人間環境大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察

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人間環境大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察

「人間環境大学 やばい」と検索すると、「Fラン」「就職できない」といったネガティブなワードが見られます。

しかし、実際のところ本当に“やばい”大学なのでしょうか?

本記事では、人間環境大学がネット上で「やばい」と言われてしまう理由について、偏差値・就職状況・学部構成・大学の特徴などのデータをもとに考察していきます。

進学を検討している方や、保護者の方もぜひ参考にしてください。

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人間環境大学はFランと言われてやばい

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人間環境大学の偏差値は35.0〜45.0とされており、いわゆる「Fラン大学」とネット上で呼ばれることもあります。

ただし、「Fラン」という言葉自体には明確な定義がなく、「入試の難易度が比較的低い大学」を指す俗語に過ぎません。

人間環境大学は、2000年に国内初の「人間環境学部」を持つ単科大学として設立され、現在では心理学・環境科学・看護など、社会的ニーズの高い分野に特化した学部構成を持っています。

学問内容に実践的な要素を取り入れ、フィールドスタディ(現地学習)を積極的に行う点が特徴であり、学力偏重ではなく「社会で活躍する力」を育成する教育方針がベースにあります。

学力の尺度だけで大学全体を評価するのは早計といえるでしょう。

人間環境大学は就職できないと言われてやばい

ネット上では「人間環境大学は就職できない」との意見も見受けられますが、実際の就職率を確認すると、その印象は誤解であることがわかります。

  • 令和5年度:就職率99.4%
  • 令和4年度:就職率100%
  • 令和3年度:就職率100%
  • 令和2年度:就職率99.0%

このように、毎年非常に高い就職率を誇っており、むしろ地方私大の中ではトップクラスといえます。

特に人間環境大学では、少人数制の丁寧なキャリア支援が行われており、学生一人ひとりに対して進路相談や就職対策講座を実施。環境・医療・教育・福祉など多岐にわたる分野への就職実績があります。

「就職できない」といったイメージは、単に偏差値による先入観や、実態を知らないまま語られる噂に過ぎないのです。

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人間環境大学とは

人間環境大学は愛知県岡崎市に本部を置く私立大学で、2000年に設立されました。

岡崎学園国際短期大学を母体として、国内初の「人間環境学部」を掲げてスタートした大学です。

その後、以下のようにキャンパスを拡大し、複数の学部を展開しています。

  • 2015年:大府キャンパス(愛知県大府市)
  • 2017年:松山キャンパス(愛媛県松山市)
  • 2022年:松山道後キャンパス(愛媛県松山市)

もともとは学校法人岡崎学園によって運営されていましたが、現在は愛媛県の学校法人河原学園の傘下に入り、教育体制の強化と地域連携を図っています。

「人間」と「環境」に焦点を当てた独自の学問領域と、地域社会と連動した実践的な教育が特長です。

人間環境大学の学部ごとの偏差値は

勉強中

以下は、2025年度の学部別の偏差値の目安です(出典:パスナビより)。

学部名偏差値
心理学部35.0〜42.5
環境科学部35.0〜45.0
看護学部(岡崎)35.0
総合心理学部(大府)37.5
総合環境学部(大府)40.0
松山看護学部(松山)35.0

偏差値の面では全国平均よりやや低い部類ですが、看護・心理・環境といった専門職に直結する学部を持っている点が注目されます。

実際に看護系学部の卒業生は、国立大学附属病院などにも就職しています。

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卒業生の主な就職先は

人間環境大学の各学部からは、以下のような企業・病院への就職実績があります。

環境・心理系(人間環境学部・心理学部など)

  • ゲンキー
  • クスリのアオキ
  • 豊田信用金庫
  • フジアルテ
  • サンドラッグ
  • 明輝クリーナー
  • 近畿日本鉄道

看護学部(岡崎・松山)

  • 藤田医科大学病院
  • 愛知医科大学病院
  • 名古屋大学医学部附属病院
  • 名古屋市立大学病院
  • 国立長寿医療研究センター
  • HITO病院
  • 愛媛県立中央病院
  • 神戸大学医学部附属病院
  • 昭和大学病院

就職・進学実績

このように、全国レベルの大学病院・医療機関への就職も果たしており、「Fラン大学=就職が弱い」というステレオタイプが当てはまらないことがわかります。

まとめ|人間環境大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察

「人間環境大学 やばい」というワードには、根拠のない偏見や誤解が含まれていることが多いといえます。

たしかに偏差値は高くありませんが、

  • 高い就職率
  • 社会ニーズに合った学部構成(心理・看護・環境)
  • 現地学習や実習を重視した実践的教育
  • 医療機関・有名企業への就職実績

などを見れば、「やばい大学」どころか、むしろ実社会との接点が強い大学だと評価できます。

受験生や保護者の方が判断すべきは、ネット上の噂ではなく「何を学び、どう活かせるか」。

人間環境大学は、実直に“人と環境”を見つめ、未来の社会人として育てる教育機関といえるのではないでしょうか。

subblog プロフィール

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

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