【アメリカ大統領歴代】「世界史」受験に役立つ覚え方!日本との関わりも解説
「アメリカ大統領歴代世界史」と検索するあなた。
世界史の勉強の中で、「アメリカの大統領って覚える必要があるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
実は、アメリカ大統領の歴史は単なるアメリカの国内政治の話ではなく、世界の近現代史の流れそのもの。
そして、私たち日本の歴史とも深く関わっています。
- アメリカ独立戦争
- 南北戦争
- 日露戦争の講和
- 世界大戦
- 冷戦
- 沖縄返還
- 現代の国際秩序
こうした世界史の重要な出来事には、必ずアメリカの大統領が関わっているのです。
本記事では、受験に出やすいアメリカ大統領の歴代一覧と覚え方のコツ、そして日本史との関わりを解説します。
アメリカ大統領歴代世界史で押さえるべき人物
アメリカの大統領は現在まで46人いますが、全員を覚える必要はありません。
重要なのは、時代の転換点を作った大統領です。
✅ 近代〜戦前の6人
大統領 | ポイント | 日本との関わり |
---|---|---|
ジョージ・ワシントン(1代) | 初代。独立戦争の英雄 | 江戸時代。日本は鎖国中 |
エイブラハム・リンカーン(16代) | 南北戦争を指導。奴隷解放宣言 | 幕末。開国→明治維新直前 |
セオドア・ルーズベルト(26代) | 帝国主義。ポーツマス条約で日露戦争を仲介 | 日本が列強入り(1905年) |
ウッドロウ・ウィルソン(28代) | 第一次世界大戦参戦。国際連盟提唱 | 日本も戦勝国。ヴェルサイユ条約 |
フランクリン・ルーズベルト(32代) | 世界恐慌克服(ニューディール)、第二次大戦 | 真珠湾攻撃→太平洋戦争 |
ハリー・S・トルーマン(33代) | 原爆投下。戦後秩序。冷戦開始 | 敗戦、GHQ占領、日本国憲法制定 |
✅ 戦後・冷戦期の5人
大統領 | ポイント | 日本との関わり |
---|---|---|
ドワイト・D・アイゼンハワー(34代) | 朝鮮戦争休戦。軍拡競争。反共主義を強化 | 日米安全保障条約(1960年) |
ジョン・F・ケネディ(35代) | キューバ危機。核戦争寸前。宇宙開発競争 | 冷戦下で日米同盟が強化 |
リチャード・ニクソン(37代) | ベトナム戦争終結。中国と国交正常化(ニクソン訪中) | 沖縄返還(1972年) |
ロナルド・レーガン(40代) | 軍拡。冷戦終結のきっかけを作る | プラザ合意(1985)→円高→バブル景気 |
ジョージ・H・W・ブッシュ(41代) | 冷戦終結。湾岸戦争 | 冷戦後も日米同盟は継続 |
覚え方のコツ|アメリカ大統領歴代世界史

✅ 語呂合わせで覚える
■ 近代〜戦前の6人
「ワ・リ・セ・ウ・フ・ト」
→ 【語呂】「割り背負うフトコロ」
- ワ:ワシントン(独立)
- リ:リンカーン(南北戦争)
- セ:セオドア・ルーズベルト(日露戦争仲介)
- ウ:ウィルソン(第一次大戦)
- フ:フランクリン・ルーズベルト(第二次大戦)
- ト:トルーマン(原爆・戦後占領)
■ 戦後の5人
「アイ・ケ・ニ・レ・ブ」
→ 【語呂】「アイケニレブ(愛家にレブ)」
- アイ:アイゼンハワー(安保・軍拡)
- ケ:ケネディ(キューバ危機)
- ニ:ニクソン(沖縄返還、中国訪問)
- レ:レーガン(冷戦終結)
- ブ:ブッシュ(冷戦終結→湾岸戦争)
✅ 年号と日本史のリンクで覚える
西暦 | 世界史 | 日本史 |
---|---|---|
1776 | アメリカ独立宣言 | 江戸時代 |
1861-65 | 南北戦争(リンカーン) | 幕末〜大政奉還(1867) |
1905 | ポーツマス条約(セオドア・ルーズベルト) | 日露戦争終結 |
1914-18 | 第一次世界大戦(ウィルソン) | 大正デモクラシー |
1941 | 真珠湾攻撃(F・ルーズベルト) | 太平洋戦争 |
1945 | 原爆投下・敗戦・占領(トルーマン) | GHQ統治、日本国憲法(1946) |
1960 | 冷戦下の軍拡(アイゼンハワー) | 日米安保条約改定 |
1972 | ニクソン訪中、沖縄返還 | 沖縄が本土に復帰 |
1985 | プラザ合意(レーガン) | 円高不況、バブル景気 |
1991 | 冷戦終結(ブッシュ) | 平成不況へ |
✅ ストーリーで理解する
アメリカ大統領の歴史は、世界史の流れそのものです。
- 【独立】→ ワシントンが建国
- 【分裂】→ リンカーンが南北戦争を終結
- 【列強外交】→ セオドア・ルーズベルトが国際舞台に
- 【第一次世界大戦】→ ウィルソンが国際連盟設立
- 【第二次世界大戦】→ フランクリン・ルーズベルトが戦争を指導
- 【戦後と冷戦】→ トルーマンが戦後の秩序を作る
- 【冷戦中盤】→ アイゼンハワーとケネディが対ソ連政策
- 【冷戦終盤】→ ニクソンが中国と和解、レーガンがソ連と対決
- 【冷戦終了】→ ブッシュが冷戦を終わらせ、湾岸戦争へ
このストーリーが理解できれば、アメリカ大統領歴代世界史の知識はほぼマスターできます。
世界史と日本史は密接につながっている

アメリカ大統領の決断は、日本の近現代史にも深く影響しています。
- ✅ ポーツマス条約 → 日露戦争終結
- ✅ 太平洋戦争 → アメリカとの開戦と終戦
- ✅ GHQ統治 → 日本国憲法の制定
- ✅ 日米安保 → 戦後日本の安全保障の柱
- ✅ 沖縄返還 → 戦後の大きな外交成果
- ✅ プラザ合意 → 日本経済にも巨大な影響
つまり、アメリカ大統領歴代世界史の理解は、日本史の近代以降の理解にも直結します。
まとめ|アメリカ大統領歴代世界史はこう覚える!
- ✅ 覚えるのは11人で十分
- ✅ 語呂:「割り背負うフトコロ」「アイケニレブ」
- ✅ 年号は日本史とリンクで覚える
- ✅ ストーリーで流れを理解する
アメリカ大統領の歴史は、ただの人物暗記ではありません。
世界史の近現代史そのものの縮図です。
日本史ともつながるからこそ、理解すればするほど試験で差がつきます。
この記事が、あなたの受験勉強の助けになれば幸いです!
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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