石巻専修大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」「恥ずかしい」と言われている理由を考察
近年、大学選びにおいて「Fラン」「やばい」「恥ずかしい」といったワードがネット上で飛び交うようになり、進学先の評判を気にする受験生や保護者が増えてきました。
その中で、「石巻専修大学 やばい」「石巻専修大学 恥ずかしい」という検索ワードが見られることがあります。
では、実際に石巻専修大学は本当に“やばい”大学なのでしょうか?
また、“恥ずかしい”とされる根拠はどこにあるのでしょうか?
この記事では、ネット上で囁かれる評価や噂の背景を、偏差値や就職実績、設立背景などの事実をもとに考察していきます。
石巻専修大学はFランと言われてやばい・恥ずかしい
「石巻専修大学はFランだからやばい」
「Fラン卒って恥ずかしくて言えない」
ネット上でこのような意見が見受けられます。
実際、石巻専修大学の偏差値は以下の通りです。
- 理工学部:BF~35.0
- 経営学部:BF~35.0
- 人間学部:BF~35.0
偏差値BF(ボーダーフリー)とは、志願者が少なすぎて偏差値が出せない=実質全入とも言われる水準であり、一般的には「Fランク大学」と認識されやすいです。
このような偏差値を背景に「やばい」「恥ずかしい」と言われてしまうのが実情ですが、それが即ち「通う価値がない大学」かというと、決してそうとは限りません。
石巻専修大学は、「実践的な教育」を掲げており、地域密着型のプロジェクトや体験授業を重視しています。
座学だけでなく現場での学びを大切にしている点は、他の大学にはない魅力でもあります。
石巻専修大学は閉校のうわさがやばい

もう一つネット上で話題となっているのが、「閉校のうわさ」です。
石巻専修大学は、東日本大震災の復興拠点として地域に貢献してきましたが、近年では卒業生数が過去5年で4割減という状況が報道されています。
この報道により、「閉校するのでは?」「学生がいない=やばい」といった憶測が飛び交っているのです。
ただし、現時点で石巻専修大学が実際に閉校するという公式発表はありません。
むしろ、震災以降も地域に根差した教育活動を継続しており、「震災から得た学びを全国に発信する」大学としての役割を担っています。
地方大学が直面する課題(少子化、都市集中、知名度の低さ)に苦しむ中でも、地元との連携や復興支援教育に力を入れている姿勢は評価されるべきでしょう。
石巻専修大学とは

石巻専修大学は、宮城県石巻市南境新水戸1に本部を置く私立大学です。
1989年に大学が設置され、専修大学の系列校として設立されました。
かつて、宮城県の高等教育機関が仙台市に集中していたため、県内第2の都市である石巻にも大学を誘致する動きが高まり、地元自治体の尽力で誕生したのが石巻専修大学です。
学部構成
- 理工学部
- 経営学部
- 人間学部
開学以来、「社会に対する報恩奉仕」を建学の精神とし、地域社会との連携を重視した教育活動を展開しています。
石巻専修大学の偏差値

繰り返しになりますが、各学部の偏差値は以下の通りです。
学部 | 偏差値 |
---|---|
理工学部 | BF~35.0 |
経営学部 | BF~35.0 |
人間学部 | BF~35.0 |
この偏差値だけを見ると、確かに“難関大学”とは言えず、学力的な評価では厳しい印象を受けるかもしれません。
しかし一方で、偏差値が低くても専門的な学びや地域との実践活動、就職支援に力を入れている大学も多く、大学の価値は偏差値だけで決まるものではありません。
卒業生の就職先は

石巻専修大学の卒業生の主な就職先を見てみると、意外にも地元企業や大手企業への実績があります。
- 理工学部:ユアテック、アイ・ケー・エス、日本郵便、ヨークベニマル、薬王堂 など
- 経営学部:三菱ふそうトラック・バス、ホンダ四輪販売北・東北、ALSOK宮城、東北ミサワホーム など
- 人間学部:宮城県教育委員会、小学館アカデミー、青森県教育委員会、女川町職員 など
地域との結びつきが強く、地方公務員や教育関係、福祉分野への就職が多いのが特徴です。
大都市の大企業志向の学生には物足りないかもしれませんが、地元就職や地域貢献を志す学生には良い選択肢になり得ます。
まとめ:石巻専修大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」「恥ずかしい」と言われている理由を考察
結論から言えば、石巻専修大学が「やばい」「恥ずかしい」と言われる主な理由は、偏差値の低さや志願者数の減少にあります。
しかし、それだけで大学全体を否定するのは早計です。
- 偏差値は低いが、実践的教育と地域連携に強みがある
- 震災復興の拠点として社会的な意義も大きい
- 地元就職や公務員、教育関係に強い実績がある
進学するかどうかは、「自分がどんなキャリアを描きたいか」に大きく関わってきます。
「やばい」「恥ずかしい」といったネット上の声に流されすぎず、自分にとって価値のある大学かどうかをしっかり見極めてほしいと思います。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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