神奈川県立保健福祉大学は【難しい】?ネット上で「難しい」と言われている理由を考察

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神奈川県立保健福祉大学は【難しい】?ネット上で「難しい」と言われている理由を考察

神奈川県内で医療・福祉分野に強みを持つ大学といえば、「神奈川県立保健福祉大学」が挙げられます。

インターネット上では「神奈川県立保健福祉大学 難しい」といった声が多く見られ、「入りにくい」「レベルが高い」といった評価も散見されます。
果たして本当に神奈川県立保健福祉大学は難しいのでしょうか?

この記事では、入試の倍率や国家試験の合格率、偏差値、卒業後の進路などのデータをもとに、「難しい」と言われる理由を多角的に考察していきます。

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神奈川県立保健福祉大学が難しいと言われているのは倍率が高いから

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まず、最もわかりやすい「難しさ」の指標が入試の倍率です。
神奈川県立保健福祉大学の2024年度の入試結果は以下の通りです。

  • 全選抜合計の倍率:2.3倍
  • 一般選抜合計の倍率:2.9倍

これは、全国の国公立大学の中でもやや高めの倍率に分類されます。
さらに2023年度も、全選抜で2.1倍、一般選抜で2.3倍と、安定して高い人気を保っています。

神奈川県立保健福祉大学は、神奈川県の公立大学でありながら学費が安く、立地もよいという特徴があるため、例年多くの志願者が集まります。

そのため、「難しい」と感じる受験生が多いのも納得です。

神奈川県立保健福祉大学は難しいだけあっての国家試験合格率

「難しい」と言われる大学は、入った後の実力養成もしっかりしています。
実際、神奈川県立保健福祉大学では、医療・福祉系の国家資格試験で極めて高い合格率を誇っています。

資格名合格率(大学)全国平均
看護師100%87.8%
保健師100%95.7%
管理栄養士100%49.3%
社会福祉士90.8%58.1%
精神保健福祉士100%70.4%
介護福祉士100%82.8%
理学療法士100%89.3%
作業療法士95.2%84.4%

特筆すべきは、管理栄養士試験の合格率100%という驚異的な数字。
全国平均が50%を切っている難関資格にも関わらず、全員合格を達成している点は、まさに教育の質の高さを物語っています。

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神奈川県立保健福祉大学とは

神奈川県立保健福祉大学は、2003年に創立された比較的新しい公立大学です。
所在地は神奈川県横須賀市平成町1-10-1で、京浜急行線の県立大学駅から徒歩圏内に位置しています。

設置されている学部・学科は以下の通りです。

  • 保健福祉学部
     - 看護学科
     - 栄養学科
     - 社会福祉学科
     - リハビリテーション学科
      - 理学療法学専攻
      - 作業療法学専攻

いずれも医療・福祉に直結する実学系の専門教育を行っており、地元自治体や医療機関との連携も強いのが特徴です。

神奈川県立保健福祉大学の難易度は

勉強中

学力的な難易度も気になるポイントです。
神奈川県立保健福祉大学の共通テスト得点率(目安)は以下の通り。

  • 保健福祉学部:61%~71%

偏差値で言えば、おおよそ50〜55程度に相当し、決して「簡単」とはいえません。
特に看護学科やリハビリテーション学科の後期では、志望者が多く、70%超の得点が求められることもあるため、しっかりとした受験対策が必要です。

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卒業生の就職先は

国家資格を持つ医療・福祉職は、就職にも強いのが魅力です。
神奈川県立保健福祉大学の卒業生の主な就職先は以下のようになっています。

  • 神奈川県庁
  • 横浜栄共済病院
  • 横須賀共済病院
  • 横浜南共済病院
  • 社会福祉法人
  • 保健所・行政機関 など

就職先一覧

公務員・共済病院・地域密着型の医療福祉法人への就職実績が豊富で、県内での就職を希望する学生にとっては非常に有利な環境です。

また、管理栄養士や社会福祉士として活躍する卒業生も多く、国家資格+公立大学という信頼性の高さが評価されていることがうかがえます。

まとめ:神奈川県立保健福祉大学は【難しい】?ネット上で「難しい」と言われている理由を考察

神奈川県立保健福祉大学が「難しい」と言われる理由をまとめると、以下のようになります。

  • 入試倍率が高く、特に一般選抜は競争率が激しい
  • 国家資格試験において全国平均を大きく上回る合格率
  • 偏差値・得点率ともに中堅国公立大レベル
  • 卒業後の就職先が安定しており、医療・福祉分野で高評価

つまり、「神奈川県立保健福祉大学 難しい」という声は確かに正しいのですが、その難しさにはしっかりとした裏付けがあるのです。
「地域に貢献できる医療・福祉の専門職になりたい」と考えている方にとって、同大学は間違いなく魅力的な進学先といえるでしょう。

subblog 著者プロフィール

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

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