植草学園大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「植草学園大学 やばい」という検索キーワードが気になっている方へ。
「やばい」という言葉は、使い方によっては「悪い意味」にも「良い意味」にも取れる曖昧な言葉です。
この記事では、ネット上で「やばい」とささやかれている植草学園大学について、偏差値や就職状況、学部構成、卒業後の進路など、具体的なデータをもとに分析します。
植草学園大学はFランと言われてやばい
まず、「Fランク大学」とされることが多い植草学園大学の偏差値から見てみましょう。
- 発達教育学部:偏差値35.0(共通テスト得点率52%)
- 保健医療学部:偏差値35.0~37.5(共通テスト得点率50~55%)
- 看護学部:偏差値35.0(共通テスト得点率50%)
上記の偏差値から見ても、いわゆる「Fラン」と呼ばれる大学に分類されることは否めません。
実際、受験生口コミサイトでは「学力的に入りやすい」「名前を書けば入れる」などの声が見られます。
ただし、「偏差値が低い=大学としての価値がない」というわけではありません。
学力よりも教育内容やサポート体制、卒業後の進路の方が重要だと考える人も多く、大学選びはあくまで目的に応じた判断が必要です。
植草学園大学の就職率がやばい

「やばい」と言われがちな一方で、注目すべきは就職実績です。
植草学園大学の2025年度(令和7年3月卒業生)の就職率は以下の通りです。
- 発達教育学部:就職率96.1%
- 保健医療学部:就職率93.5%
一般的に就職率90%超えは「高水準」とされます。
つまり、偏差値の低さに反して、卒業後の進路はかなり堅実であるといえるでしょう。
特に教育・保育・リハビリ・看護といった分野は、資格や実務能力が評価されやすく、偏差値よりも現場対応力が重視されます。
大学の支援体制も厚く、キャリアセンターや履歴書添削、個別相談などのサポートが評価されています。
植草学園大学とは

植草学園大学は、千葉県千葉市若葉区に本部を置く私立大学です。
- 創立:1904年(前身)/大学設置:2008年
- 学部構成:
- 発達教育学部(1学科4コース)
- 保健医療学部(1学科2専攻)
- 看護学部(2025年4月開設)
建学の精神は「徳育を教育の根幹として、国を愛し、心の豊かな、たくましい人間の形成をめざすとともに、誠実で道徳的実践力のある人材を育成する」。
教育理念にはインクルーシブ(共生)教育が根底にあり、発達障害や多様性に配慮した教育を実践している点が他大学にはない特徴です。
また、最新設備を備えた大学棟、図書館、健康管理室なども設置されており、学修環境の整備にも注力しています。
植草学園大学の偏差値は

各学部の偏差値と共通テスト得点率を再掲します。
学部名 | 偏差値 | 共通テスト得点率 |
---|---|---|
発達教育学部 | 35.0 | 52% |
保健医療学部 | 35.0〜37.5 | 50〜55% |
看護学部 | 35.0 | 50% |
いずれも全国平均よりは下回る数値ではあるものの、学部の特性上、偏差値だけでは測れない「対人スキル」「実務力」「専門性」を重視する学びが中心です。
卒業生の就職先は

卒業後の進路を見ると、公務員、保育園、医療施設、企業と幅広く分布しており、専門職としてのキャリアを歩んでいる学生が多いのが特徴です。
教育・保育系
- 千葉市立小倉小学校
- 鎌ヶ谷市立鎌ヶ谷東部小学校
- 青空保育園
- にじいろ保育園一之江
医療・福祉系
- 船橋市立リハビリテーション病院
- 千葉・柏リハビリテーション病院
- 東京湾岸リハビリテーション病院
- 国立長寿医療研究センター
一般企業
- (株)ベネッセコーポレーション
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
資格を取得して即戦力として働ける専門職が多いため、学部で学んだ内容がそのまま就職に活かされている点は評価できます。
まとめ:植草学園大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「植草学園大学 やばい」と検索される理由は、主に偏差値の低さから来る学力面での評価が原因だと考えられます。
しかし、就職率や教育環境、サポート体制、卒業後の進路を見る限り、「やばい=悪い大学」とは一概に言えません。
むしろ、明確な将来像を持って専門職を目指す人にとっては、「面倒見の良い」「資格取得に強い」大学といえるでしょう。
偏差値だけにとらわれず、自分の進路に合った大学選びをしたいという方にとって、植草学園大学は一つの有力な選択肢になるはずです。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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