大阪国際大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「大阪国際大学 やばい」と検索すると、「Fラン」「定員割れ」「就職が不安」など、ネガティブな言葉が並ぶことがあります。
こうしたイメージは本当に正しいのでしょうか?
それとも、根拠のない噂にすぎないのでしょうか?
本記事では、「大阪国際大学は本当にやばいのか?」というテーマで、偏差値、定員状況、大学の特色、学部別の学び、卒業生の就職先などの情報をもとに、多角的に考察していきます。
大阪国際大学はFランと言われてやばい
ネット上では、大阪国際大学が「Fランク大学」として扱われることがあります。
たしかに、偏差値という面だけを見ると、以下のように37.5〜40.0と、全国平均と比べて高いとは言えません。
- 経営経済学部:偏差値37.5~40.0
- 人間科学部:偏差値37.5
- 国際教養学部:偏差値37.5~40.0
しかし、「Fラン=やばい」と一概に判断するのは早計です。
偏差値は大学の一側面にすぎず、学生が大学で何を学び、どう成長するかによって人生の選択肢は大きく変わってきます。
大阪国際大学には、他の大学にはあまり見られないユニークな制度があります。
独自の成長支援制度が充実
- 学生チャレンジ制度:学生の自由な発想や行動力を応援する制度で、企画立案から実行までを大学が支援。
- 世界24か国に広がる留学プログラム:語学研修から協定校への長期留学まで、国際経験を得るチャンスが豊富。
- セミナー制度(少人数教育):各学科にセミナー制度を設け、学生一人ひとりの学びを丁寧にサポート。
こうした制度によって、偏差値にとらわれない“人間的な成長”を目指すことが可能です。
大阪国際大学は定員割れと言われてやばい

大学の人気度を測る指標として、入試倍率も重要です。
2024年度の全選抜の合計倍率は以下の通りです。
- 経営経済学部:1.3倍
- 人間科学部:1.4倍
- 国際教養学部:1.2倍
これを見る限り、「定員割れでやばい」といった評価はあてはまりません。
特に人間科学部では1.4倍と、堅実な志望者数を維持しています。
むしろ倍率が極端に高すぎないことで、入学後の学習支援や学生対応に余裕があるというメリットも考えられます。
大阪国際大学とは

大阪国際大学は、大阪府守口市に位置する私立大学です。
1988年に大学として開設され、現在では3学部を擁する中堅規模の大学として発展を続けています。
教育理念として掲げるのは、「真の国際人」の育成。時代の変化とともに求められる「国際感覚」「コミュニケーション力」「自立心」を育てることに力を入れています。
国際的なネットワークが強み
大学としての特徴のひとつが海外協定校の多さ。
2019年度時点で世界107校と提携しており、2021年度には110校を超えています。アジア・欧米・オセアニアなど幅広い地域にネットワークが広がっており、海外とのつながりが強いことが伺えます。
国際交流イベントや海外研修、現地ボランティア体験なども積極的に取り入れており、「グローバルに生きる力」を実地で学ぶ環境が整っています。
学部ごとの特徴と偏差値

各学部は、実践的な学びと学生参加型のカリキュラムが特徴です。
経営経済学部(偏差値37.5〜40.0)
経済・経営・情報など、社会で活躍するための基礎スキルに加え、デジタル時代に対応する力を養います。
マーケティングや地域連携プロジェクトも多く、就職に直結する知識を身につけやすいです。
人間科学部(偏差値37.5)
心理学、スポーツ、健康、など、人の成長や支援を多角的に学びます。
実践授業や体験型プログラムが充実しており、地域社会との連携も強みです。
国際教養学部(偏差値37.5〜40.0)
語学だけでなく、異文化理解やグローバル・マネジメントなど幅広く学びます。
留学支援が豊富で、英語をはじめとする語学力強化にも力を入れています。
卒業生の就職先は

就職についても「やばい」と言われることがありますが、実際の進路先を見ると、多様な業界に就職していることが分かります。
経営経済学部の主な就職先
- ナビオコンピュータ
- 自衛隊
- ライフコーポレーション など
人間科学部の主な就職先
- エイジェック
- I&H
- 枚方信用金庫
- ロードカー
- Evand など
国際教養学部の主な就職先
- ダイセン
- ユー・エス・ジェイ(USJ)
- 梅花ブライダル
- ANA関西空港 など
就職支援センターでは、個別指導やインターンシップ、資格取得サポートも行っており、「やばい」とは言い難い堅実な体制が整っています。
まとめ:大阪国際大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「大阪国際大学 やばい」という声には、偏差値や知名度からくる先入観が多く含まれているようです。しかし、実際に大学の制度や学生支援、就職状況を見ていくと、「やばい」と言い切るのは難しいことが分かります。
偏差値で評価されがちな時代だからこそ、大学で何を学ぶか・どう成長するかが問われる時代です。
大阪国際大学は、挑戦する学生を全力で支える環境を持ち、国際的な視野を育てる教育体制を整えています。
偏差値だけで判断せず、制度や実績をよく見て、自分に合った進路選びをしていきましょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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