このグループは、新潟県内を中心に多岐にわたる教育・医療・農業・ビジネス分野を展開しており、大学の教育にも地域連携や実践重視の姿勢が強く反映されています。
大学の特徴としては、食と農に関する知識だけでなく、ビジネスや流通、マーケティングといった実社会で役立つ知識も学べる点が挙げられます。
これにより、単なる「農業大学」にとどまらず、食料産業全体に精通した人材の育成を目指しています。
新潟食料農業大学の偏差値は

大学の偏差値については以下の通りです。
- 偏差値:BF(ボーダーフリー)
- 共通テスト得点率目安:約35%
これは、全国的な大学入試の偏差値ランクでは最下層と見なされる数字ですが、新設校であることや、専門性の高い分野を扱う大学であることも背景にあります。
大学全体の評価を偏差値のみで判断するのではなく、「どんな教育が受けられるか」「卒業後にどんな進路があるか」といった観点から評価することが重要です。
卒業生の就職先は

新潟食料農業大学はまだ設立から間もない大学ではありますが、卒業生は地元企業や食・農に関する分野を中心に就職しています。
主な就職先例:
- 株式会社新潟クボタ
- 三菱製鋼株式会社
- 日東アリマン株式会社
- ヨークベニマル
- ウオロク(新潟県を中心に展開するスーパーマーケット)
- ブリヂストンタイヤソリューションジャパン株式会社
これらの企業に共通しているのは、「食料・農業・地域産業」に関連しているという点です。
特に地域企業への就職が多いことから、地元に貢献したいという学生には向いている大学とも言えるでしょう。
逆に、全国規模での大企業志向や都市部での就職を目指す人にとっては、少し物足りない部分があるかもしれません。
まとめ:新潟食料農業大学はどんな大学?【Fラン】【定員割れ】と言われている理由を調査
「新潟食料農業大学 Fラン」「新潟食料農業大学 定員割れ」といったキーワードは確かに存在しますが、それだけで大学の価値を決めつけるのは早計です。
本学の強み
- 地方創生・地域活性化に貢献できる教育体制
- 農業・食・ビジネスを一体的に学べるカリキュラム
- NSGグループとの連携による実践的学び
- 将来的な学部拡充や大学院設置の計画あり
逆に、偏差値や知名度を重視する人、大都市圏での就職を希望する人には、他の選択肢も検討する価値があるでしょう。
新潟食料農業大学は、数値には表れにくい「食と農の未来」を担う人材育成に本気で取り組んでいる大学です。
進路選びの際には、表面的な評価だけでなく、学べる中身や自分の将来像との一致をよく考えて判断することが大切です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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