日本保健医療大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「日本保健医療大学 やばい」という検索ワードで調べると、Fランク大学と呼ばれていたり、偏差値がBFであるといったネガティブな声が散見されます。
しかし、実際には看護や理学療法といった専門職を目指す学生たちが、国家試験合格を目指して学んでいる大学でもあります。
本記事では、「やばい」と言われてしまう理由を冷静に分析しながら、日本保健医療大学の実態について掘り下げていきます。
日本保健医療大学はFランと言われてやばい
日本保健医療大学は、偏差値BF(ボーダーフリー)とされています。
これは受験者の学力に幅があることを意味し、「Fランク大学」と揶揄されることがあります。
ただし、医療系大学では座学よりも実習・国家資格取得後の現場での活躍が重視される傾向にあり、偏差値だけで大学の良し悪しを判断するのは早計です。
日本保健医療大学では、以下のような実践的な環境が整っています。
- 幸手北キャンパス:基礎看護学、成人・老年看護学、母性・小児看護学などの演習室を完備
- 幸手南キャンパス:運動学、理学療法などの実習室に加え、水治療法や物理療法の設備もある
また、地域の病院や福祉施設との連携実習を通じて、早い段階から現場感覚を身に着けることができます。
こうした点は、偏差値では測れない「現場力」を育む強みとも言えるでしょう。
日本保健医療大学の国家試験対策がやばい

国家資格を目指す上で避けて通れないのが国家試験。
ネット上では「国家試験合格率がやばい」「サポートが弱いのでは?」といった懸念の声もあります。
しかし、日本保健医療大学では以下のような対策が講じられています。
- 全学生対象の模擬試験の実施
- 結果に基づく総合的指導と個別指導の反復
- 全員合格を目指すチーム型支援
特に理学療法士や看護師を目指す学生にとっては、学内での模試→フィードバック→個別支援のサイクルが非常に重要で、実際に合格者も多数輩出しています。
医療系国家資格は個人の努力も大きく影響する分野ですが、大学側の体制も決して「やばい」とは言い切れません。
日本保健医療大学とは
日本保健医療大学は、埼玉県幸手市に本部を置く私立大学で、2010年に設立されました。
地域社会との連携を重視しており、以下のような特徴を持っています。
- 幸手市の誘致で誕生
- 閉校した小学校・高校の校舎を改修しキャンパス化
- 少人数教育で面倒見のよい指導体制
学部構成はシンプルで、「保健医療学部」の中に以下の2学科があります。

- 看護学科(幸手北キャンパス)
- 理学療法学科(幸手南キャンパス)
他の医療系大学と比べるとコンパクトな大学ですが、その分、学生一人ひとりに目が行き届きやすい環境ともいえます。
日本保健医療大学の偏差値は
保健医療学部の偏差値は「BF(ボーダーフリー)」とされていますが、共通テスト利用入試の得点率を見ると38%〜44%程度です。
この数値は高くはないものの、学力的なハードルを下げることで、医療現場で働く熱意や実技力を重視した人材を受け入れることを意図しているとも考えられます。
偏差値はあくまで目安であり、国家資格取得やその後の職場での活躍が最終的な評価軸である点は、医療系大学全体に共通する認識です。
卒業生の就職先は

日本保健医療大学の卒業生の就職先には、以下のような医療・福祉分野が並びます。
- 病院・診療所
- 高齢者福祉施設
- 障がい者施設
- 保健所
- 研究所
- リハビリテーション事業所
- 医療機器メーカー など
医療・福祉系の進路は全国的に人手不足な現状があるため、資格を取得しさえすれば安定した職を得やすいのが特徴です。
また、就職後も国家資格を活かしてキャリアアップや転職がしやすい点も、看護師・理学療法士ならではのメリットです。
まとめ|日本保健医療大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「日本保健医療大学 やばい」というキーワードには、偏差値や校舎の旧施設利用などをもとにしたネガティブなイメージも含まれています。
しかし実際には、
- 国家資格取得を目指すための設備や実習環境が整っている
- 模擬試験を活用した国家試験対策が体系的に行われている
- 医療・福祉分野での安定した就職先が確保されている
など、医療職を志す学生にとっては実践的かつ現場志向の学びが得られる大学です。
偏差値や外見的な印象で「やばい」と判断するのではなく、自身が目指す進路と照らし合わせて、必要な学びが得られるかどうかを冷静に判断することが大切です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています
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