神戸市外国語大学は【Fラン】【難しい】?ネット上での相反する意見を考察

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大学あれこれ

神戸市外国語大学は【Fラン】【難しい】?ネット上での相反する意見を考察

近年、大学名を検索すると「Fラン」「難しい」といった正反対の言葉が並ぶことがあります。

今回取り上げる「神戸市外国語大学」もその一つです。

「神戸市外国語大学 Fラン」や「神戸市外国語大学 難しい」と検索されている現状に、疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、神戸市外国語大学が「Fラン」と言われる理由、そして「難しい」と評される根拠について、実際の偏差値や倍率、就職実績などのデータをもとに検証します。

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神戸市外国語大学がFランと言われている理由は?

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まず結論から言うと、神戸市外国語大学はFラン大学ではありません

神戸市外国語大学の偏差値は52.5〜57.5、共通テストの得点率は69%〜85%と、全国の公立大学の中でも中堅〜上位に位置します。

入試倍率も安定して高く、「入学すれば誰でも卒業できる」というような、いわゆるFランの特徴には該当しません。

なぜ「Fラン」と言われてしまうのか?

神戸市外国語大学が「Fラン」と検索される背景には、外国語系大学全体への誤解や、近年の留学者数の減少が影響している可能性があります。

文部科学省の資料によると、日本人の海外留学者数は以下のように推移しています。

  • 2018年:115,146名
  • 2020年:1,487名(新型コロナウイルスの影響)
  • 2023年:89,179名(円安の影響も残る)

出典:文部科学省 海外留学者数統計(2024年4月30日発表)

グローバル志向が一時的に停滞したことで、「外国語大学の価値が下がったのでは?」という印象を持たれることがあり、これがネット上などで「Fラン」などの言葉と結びついてしまう要因となっていると考えられます。

神戸市外国語大学が難しいと言われている理由は?

一方、「神戸市外国語大学は難しい」と言われているのも事実です。

これは単に主観的な印象ではなく、入試の倍率や試験方式の特性からも裏付けられます。

  • 2024年度 全選抜合計倍率:2.6倍
  • 2023年度 全選抜合計倍率:2.8倍

これは公立大学の中でも高めの数値で、一定以上の学力と対策が必要です。

また、神戸市外国語大学は共通テストを必須とする大学であり、さらに全国の「外大連合」の一角として語学教育の専門性も高く、入試対策には高度な英語力が求められます。

難関である理由をまとめると:

  • 共通テストの高得点が求められる(得点率69%〜85%)
  • 人気学部(英米学科など)の倍率が高い
  • 語学力+国際理解を問う記述や面接が課されることもある

つまり、「簡単に入れる大学ではない」という評価は、データ的にも妥当です。

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神戸市外国語大学とは

神戸市外国語大学は、兵庫県神戸市西区学園東町に本部を置く日本唯一の公立外国語大学です。

  • 創立:1946年(旧神戸市立外事専門学校)
  • 大学設置:1949年
  • 移転:1986年に現在の神戸研究学園都市にキャンパスを統一
  • 法人化:2007年、神戸市が設置する「公立大学法人」へ移行

学部構成

神戸市外国語大学は外国語学部の単科大学で、以下の学科があります。

昼間課程(外国語学部)

  • 英米学科
  • ロシア学科
  • 中国学科
  • イスパニア学科
  • 国際関係学科

夜間課程(外国語学部第2部)

  • 英米学科

国際関係学科を除き、各学科は言語運用能力だけでなく、現地文化、政治、経済、国際情勢についても深く学ぶカリキュラムが特徴です。

神戸市外国語大学の偏差値・得点率は

勉強中

入試の難易度をより具体的に見るために、偏差値と共通テストの得点率をまとめます。

学部・学科名偏差値共テ得点率
外国語学部52.5〜57.569%〜85%

とくに英米学科や国際関係学科は人気が高く、偏差値・得点率ともに高めです。

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神戸市外国語大学の就職先は

「Fランかどうか」は、就職実績にも大きく関わりますが、神戸市外国語大学の卒業生は有名企業や官公庁への就職実績を誇ります

主な就職先(一部)

  • 日本航空(JAL)
  • 近鉄エクスプレス
  • 帝人フロンティア
  • 神戸製鋼所
  • 外務省(専門職)

就職先の詳細

語学力と国際教養を武器に、貿易・航空・政府系機関・製造業など多岐にわたる分野で活躍しています。

まとめ:神戸市外国語大学は【Fラン】【難しい】?ネット上での相反する意見を考察

神戸市外国語大学について、ネット上では「Fラン」「難しい」といった相反する言葉が見られますが、実際には以下のようにまとめることができます。

  • 偏差値52.5〜57.5、共テ得点率69〜85%と、全国的にも中堅以上のレベル
  • Fラン大学とは明確に異なる学力・就職実績を持つ
  • 公立外国語大学という特性から、語学教育における評価は高く、倍率も安定して高い
  • 就職先は大手企業や外務省など、将来性もある進路が多数

「神戸市外国語大学 Fラン」や「神戸市外国語大学 難しい」と検索する前に、ぜひ本記事のような客観的な情報をもとに、自分に合った進学先かどうかを判断してみてください。

subblog 著者プロフィール

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

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