九州共立大学は「やばい」のか?ネット上で「やばい」「恥ずかしい」と言われている理由を考察
「九州共立大学 やばい」「九州共立大学 恥ずかしい」という検索キーワードを見て、不安になった方も多いのではないでしょうか。
進学を検討している高校生や、その保護者にとっては、こうしたネット上の声は気になるものです。
本記事では、九州共立大学が本当に「やばい」「恥ずかしい」と言われる理由を、データや大学の取り組みに基づいてに考察していきます。
九州共立大学はやばい「Fラン」と言われて恥ずかしい
インターネット上では、「偏差値が低い=Fラン=やばい、恥ずかしい」といった安易な論調が見られます。
確かに、九州共立大学の偏差値は35.0〜42.5と全国平均よりはやや低めです。
しかし、それだけで「Fラン」「やばい」と断じるのは早計です。
まず、Fラン大学の定義は明確ではありませんが、一般的には「偏差値が35未満で受験者が極端に少ない」「入試が実質全入」などが該当条件とされています。
その点で、九州共立大学はFランとは言えません。
むしろ、「自律処行」の精神に基づき、継続的な大学改革を実施。
とくに公務員・教員採用試験の支援プログラム「K-CIP」など、就職や資格取得に向けたサポート体制が整っており、教育の質を向上させる努力を重ねています。
九州共立大学はやばい「就職できない」と言われて恥ずかしい

ネットでは「九州共立大学は就職がやばい」「就職できないから恥ずかしい」といった声も見受けられます。
しかし、実際の就職実績を見ると、その認識が誤解であることがわかります。
2023年卒業生の進路決定率は以下の通りです。
- 経済・経営学科:94.8%
- 地域創造学科:100%
- スポーツ学科:96.5%
これは、全国平均(大学卒業者全体の就職率:約95%)と同程度、あるいはそれ以上の高い数値です。
就職先の質においても、九州共立大学は一定の実績を誇ります。
また、九州共立大学では、「実学的専門教育」と呼ばれる、実社会で役立つスキルや判断力・実行力を養う教育が行われており、これが就職力の底上げに直結しています。
単なる座学ではなく、実践的な内容を重視する点が評価されています。
九州共立大学とは

九州共立大学(Kyushu Kyoritsu University)は、福岡県北九州市八幡西区に本部を構える私立大学です。
- 創立:1947年(福原高等学院)
- 大学設置:1965年(経済学部設置)
- 学部構成:経済学部・スポーツ学部(2学部2学科体制)
系列校である九州女子短期大学の体育科を改組し、スポーツ学部として発展させた実績もあり、教育機関としての継続的な拡張と改革が行われてきました。
2025年には創立60周年を迎え、卒業生は3万人以上。多くの卒業生が地元企業をはじめとする幅広い分野で活躍しています。
九州共立大学の学部別偏差値

- 経済学部(経済・経営学科/地域創造学科):偏差値35.0
- スポーツ学部(スポーツ学科):偏差値35.0〜42.5
スポーツ学部は特に部活動との両立支援が手厚く、アスリート系学生の進路サポートにも定評があります。
偏差値は参考値でしかありませんが、大学での学びと実績が重視される今、数字だけで大学の価値を判断するのは適切ではありません。
卒業生の主な就職先

以下に、九州共立大学の卒業生が就職した企業を一部紹介します。
経済学部
- 東京海上日動火災保険
- 本田技研工業(HONDA)
- 日本新薬
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- ジャパネットたかた
スポーツ学部
- アルペン
- NTT西日本
- 九電工
- マツダ
- ぺんてる
- ローソン
地域を代表する企業から全国展開の大手企業まで、幅広い就職実績があります。
まとめ:九州共立大学は「やばい」のか?ネット上で「やばい」「恥ずかしい」と言われている理由を考察
「九州共立大学 やばい」「九州共立大学 恥ずかしい」というキーワードに惑わされるのは早いです。実際には、次のような事実があるからです。
- 偏差値は確かに高くはないが、「Fラン」とは言えない
- 就職率は非常に高く、支援体制も整っている
- 実学重視の教育が魅力で、資格試験対策にも注力
- スポーツ分野の支援が手厚く、アスリート学生にも好環境
- 地域との連携や実社会で活きるスキル教育が充実
大学は「偏差値」や「ネットの評判」だけで判断する時代ではありません。
学びの中身、支援体制、卒業後の進路の充実度など、実際の教育・就職環境こそが重要です。
九州共立大学は、地元・北九州を中心に堅実な評価を得ている私立大学であり、「やばい」「恥ずかしい」といったネガティブワードだけにとらわれず、ぜひ実態を見て判断してみてください。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています
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