共通テストの数学は【ひどい】?難しすぎると言われる理由と対策を徹底解説
大学入試共通テストの数学が「ひどい」とネット上で話題になっています。
「難しすぎる」「時間が足りない」「読解力ゲー」——こうした声を目にして、不安に思う受験生や保護者の方も多いでしょう。
なぜ共通テストの数学はここまで“ひどい”と言われるのか?
その理由を冷静に分析し、今からできる具体的な対策まで解説します。
共通テストの数学が「ひどい」と言われる理由
センター試験との違いが大きすぎる
共通テストの数学は、以前のセンター試験とは出題傾向が大きく変わりました。
- 単純な公式の暗記や計算問題が減少
- 問題文が長くなり、設定や状況を読み取る力が必要
- 実生活のデータや設定に基づく問題が増加
つまり、「思考力」「判断力」「読解力」が強く求められる試験に変わったのです。
時間が足りない問題が多い
受験生の最大の不満が「時間が足りなさすぎる」という声です。
- 問題文が長く、読むのに時間がかかる
- 計算問題でも、途中に読み取りや条件整理が必要
- 最後の大問までたどり着けない受験生が続出
計算力だけでなく、情報処理のスピードが大きく問われています。
難易度が年度によってブレすぎる
共通テストの数学は年によって難易度のブレが激しいのも特徴です。
- ある年は数I・Aの平均点が激低、別の年は数II・Bが爆下がり
- 難しい年は平均点が40点台になることも
どの年も「難化」する可能性があることを前提に備える必要があります。
思考力重視=学校の授業だけでは不十分
学校の定期テスト対策や従来型の演習だけでは太刀打ちできないことも。
- パターン学習が通用しない
- 問題文の読解力まで問われる
- 数学+国語のような設問構成
まさに「数学なのに国語力がいる」と言われる所以です。
ネットのリアルな声「共通テスト数学ひどすぎ」

実際のSNSや掲示板での声を見ても、共通テスト数学に対する不満は爆発しています。
「共通テストの数学は時間制限の鬼畜」
「読解力のある人が勝つ数学…もはや国語」
「平均点低すぎて救われたけど、あれは受験生泣かせ」
共通テストの数学は、多くの受験生が「ひどい」と感じているのが現実です。
共通テスト数学の過去問から見える傾向と対策

共通テスト数学の過去問を分析することで、出題傾向や難易度の変化を把握し、効果的な対策を立てることができます。
特に、令和6年度(2024年)の本試験問題は、最新の傾向を知る上で重要な資料です。
過去問から見える傾向
- 問題文の長文化:文章のボリュームが多く、設問の意図を正確に読み解く力が必須。
- 情報処理型の出題:表、グラフ、データの読み取りが多い。
- 途中式や検証の重視:一発の計算力より、複数の条件を整理し、検証する力が問われる。
- 思考の連続性:前の問題の結果を使って次の問題に進む形式が増加。
共通テスト数学の「ひどい」に負けないための対策

時間内に解く練習を徹底する
- 本番と同じ時間設定で過去問・予想問題を解く
- 1問ごとに時間を区切る「時間感覚」を身につける
目標は「制限時間を体内時計で感じられる」こと。
読解力・データ処理力を鍛える
- 問題文の読み取りに慣れる
- 表、グラフ、図の情報を素早く正確に読み取る訓練をする
- 国語の現代文のように、設問条件を正確に把握する練習が有効
思考力を鍛える問題集を活用
- 単なる計算ドリルではなく、共通テスト形式の思考力問題に特化した教材を選ぶ
- 複数の条件を組み合わせて解く力を養う
模試の分析を徹底する
- 「なぜ時間が足りなかったのか」を具体的に分析する
- 計算ミスより、読み取りミスや思考の停滞が原因のことが多い
- 間違えた問題の“設問の読み方”まで振り返る
数学がひどいと感じたときのメンタルケア

- 共通テストの平均点は低いので、みんな難しい
- 数学が苦戦しても、英語や社会・理科でカバー可能
- 共通テストだけが受験ではない。私立一般・国公立二次で逆転できる
- 自分だけができなかったのではない、と自分を責めないことが大事
まとめ:共通テストの数学は【ひどい】?難しすぎると言われる理由と対策を徹底解説
共通テストの数学が「ひどい」と感じるのは、決してあなただけではありません。
- センター試験時代とは全く別物の試験
- 読解力、情報処理力、思考力、そして時間管理能力が必須
- しかし、正しい対策をすれば十分に乗り越えられる試験でもあります
焦らず、できることから一歩ずつ積み重ねていきましょう。
受験はトータルの勝負。共通テスト数学が難しくても、全体で合格点を取ることがゴールです。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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