修文大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
ネットで「修文大学 やばい」と検索ワードを目にし、実際に検索すると、「Fラン」といったキーワードが並ぶことがあります。
しかし、果たしてそれは事実なのでしょうか?
この記事では、修文大学の偏差値や就職実績、学内設備、大学の歴史などをもとに、「やばい」と言われる理由とその実態を客観的に考察します。
修文大学はFランと言われてやばい
インターネット上では、偏差値が40未満の大学を一括して「Fラン」と呼ぶ風潮があります。
修文大学の偏差値は以下の通りです。
- 健康栄養学部:偏差値37.5~40.0
- 看護学部:偏差値37.5~40.0
- 医療科学部:偏差値35.0
たしかに、全国的に見ると高偏差値とは言えません。
これが一部で「Fラン大学」とレッテルを貼られる要因です。
しかしながら、修文大学は各学部専用の最新設備を備え、実践的な教育環境が整えられています。
たとえば、実験・実習用の機器や設備が充実しており、医療・看護・栄養分野の現場に即した学びができるのは大きな強みです。
さらに、学生生活を支える学生会館、多目的ホール、食堂、学内コンビニなどの施設もあり、学習と生活の両面をサポートしています。
「偏差値だけで“やばい”と判断するのは早計」だと言えるでしょう。
修文大学の就職率がやばい

修文大学のもう一つの注目ポイントは、その驚異的な就職実績です。
2025年卒業予定者における内定率は以下の通り:
- 医療科学部:97.9%
- 看護学部:100%
- 健康栄養学部 健康栄養学科:100%
- 同 生活文化学科・幼児教育学科:100%
ここまで高い就職率を維持できているのは、大学としての就職支援が徹底しているからです。
主なサポート体制
- 一般常識模擬試験(SPI対策)
- 職業適性検査による個別分析
- 個別面談による進路指導
- 就職ガイダンス(エントリーシート対策、面接練習など)
大企業や医療機関への就職が現実的に可能な環境が整っており、「やばい=就職できない」という構図は完全に否定されます。
修文大学とは

修文大学は、愛知県一宮市に本部を構える私立大学です。
- 創立:1941年(前身校)
- 大学設置:2008年
- 建学の精神:「国家・社会に貢献できる人材の育成」
- 教育理念:「人と学び、人に学ぶ。」
「修文」という大学名は、中国古典『書経』に登場する言葉であり、元号「平成」の候補にもなった由緒ある言葉です。
学問を通じて人間性を磨くという、教育に対する深い理念が込められています。
修文大学の偏差値は

修文大学には、医療・栄養・看護の分野に特化した3学部があります。
学部 | 学科 | 共通テスト得点率 | 偏差値 |
---|---|---|---|
健康栄養学部 | 健康栄養学科 | 45%~46% | 37.5~40.0 |
看護学部 | 看護学科 | 39%~44% | 37.5~40.0 |
医療科学部 | 臨床検査学科など | 38%~44% | 35.0 |
数値だけを見れば決して高偏差値とは言えませんが、医療や保健福祉系の専門職育成に特化した大学としては、資格取得や実務能力に重点を置いた教育体制が魅力です。
卒業生の主な就職先

修文大学では、学生の志望や学科に応じた専門的な就職先に多数の実績があります。
健康栄養学部の主な就職先:
- 日本ゼネラルフード
- グリーンハウス
- メフォス(給食受託会社)
看護学部の主な就職先:
- 海南病院
- 藤田医科大学病院
- 一宮市立市民病院
医療科学部の主な就職先:
- BML(臨床検査大手)
- LSIメディエンス(検査・診断支援)
- 岐阜市民病院
いずれも医療・福祉分野で実績のある企業・病院ばかりで、学んだことがそのまま就職に直結する環境と言えます。
まとめ:修文大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
ネット上では「修文大学 やばい」と検索されがちですが、実態はむしろ逆です。
- 偏差値だけでなく就職率や支援体制、教育設備を見ると、しっかりとした教育機関であることがわかります。
- 専門職育成に特化し、就職直結型の教育を展開している。
- 地元医療機関や企業と強いパイプを持ち、地域密着型の大学として着実に成果を上げている。
「やばい大学」とレッテルを貼るのは簡単ですが、修文大学は実直に学生の未来をサポートしている堅実な大学です。
特に医療・保健・栄養分野を目指す人にとっては、実力主義で評価される就職先が多く、将来性のある選択肢となるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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