大阪工業大学は【恥ずかしい】のか?ネット上で「恥ずかしい」と言われている理由を考察
「大阪工業大 恥ずかしい」
こんな検索キーワードが関連ワードに出てくると、受験生や在校生・卒業生にとっては複雑な気持ちになるかもしれません。
大阪工業大学は、工学を中心に情報・知財分野まで多彩な学びを提供する私立大学です。
にもかかわらず、「恥ずかしい」といったネガティブな印象を持たれる理由は何なのでしょうか?
本記事では、ネット上で大阪工業大学が「恥ずかしい」と言われる理由を考察していきます。
大阪工業大学は国立大学と勘違いされて恥ずかしい
「大阪工業大学って国立?」
と言われることがあります。
確かに、「東京工業大学」「名古屋工業大学」「九州工業大学」など、地名+工業大学の名前は多くが国立です。
そのため、「大阪工業大学」も当然のように国立だと誤解され、「入学してから私立だと知った」という声も見受けられます。
この勘違いが、「ブランド力が弱い」といった失望につながり、結果的に“恥ずかしい”という印象にすり替わってしまっているのかもしれません。
しかし、私立であること=質が劣るというわけではありません。
後述するように、大阪工業大学は特色ある学部構成と実践的な教育で高い就職実績を誇る大学です。
大阪工業大学はヤンキーがいると言われて恥ずかしい

一部の掲示板やSNSでは、「見た目がヤンキーっぽい学生が多い」といった書き込みが見られます。
これは、学生の個性が尊重されていることの裏返しとも言えるでしょう。
大阪工業大学では、鳥人間コンテストやロボット開発、建築デザインコンペなど、学生主体のユニークな取り組みが盛んです。
表現の自由やチャレンジ精神が重んじられているため、髪色や服装が派手な学生がいることも事実。
しかし、見た目にとらわれず、それぞれが専門性を持って自分の将来に向けて努力している姿勢は評価されるべきです。
大阪工業大学とは

大阪工業大学は、1922年に創立され、1949年に大学として正式に設置された100年以上の歴史を持つ私立大学です。
本部は大阪市旭区にあり、大阪市内のアクセスの良い立地も魅力です。
学部構成
- 工学部:建築、都市デザイン、機械、電気電子、応用化学など、ものづくり系の王道。
- ロボティクス&デザイン工学部:ロボットや空間デザイン、システム設計に特化した先端学部。
- 情報科学部:AI、データサイエンス、ネットワークなどIT時代の中核を担う分野。
- 知的財産学部:国内唯一の知財を専門とする学部。法務やビジネスにも通じる内容。
ロボティクスや知的財産といった、今後の社会でますます需要が高まる分野にいち早く取り組んでいるのが特徴です。
大阪工業大学の偏差値は

気になる偏差値は以下の通りです(2025年度入試の目安)
- 工学部:42.5~47.5
- ロボティクス&デザイン工学部:45.0~47.5
- 情報科学部:40.0~47.5
- 知的財産学部:45.0
偏差値だけで大学の実力を判断するのは危険ですが、難関私大と比べるとやや易しめの印象があります。
しかし、工学や情報系の分野では入ってからの学びが重要です。
偏差値よりも、カリキュラムや卒業後の進路で大学を評価する方が合理的です。
卒業生の就職先は

大阪工業大学の強みは、圧倒的な就職実績にあります。
以下は各学部の主な就職先の一例です
- 工学部:関西電力、大阪府庁、高松建設、大阪市役所、三菱電機エンジニアリング
- ロボティクス&デザイン:一条工務店、NTTデータ関西、清水建設、富士ソフト
- 情報科学部:デンソーテン、IIJ、大塚商会、日立システムズ、NTTデータ関西
- 知的財産学部:住友電気工業、積水ハウス、富士フイルムメディカル、ALSOK
大手企業や自治体への就職も多く、実学に強い大学であることがよく分かります。
「恥ずかしい」と言う前に、「実力で勝ち取った内定先」を見てほしいものです。
まとめ:大阪工業大学は【恥ずかしい】のか?ネット上で「恥ずかしい」と言われている理由を考察
大阪工業大学が「恥ずかしい」と言われてしまう背景には、
- 国立大学と勘違いされることによる期待とのギャップ
- 個性の強い学生が目立つことによる先入観
- 偏差値のみで評価されがちな風潮
といった“誤解”や“イメージ先行”が原因になっています。
しかし、実際は、
- 実践的な教育カリキュラム
- 特化型学部による専門性の高さ
- 高い就職率と有力企業への進路実績
といった「堅実で頼れる大学」なのです。
「見た目」や「偏差値」で判断せず、本当に自分の学びたいことがあるか、成長できる環境があるかを基準に大学選びをしていきましょう。
大阪工業大学は、「実力で評価されるべき大学」と言えるのではないでしょうか。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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