つくば国際大学は【恥ずかしい】【Fラン】?ネット上で「恥ずかしい」と言われている理由を考察
大学選びにおいて、ネット上の評判や口コミは気になるポイントの一つです。
「つくば国際大学 恥ずかしい」や「つくば国際大学 Fラン」という検索キーワードが表示されると、不安に思う受験生や保護者の方もいるのではないでしょうか。
しかし、「恥ずかしい」「Fラン」という言葉は必ずしも事実を正確に反映しているわけではなく、時には誤解や偏見に基づいて使われていることもあります。
本記事では、つくば国際大学について、なぜ「恥ずかしい」「Fラン」と言われているのかを分析します。
つくば国際大学はFランと言われて恥ずかしい
ネット上では「つくば国際大学はFランだから恥ずかしい」という声が散見されます。
実際につくば国際大学の偏差値はBF(ボーダーフリー)〜37.5とされており、一般的な大学偏差値ランキングでは低い部類に入ります。
ただし、「Fラン」とは明確な定義がなく、「偏差値が40未満の大学」「一般入試の偏差値が設定されていない大学」などと曖昧に使われているのが実情です。
しかし、つくば国際大学には偏差値では測れない魅力も存在します。
- 少人数制によるきめ細かい指導
- 教員が学生生活全般をサポート
- 国家資格取得に特化したカリキュラム
このように、学力の高低だけではなく、「手厚いサポート」や「国家資格取得」という目的に適した大学であることは間違いありません。
つくば国際大学は就職できないと言われて恥ずかしい

「Fラン=就職できない」といった短絡的な見方もネット上にはありますが、実際の就職実績を見るとその印象は大きく異なります。
【令和4年度(令和5年3月卒業)就職データ】
学科 | 就職率 |
---|---|
理学療法学科 | 95.5% |
看護学科 | 100% |
保健栄養学科 | 93.3% |
診療放射線学科 | 89.7% |
臨床検査学科 | 97.1% |
医療技術学科 | 100% |
全体平均 | 95.6% |
医療系の学科を中心とする大学であるため、資格を活かした安定した職業に就く学生が多いのが特徴です。
つまり「つくば国際大学は就職できないから恥ずかしい」という評価は、正確ではないことがわかります。
つくば国際大学とは

つくば国際大学は茨城県土浦市真鍋6-20-1に位置する私立大学です。
■ 沿革
- 1946年 前身の創立
- 1994年 つくば国際大学設置
■ 学部構成
- 医療保健学部
- 医療技術学科(臨床工学技士)
- 臨床検査学科
- 診療放射線学科
- 理学療法学科
- 看護学科
- 保健栄養学科
■ 建学の精神
「白梅」——厳しい環境の中でも美しく花開き、実を結ぶ人材の育成を目指しています。
つくば国際大学の偏差値

学部 | 共通テスト得点率 | 偏差値 |
---|---|---|
医療保健学部 | 40%〜53% | BF〜37.5 |
確かに偏差値は高くありません。
しかし、医療系の国家資格を目指す人にとっては、偏差値だけでなく「国家試験の合格率」や「就職率」の方が重要な判断材料です。
国家試験合格率の実績は

理学療法士国家試験
- 合格率:97.2%(全国平均95.2%)
看護師国家試験
- 合格率:96.0%(全国平均95.9%)
※ただし過去に一度、80.2%(全国平均93.2%)という低迷した年もあります。
保健師国家試験
- 合格率:90.0%(全国平均96.4%)
管理栄養士国家試験
- 合格率:40.0%(全国平均80.1%)
→この分野は課題が見えます。
診療放射線技師国家試験
- 合格率:94.3%(全国平均92.2%)
臨床検査技師国家試験
- 合格率:100%(全国平均94.0%)
臨床工学技士国家試験
- 合格率:88.9%(全国平均88.8%)
全体的に医療系資格の合格率は全国平均以上のものが多いですが、管理栄養士のみ合格率の低さが目立ちます。
まとめ:つくば国際大学は【恥ずかしい】【Fラン】?ネット上で「恥ずかしい」と言われている理由を考察
結論から言えば、つくば国際大学が「恥ずかしい」と言われるのは、偏差値だけを見て評価するネット上の風潮が原因です。
ですが、実態は次の通りです。
- 医療系国家資格の合格率は高水準
- 就職率は全体で95%以上
- 少人数制で手厚いサポート
- 茨城県唯一の臨床工学技士養成学科も設置
確かに偏差値だけを見れば「Fラン」と言われるかもしれません。しかし、目的が明確な人、医療系資格を取りたい人にとっては、決して「恥ずかしい」大学ではありません。
大学選びにおいて大切なのは、「自分が将来どうなりたいのか」。その目的に合った学びができる環境があるかどうかです。
「つくば国際大学 恥ずかしい」「つくば国際大学 Fラン」といった言葉に惑わされず、自分にとってベストな進路を選びましょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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