星槎大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「星槎大学」と検索してきた方の中には、「星槎大学 やばい」というワードを目にした人はいるのは?
入学を検討している方や、通っている知人の話を聞いて気になった方もいるでしょう。
本記事では、星槎大学について「やばい」と言われる理由をネット上の声をもとに考察していきます。
通信制大学を検討中の方や、教育や福祉の分野に関心のある方にとって、進学判断の参考になるようまとめました。
星槎大学は宗教と言われてやばい
まず、「宗教っぽい」という声が見られる理由についてです。
星槎大学では「宗教学」を学ぶ授業があり、世界の宗教に関する基本的な知識を学ぶことができます。
具体的には、キリスト教、仏教、イスラム教などの歴史や思想、哲学について広く理解を深める内容であり、決して特定の宗教を布教するものではありません。
また、同大学の「建学の精神」にも宗教的要素を感じる文章が多く見られます。
たとえば、
「人と人、そして人と自然が共生する社会の創造に貢献することを強く願う」
といった理念は、一部の人にとっては宗教的な価値観と重なる部分があり、「やばい」と感じさせてしまう原因かもしれません。
ただし、これはスピリチュアルな活動とは無関係で、「共生社会をどう築くか」という教育的な視点から書かれた理念です。
言葉の選び方によって誤解が生じやすいですが、実際のカリキュラムに宗教活動の強要などは一切ありません。
星槎大学の学費がやばい

次に「学費がやばい」と言われる点について。
星槎大学の学費は年間約80万〜100万円ほどで、通信制大学としては標準的な水準です。
初年度納入金の例を挙げると、
- 入学金:30,000円
- 授業料:380,000円
- 教育充実費:130,000円
- 学習教材費:20,000円〜30,000円
- 合計:約80万円〜100万円
となります。
しかし、「やばい」と感じる人がいる背景には、スクーリング(対面授業)や教育・福祉系専攻に必要な実習費用の追加があります。
特に教育実習や介護等体験などを含めると、年間支出が120万円以上になるケースもあります。
これは、資格取得を目指すために必要な出費であることから、一般的な学費と比較するのは少し難しい部分です。
金額だけを見て判断せず、目的と内容を確認することが大切です。
星槎大学とは

星槎大学は、神奈川県足柄下郡箱根町仙石原に本部を置く通信制の私立大学です。
1985年に設立された学校法人国際学園が2004年に設置した大学で、「共生社会の実現」を教育理念に掲げています。
基本情報:
- 本部所在地:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原817-255
- 設立:2004年(前身は1985年設立)
- 運営:学校法人国際学園
- 学部:共生科学部(共生科学科)
専攻一覧:
- 共生科学専攻
- 初等教育専攻
- 福祉専攻
- スポーツ身体表現専攻
- グローカルコミュニケーション専攻
学びの特徴としては、「人を認める・人を排除しない・仲間を作る」という理念をベースにした教育体制があり、多様性や共生をキーワードにした学びを展開しています。
星槎大学の偏差値は

星槎大学は通信制大学であるため、一般的な「偏差値」は設定されていません。
入学試験は書類審査が中心で、学力試験を課すことは基本的にありません。
これにより、「偏差値がない大学=やばい」と感じる人も一定数いるようですが、通信制大学は社会人や再進学を目指す人に広く門戸を開いているという点で、偏差値の有無だけで評価すべきではありません。
星槎大学で取得が目指せる資格

星槎大学では、特に教育・福祉系の資格が多く取得可能であり、以下のようなものが挙げられます:
教職課程(小中高)
- 幼稚園・小学校の教諭免許状
- 中学校(社会・保健体育・英語)教諭免許状
- 高等学校(地理歴史・公民・保健体育・英語)教諭免許状
- 特別支援学校教諭免許状
専門資格・その他
- 教育職員免許法関連履修
- 教育実習・介護等体験のサポート体制
- 資格履修生コース(定額)
- 支援教育専門士
- 日本語教師
- AS(自閉症スペクトラム)サポーター
- 准学校心理士
これらの資格は、現場で即戦力となるための支援が整っており、通信制でありながらも実践的な学びが得られることが評価されています。
まとめ:星槎大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
星槎大学が「やばい」と言われる理由には、宗教的な印象を与える理念や、学費に関する誤解、偏差値がないことへの偏見などが見受けられます。
しかし実際には、
- 宗教活動とは無縁の教育理念に基づいたカリキュラム
- 通信制大学としては標準的な学費水準
- 社会人や再進学者を歓迎する柔軟な入試制度
- 多様な教職・福祉関連資格の取得が可能
といった強みがあり、教育・福祉・国際理解の分野で活躍したい方にとっては、非常に魅力的な選択肢の一つです。
通信制という形態や独自の理念により、誤解を受けやすい側面もありますが、「やばい」という評価だけで判断せず、自分の学びたいことと合致しているかどうかをしっかり見極めることが重要です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
コメント