南山大学は【恥ずかしい】のか?「東京でいうと」どの大学と同レベル
南山大学と検索すると、「恥ずかしい」「微妙」「東京でいうとどの大学?」といった、少しネガティブにも見える言葉が並ぶことがあります。
中部地方では名門私立大学として知られる「南山大学」ですが、全国的な知名度や偏差値の変化を理由に、不安を感じる受験生や保護者も少なくないでしょう。
しかし、「恥ずかしい」と言われる背景には、単なる学力や大学の質の問題だけでなく、地域性・大学群の違い・東京基準での比較といった構造的な要因が大きく影響しています。
特に「東京でいうとどの大学と同レベルなのか?」という疑問は、多くの人が気にするポイントです。
本記事では、南山大学がなぜ「恥ずかしい」と言われることがあるのかを整理したうえで、
東京の私立大学と比較した場合のレベル感、偏差値の推移、就職実績などをもとに、南山大学の実態を客観的に考察していきます。
南山大学を進学先として検討している方にとって、判断材料の一つとなれば幸いです。
南山大学は難関大にもかかわらず全国的な知名度が低くて恥ずかしい
南山大学が「全国的な知名度が低くて恥ずかしい」と言われる背景には、大学の実力そのものではなく、地域性による情報格差が大きく影響しています。
南山大学は、愛知・岐阜・三重といった中部地方では非常に知名度が高く、「中部私大トップクラス」として認識されています。
一方で、関東・関西圏では受験市場や大学群(MARCH、関関同立など)の話題が中心になりやすく、中部の私立大学が話題に上がりにくいという構造的な事情があります。
そのため、東京や関西の学生から「南山大学ってどんな大学?」と聞かれる場面が生まれやすく、
それが結果として「知名度が低い=恥ずかしい」という印象につながっていると考えられます。
しかし実際には、南山大学は
- 中部地方では企業・高校からの評価が非常に高い
- 地元大手企業や金融機関への就職実績が豊富
- 教育内容・学生の質が安定している
といった強みを持つ大学です。
つまり、「全国的な知名度が低い」という評価は、大学の中身を正確に反映したものではなく、首都圏基準で測られていることによる誤解と言えるでしょう。
南山大学は東京で言うとどの大学?

南山大学について語られる際、よく話題に上がるのが
「東京でいうと、どの大学レベルなのか?」という比較です。
この問い自体は、南山大学の立ち位置をイメージしやすくするためのものであり、
大学の価値を単純に序列化するためのものではありません。
ネット上では、南山大学は
成成明学(成蹊・成城・明治学院)や獨國武(獨協・國學院・武蔵)あたりに近い
と表現されることが多く、学部によっては日東駒専と比較されるケースも見られます。
ただし、この比較には注意が必要です。
なぜなら、
- 南山大学は「中部地方トップ私大」という地域内ポジション
- 成成明学・獨國武は「首都圏私大の中堅上位」という都市圏内ポジション
と、そもそも置かれている受験市場が異なるからです。
同じ偏差値帯であっても、
- 南山大学:地元トップ層が集まり、地元就職に強い
- 首都圏私大:大学数が多く、序列が細分化されやすい
という違いがあり、単純に「東京の〇〇大学と同じ」と断定するのは適切とは言えません。
そのため、南山大学を東京の大学に当てはめる場合は、
「成成明学〜獨國武クラスに相当すると言われることが多いが、
実際には“中部地方での評価”を含めて考える必要がある」
と表現するのが、最も実態に近い整理と言えるでしょう。
このように、「東京でいうとどの大学?」という問いはあくまで参考指標であり、
南山大学の評価は中部地方における存在感・就職実績・教育内容を含めて判断すべき大学
であることを理解することが重要です。
南山大学は偏差値が下がって恥ずかしい

かつては偏差値60台だったが、近年は50台に
南山大学は、かつて偏差値60台の難関私立大学として知られていました。
しかし、近年では偏差値が50台に落ち込む学部も見られ、南山大学について、「偏差値が下がった=レベルが落ちたのでは?」という声が見られます。
しかし、この見方は現在の大学入試制度の変化を十分に踏まえていない評価と言えるでしょう。
近年、私立大学入試は大きく様変わりしています。
総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜の拡大により、学力試験一本で測られない入学者が増加しました。
実際、多くの難関私立大学では
- 推薦・総合型選抜の比率を高め
- 一般入試の募集枠を絞る
という戦略を取っています。
その結果、偏差値は「見かけ上」上がりやすくなる構造があります。
一方で南山大学は、現在でも一般入試の比重が比較的高い大学です。
これは「入りやすくした」のではなく、
一定の学力水準を担保した学生選抜を維持しているとも言えます。
そのため、
- 合格者数が多くなる
- 偏差値が相対的に低めに算出される
という現象が起きやすく、
これが「偏差値が下がった」「恥ずかしい」という印象につながっている可能性があります。
しかし重要なのは、
入学後の教育内容・学修環境・卒業後の進路です。
南山大学は、
- 少人数教育
- 語学・国際教育の充実
- 地元有力企業・金融機関への就職実績
といった点で、今なお高い評価を維持しています。
つまり、南山大学の偏差値低下は
大学の実力が落ちた結果ではなく、入試制度と評価指標の変化によるもの
と捉える方が実態に近いでしょう。
「偏差値だけでは測れない価値を重視する大学」
これが、現在の南山大学の姿だと言えます。
南山大学の偏差値(パスナビより)
南山大学とは

南山大学は、愛知県名古屋市昭和区に本部を置く私立大学です。
カトリック・イエズス会によって設立され、キリスト教の精神に基づいた教育が行われています。
その理念は「人間の尊厳を尊重し、他者のために生きる」という価値観に基づいており、知識と道徳を兼ね備えた人材を育成することを目指しています。
1949年に設立された南山大学は、長い歴史とともに中部地方の名門私立大学としての地位を築いてきました。
8つの学部を持ち、多彩な学問分野を提供している総合大学です。それぞれの学部の特徴を詳しく見ていきましょう。
人文学部
南山大学の人文学部は、哲学、心理学、文化人類学、歴史学など多岐にわたる人文科学の分野を深く探求できる学部です。
ここでは、人間の精神や文化、社会に関する理解を深めることが目的です。
- 哲学科: 思想の歴史や哲学的な問いを深く学び、論理的思考力を養成します。
- 心理人間学科: 人間の心理や行動を科学的に探求し、カウンセリングや心理学研究を目指す学生に人気があります。
- 歴史学科: 世界や日本の歴史を学び、社会の成り立ちや文化の変遷を理解する力を育てます。
外国語学部
外国語学部は南山大学の中でも特に人気の高い学部で、多言語・多文化の学びを提供しています。
外国語の習得だけでなく、その背景にある文化や社会についても深く理解することを目指します。
- 英米学科: 英語圏の文化や文学を学び、実践的な英語運用能力を高めます。
- スペイン・ラテンアメリカ学科: スペイン語を学びながら、ラテンアメリカの社会や文化に精通した人材を育てます。
- フランス学科: フランス語圏の歴史や文化を学び、国際的な視野を広げます。
- ドイツ学科: ドイツ語を中心にヨーロッパの社会や文化を研究します。
経済学部
経済学部では、経済の理論や実践について学び、社会やビジネスの動向を分析する能力を養います。
地元企業との連携や実践的な教育が特徴で、卒業生は企業の中核を担う人材として活躍しています。
- 経済学科: マクロ経済学やミクロ経済学を基礎に、地域経済や国際経済について学びます。
- 地域・都市政策学科: 地域経済の発展や都市計画に関する知識を深める学びが特徴です。
経営学部
経営学部は、企業経営やマーケティング、財務管理などに関する実践的なスキルを学べる学部です。
理論だけでなく、ケーススタディやグループワークを通じて、現実のビジネス課題を解決する力を育てます。
- 経営学科: 経営戦略や人事管理、組織論など幅広い分野を網羅しています。
- デジタルビジネス学科: デジタルトランスフォーメーション時代に対応した新設学科で、ITを活用した経営手法を学びます。
法学部
法学部は、憲法、民法、刑法などの基礎を学びながら、法的な思考力と問題解決能力を養成します。
公務員や弁護士を目指す学生も多く、資格取得支援が充実しています。
- 法律学科: 基本的な法律知識を学び、司法試験や行政書士試験を目指すコースが人気です。
- 政治学科: 政治の仕組みや国際関係論を学び、グローバル社会での活躍を目指します。
総合政策学部
総合政策学部では、現代社会が直面する多様な課題に対して、政策立案や解決策を模索する力を養います。
環境問題、地域振興、国際関係など、幅広いテーマをカバーしています。
- 政策科学科: 政策の理論と実務を学び、地域や国家レベルでの問題解決を目指します。
- 国際政策学科: 国際的な課題に取り組む人材を育成するカリキュラムが魅力です。
理工学部
理工学部は、自然科学や工学の基礎から最先端技術まで幅広く学べる学部です。
特に情報工学や機械工学の分野に力を入れており、産学連携プロジェクトも盛んです。
- 機械工学科: 機械設計やロボティクスを学び、エンジニアを目指します。
- 情報工学科: ソフトウェア開発やAI、IoTなどの先端技術を学べる学科です。
国際教養学部
国際教養学部は、英語を使った授業を中心に、グローバル社会で通用する教養とスキルを育成することを目的としています。
留学プログラムが充実しており、卒業後は国際機関や外資系企業に就職する学生が多いです。
- 国際文化学科: 多文化共生や国際交流に関する学びを提供します。
- グローバルビジネス学科: ビジネスと文化を融合した学びで、国際ビジネスのプロフェッショナルを育てます。
これらの学部を通じて、南山大学は地域社会だけでなく国際社会でも貢献できる人材の育成を目指しています。
それぞれの学部が独自の強みを持つことが、南山大学の特徴であり魅力と言えるでしょう。
南山大学の偏差値は

南山大学の偏差値は、学部によって以下のように幅があります。
- 偏差値:42.5~57.5
この幅広い偏差値は、多様な学部があることを反映しています。
しかし、全国的な名門私立大学と比較すると、この数字が「恥ずかしい」と感じられる要因になっているかもしれません。
【最新版】南山大学のおすすめ学部はどこ?一般入試倍率から狙い目を解説
卒業生の就職先
南山大学の就職実績を詳しく見ていくと、ネット上で語られる「恥ずかしい」という評価とは対照的に、中部地方における私立大学の中では極めて強い就職力を持っていることが分かります。
特に注目すべきなのは、
地元の大手・優良企業、金融機関、自治体への就職における存在感です。
南山大学は長年にわたり、
- 中部地方の企業
- 地銀・信金・メガバンク
- 自治体・公務員
との間に、安定した人的ネットワークを築いてきました。
これは一朝一夕で築けるものではなく、卒業生が現場で評価され続けてきた結果として形成された「信頼の蓄積」と言えます。
また、企業側から見ても南山大学は
「学力だけでなく、コミュニケーション力・誠実さ・定着率が高い」
という評価を受けることが多く、採用側からの評価が安定して高い大学です。
全国的な知名度では首都圏の有名私大に及ばない部分はあるものの、
中部エリアという視点で見れば、
- 就職の強さ
- OB・OGの厚み
- 地元企業との結びつき
これらを総合すると、「中部最強クラスの私立大学」と評価する声があるのも不自然ではありません。
つまり南山大学は、「全国ブランドで目立つ大学」ではなく、
「中部で本気で就職を考えるなら非常に合理的な大学」だと言えるでしょう。
就職という現実的な観点から見たとき、南山大学は決して「恥ずかしい大学」ではなく、
むしろ堅実で実力のある大学として再評価されるべき存在です。
まとめ:南山大学は【恥ずかしい】のか?「東京でいうと」どの大学と同レベル
南山大学が「恥ずかしい」と言われる背景には、
全国的な知名度の低さや、偏差値だけを基準にした一面的な評価があることが分かりました。
確かに、東京の有名私立大学と比べると、
メディア露出やブランド力では目立たない存在かもしれません。
しかしそれは、大学の実力不足を意味するものではありません。
南山大学は、中部地方において長年にわたり
- 地元大手企業
- 金融機関
- 自治体・公務員
との強固なネットワークを築いてきました。
就職実績という現実的な指標で見れば、
「中部最強クラスの私立大学」と評価される理由は十分にあります。
また、偏差値が以前より低く見える点についても、入試制度の変化や一般入試比率の高さといった構造的背景を考慮すれば、単純に「レベルが下がった」と結論づけるのは適切ではありません。
むしろ南山大学は、派手さよりも堅実さ、全国ブランドよりも地域での実力を重視する大学だと言えるでしょう。
「東京でいうとどこ?」という問いに無理に当てはめるよりも、
「中部で就職まで見据えるなら非常に合理的な選択肢」
と捉える方が、南山大学の本質に近い評価です。
結論として、南山大学は決して「恥ずかしい大学」ではありません。
むしろ、実力と実績を着実に積み重ねてきた、知る人ぞ知る“堅実で強い私立大学”だと言えるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。




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