就実大学は【恥ずかしい】のか?ネット上で「やばい」「恥ずかしい」と言われている理由を考察
「就実大学って恥ずかしいの?」「やばい大学って本当?」
ネット上でときどき目にする「就実大学 恥ずかしい」「就実大学 やばい」といった検索ワード。
これから進学を考えている高校生や、保護者の方にとっては気になる表現です。
本記事では、実際のデータや大学の特長をもとに、「就実大学は本当に“恥ずかしい”のか?」という点について冷静に分析していきます。
大学選びに迷っている方の参考になるよう、偏差値・就職実績・教育内容・卒業生の進路など、具体的な情報を交えて考察していきます。
就実大学はFランと言われて恥ずかしい
ネット上で「Fラン大学」と表現されることがある就実大学。
しかし、実際にはどうなのでしょうか。
就実大学の偏差値は以下の通りです。
学部 | 偏差値 |
---|---|
人文科学部 | BF〜37.5 |
教育学部 | 37.5〜40.0 |
経営学部 | 35.0〜37.5 |
心理学部 | 37.5 |
薬学部 | BF |
確かに「BF(ボーダーフリー)」や40未満の偏差値帯は、世間一般ではFランと認識されやすいゾーンです。
しかし、これはあくまで偏差値だけの話。
実際には、それぞれの学部で特色ある教育が行われており、特に薬学部は最新の設備を整えた実践的な学びの場として注目されています。
薬学部の施設がすごい
薬学部校舎は、研究棟と実習棟に分かれ、3階にある病院薬剤実習センターは、病院の薬剤部とほぼ同等の設備を備えています。
実際の病院を再現した環境で、6年間の学びを通じて、現場で即戦力となる薬剤師を育成しています。
就実大学は就職できないと言われてやばい

「Fランは就職に不利」といった言説もネットで見かけますが、就実大学の実績を見るとその評価は当てはまりません。
2024年3月卒業生の就職率
- 卒業者数:526名
- 就職希望者数:486名
- 就職者数:479名
- 就職率:98.6%
就職希望者のほとんどが就職できているという高水準の実績です。
さらに、進学者12名も含めれば、卒業生のほぼ全員が進路を確保しています。
低年次からのキャリアサポート
就実大学では、1年次からキャリア教育が始まります。
社会の現状や企業理念を学び、グループワークを通じてコミュニケーション能力を育成。
さらに、学内合同企業説明会や模擬面接、SPI対策など、きめ細やかな支援が受けられる点も就職率の高さにつながっています。
就実大学とは

就実大学は岡山県岡山市中区に位置する私立大学で、1904年に創立された歴史ある教育機関です。
大学としては1979年に設置されました。
教育理念は「去華就実」
「去華就実(きょかしゅうじつ)」とは、外見の華やかさではなく、中身の充実を大切にするという意味の言葉です。
この理念のもと、学生一人ひとりが実力を磨き、自ら考え、行動できる人材の育成を目指しています。
就実大学の学部と偏差値

学部 | 偏差値 |
---|---|
人文科学部 | BF〜37.5 |
教育学部 | 37.5〜40.0 |
経営学部 | 35.0〜37.5 |
心理学部 | 37.5 |
薬学部 | BF |
偏差値だけを見ると厳しい評価を受けがちですが、どの学部も専門的かつ実践的なカリキュラムが組まれており、「やばい」といった印象とは裏腹に、堅実な教育体制が整っています。
卒業生の就職先

以下に主な就職先を紹介します。
- 人文科学部:カイタックホールディングス、ANA関西空港、野村證券、岡山市農業協同組合など
- 教育学部:幼稚園・保育園教諭、小学校教諭、養護教諭など
- 薬学部:アイングループ、ウエルシア薬局、岡山赤十字病院、倉敷成人病センターなど
- 経営学部:トンボ、日本カストディ銀行、ANAシステムズ、東京消防庁など
大手企業や公的機関への就職も見られ、「就職に弱い」とは言えない実績です。
まとめ:就実大学は【恥ずかしい】のか?ネット上で「やばい」「恥ずかしい」と言われている理由を考察
結論から言えば、「就実大学=恥ずかしい・やばい」というのは偏見です。
- 確かに偏差値は全体的に低めだが、これは教育方針や募集戦略にもよるもので、一概にレベルが低いとは言えない
- 就職率は98.6%と非常に高く、キャリアサポートも充実している
- 設備や学内環境も整っており、特に薬学部は全国的にも高水準の施設を誇る
「偏差値が低いから恥ずかしい」「Fランだから就職できない」というようなネット上の表面的な情報に流されることなく、実際の実績や教育環境を見て、自分に合った大学かどうかを判断することが重要です。
進学先を検討している皆さんは、ぜひ一度オープンキャンパスなどで実際に雰囲気を感じてみてください。就実大学は、誤解されがちですが、内面の“実”に価値を置いた大学です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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