名古屋経済大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「名古屋経済大学」と検索すると、ネット上で「Fラン」「定員割れ」「就職できない」といったネガティブな言葉が見受けられます。
一方で、大学公式サイトでは、就職率の高さや資格取得支援制度など、学生を支援する体制が整っていることも紹介されています。
では、なぜこのような評価のギャップが生まれているのでしょうか?
本記事では、「名古屋経済大学はやばい」と言われる主な理由について考察し、実際の大学の姿に迫ります。
名古屋経済大学は定員割れと言われてやばい
「やばい」と言われる要因の一つに定員割れの噂があります。
2024年度の一般選抜における全学部の合計倍率は1.0倍~1.2倍。
特に経営学部のみが1.2倍と、他学部に比べてやや人気が高い傾向です。
逆に言えば、多くの学部では受験者が定員とほぼ同数か、それをわずかに下回る状態にあることがわかります。
定員割れ=やばい大学、というイメージが先行しがちですが、近年は少子化の影響で多くの私立大学が定員確保に苦戦しているのも事実。
名古屋経済大学だけが特別というわけではありません。
倍率が低い分、志望者にとっては狙いやすい大学とも言えるでしょう。
名古屋経済大学は就職できないと言われてやばい

「やばい」と言われる理由としてよく挙げられるのが就職に弱いのでは?という疑念です。
しかし、2024年度卒業生の就職決定率は99.0%と、非常に高い水準です。
この就職率の高さを支えているのが、資格取得支援講座や公務員試験対策講座を中心としたキャリア支援体制です。
たとえば次のような講座が開講されています。
- 日商簿記2級・3級 試験対策講座
- ファイナンシャル・プランナー3級
- 宅地建物取引士 試験対策講座
- 行政書士 試験対策講座
- TOEIC® L&R試験対策講座【530点目標】
- 公務員試験対策講座(教養科目)
さらに、地域住民向けにも開講されており、地域と大学が連携した人材育成の拠点としての役割も担っています。
こうした環境で実力を高めた学生は、卒業後さまざまな分野へと就職を果たしています。
名古屋経済大学とは

名古屋経済大学は、愛知県犬山市に本部を置く私立大学です。
1907年創立、1979年に大学として設置され、100年以上の歴史を持っています。
現在は以下の学部・学科を擁する総合大学として展開しています。
- 経済学部(現代経済学科)
- 経営学部(経営学科)
- 法学部(ビジネス法学科)
- 人間生活科学部
- 教育保育学科
- 管理栄養学科
経済・経営・法学といったビジネス系の学びだけでなく、保育や栄養といった人間生活に直結する実践的な分野もカバーしており、進路の幅広さも特徴です。
名古屋経済大学の偏差値は

偏差値は以下の通りです(2024年度・パスナビ調べ)
学部名 | 偏差値 |
---|---|
経済学部 | 35.0 |
経営学部 | 35.0 |
法学部 | 35.0 |
人間生活科学部 | BF(ボーダーフリー) |
偏差値35という数値は、いわゆる“Fラン”と称されることもあります。
しかし、偏差値だけでは大学の価値や教育の中身を測れないのが実情です。
資格支援やキャリアサポートの充実度、地域との連携力なども重要な指標となるでしょう。
卒業生の就職先は

実際に卒業生がどのような企業や団体へ就職しているのかを見てみましょう。
経済学部
- 豊田信用金庫
- NDSソリューション
- トランス・コスモス
- ユニー
- 愛知県警察本部
- 法務省名古屋矯正管区
経営学部
- アメーバホールディングス
- 三井住友海上
- 関信用金庫
- 尾張学園
- 北九州市役所
法学部
- 愛知県警察本部
- 警視庁
- リコージャパン
- 名古屋東急ホテル
- 四日市市役所
- 犬山市役所
人間生活科学部
- 日清医療食品
- 小牧市役所
- JR東海高島屋
- 富山県教育委員会
- 名古屋市役所
- 岐阜県警察本部
公務員や金融機関、一般企業まで、幅広い就職先に実績があります。
特に東海地方の自治体や企業とのつながりが強く、地元志向の学生にとっては心強い選択肢となるでしょう。
まとめ:名古屋経済大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
結論として、「名古屋経済大学はやばいのか?」という問いに対しては、偏差値の低さや倍率の低さだけで評価するのは早計です。
- 確かに倍率は高くないが、それは学生にとっては入りやすいというメリットでもある
- 就職率は99%と高水準。キャリア支援・資格講座も充実
- 公務員、企業、自治体など就職先の選択肢は広い
- 教育分野や栄養学など、専門的な進路も用意されている
学ぶ意欲と将来の目標を持つ学生にとって、名古屋経済大学は十分に可能性のある大学です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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