札幌国際大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「札幌国際大学 やばい」という検索キーワードを目にすることがあります。
大学進学を考えている高校生やその保護者、あるいは進路変更を検討する社会人にとって、大学の評判や進学先の選定は非常に重要です。
とりわけ「やばい」というネガティブな表現がネット上に出てくると、不安になるのも無理はありません。
では、本当に札幌国際大学は「やばい」大学なのでしょうか?
この記事では、ネット上で「やばい」と言われる主な理由を客観的に検証しながら、札幌国際大学の実態について多角的に考察していきます。
札幌国際大学はFランと言われてやばい
「Fラン大学」という表現は、インターネット上で偏差値の低い大学を揶揄するために使われる俗語です。
札幌国際大学の偏差値は学部によって異なりますが、全体的にBF(ボーダーフリー)〜35.0という水準です。
しかし、偏差値だけで大学の価値を判断するのは短絡的です。
特に札幌国際大学は、観光やスポーツ、心理学といった実践的な分野に力を入れており、専門職としてのスキル育成を重視しています。
また、海外留学支援にも積極的で、留学経験者や海外在住経験を持つスタッフが個別に相談に乗る体制も整えています。
つまり、偏差値は確かに高くはありませんが、学生の実践力や将来性を育てる環境は整備されています。
札幌国際大学は定員割れと言われてやばい、評判が悪いのか?

「札幌国際大学 やばい」と言われる理由の一つに、入試倍率の低さが挙げられます。
2024年の一般選抜における倍率は、人文学部1.0倍、観光学部1.1倍、スポーツ人間学部1.0倍と、ほぼ定員通りの入学者数です。
2023年も1.0〜1.2倍と同程度でした。
こうした倍率から「人気がないのでは?」と感じる人もいるかもしれませんが、実際には学校推薦型選抜や総合型選抜に力を入れていることが背景にあります。
札幌国際大学では、高校との連携や地域貢献を重視しており、学力だけでは測れない生徒の個性や意欲を評価する体制をとっています。
倍率が低い=やばい大学、というわけではない点は注意が必要です。
札幌国際大学とは

札幌国際大学は、北海道札幌市清田区に位置する私立大学で、学校法人札幌国際大学が運営しています。
地域密着型の教育方針を掲げており、北海道内の就職に強い点が特徴です。
学部構成は以下の通りです:
- 人文学部
- 国際教養学科
- 心理学科(臨床心理専攻・子ども心理専攻)
- 観光学部
- 観光ビジネス学科
- スポーツ人間学部
- スポーツビジネス学科
- スポーツ指導学科
なお、現代文化学科や国際観光学科は現在募集停止となっていますが、既存の学科でカリキュラムが再編されています。
札幌国際大学の偏差値は

札幌国際大学の偏差値は以下の通りです(パスナビより)
- 人文学部:BF
- 観光学部:BF
- スポーツ人間学部:BF〜35.0
偏差値が全体的に低いため、「やばい」と見られることがありますが、前述の通り、それは受験生が少ないことや専門性が高い分野であることが影響しています。
卒業生の主な就職先は

就職実績を見てみると、札幌国際大学は北海道内の企業・団体に多数の卒業生を輩出しています。
以下は主な就職先です。
- 観光学部:ANA新千歳空港、アイングループ、札幌東急ホテルズ、アンビックス、ノテ福祉会など
- 人文学部:さっぽろ青少年女性活動協会、いずみ福祉会、イオン北海道、コープさっぽろ、札幌南藻園、北海道教育委員会、札幌トヨタ自動車など
- スポーツ人間学部:陸上自衛隊、ツルハ、アイングループ、ヤンマーアグリジャパン、ネッツトヨタ道都、札親会など
地元密着型の企業が多く、「北海道で働きたい」という学生にとっては非常に相性のよい大学と言えるでしょう。
まとめ:札幌国際大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「札幌国際大学 やばい」という検索がされている背景には、偏差値の低さや倍率の低さがあります。しかし、こうした数値だけでは判断できない価値が札幌国際大学にはあります。
- 実践的な教育(観光・心理・スポーツなど)
- 地元企業との強い結びつき
- 海外留学支援体制
- 学生一人ひとりを丁寧にサポートする体制
偏差値や倍率だけにとらわれるのではなく、自分の将来の進路ややりたいことにマッチする大学かどうかを基準にすることが大切です。
札幌国際大学は、「やばい大学」ではなく、「地域や実務に根ざした教育で着実に実力をつけられる大学」として捉えるのが適切ではないでしょうか。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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