鳥取大学は【難しい】【Fラン】?ネット上で「難しい」「Fラン」と言われている理由を考察

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鳥取大学は【難しい】【Fラン】?ネット上で「難しい」「Fラン」と言われている理由を考察

「鳥取大学 Fラン」?「鳥取大学 難しい」?こんな疑問を抱えている受験生や保護者の方も少なくないでしょう。

ネット上では一部で「Fラン」「難しい」など相反する評価が飛び交っています。

しかし、実際の鳥取大学は全国の国立大学の中でも確かな実績を持ち、特に理系学部や医療系分野での強みを誇る大学です。

本記事では、鳥取大学がなぜ「難しい」と言われるのか、そして「Fラン」と誤解される理由を考察していきます。

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鳥取大学はFランではなく、しっかり勉強しないと難しい

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まず結論から言うと、鳥取大学はFラン大学ではありません。

鳥取大学の偏差値は【45.0〜62.5】とされ、これは国公立大学の中でも中堅クラスに該当します。

さらに、鳥取大学は共通テストの受験が必須で、出願時の教科選択や得点調整によっては合格が難しくなるケースも少なくありません。

特に医学部や農学部などの理系学部は、年々入学希望者の質も変わっており、ボーダーラインも上昇する場合もあります。

Fランと揶揄されるような大学は、偏差値が測定不能または30台後半の私立大学が多いですが、鳥取大学は明らかにその水準を超えています。

鳥取大学は理系に特化しているから難しい

鳥取大学には以下の4つの学部があります。

  • 地域学部
  • 医学部
  • 工学部
  • 農学部

これらのうち、医学部・工学部・農学部は明確に理系学問に特化しており、共通テストの理数系科目で高得点を求められます。

理系が苦手な学生にとっては、合格ラインに到達すること自体が難関と言えるでしょう。

特に医学部については、かつての「米子医科大学」を前身とし、中国地方の医療系教育において一歩リードする存在とされています。

したがって、「簡単に入れる大学」とは言いがたく、真剣な学力対策が求められる大学です。

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鳥取大学とは

鳥取大学は、鳥取県鳥取市に本部を置く国立大学法人で、創立は1874年と歴史もあります。

正式な大学設置は1949年で、当初は学芸学部・医学部・農学部の3学部からスタートしました。

その後、工学部の新設(昭和40年)、生命科学科・保健学科の設置、共同獣医学科の開設など、地域や産業のニーズに応じて発展を遂げています。

とくに共同獣医学科は、岐阜大学との共同運営で全国でも珍しい体制を取っています。

学生の83%が県外出身者で、一人暮らしをしている学生も多く、関西や中国地方の進学校からの志願者が多いのも特徴です。

鳥取大学の偏差値は

以下に学部ごとの偏差値と共通テスト得点率をまとめます。パスナビより

学部偏差値共通テスト得点率
地域学部45.0〜47.553%~68%
医学部47.5〜62.560%~82%
工学部45.0〜47.552%~61%
農学部47.5〜60.055%~75%

特に医学部では、共通テスト得点率が8割を超える年もあるなど、かなり高水準の学力が求められています。

Fラン大学と言われるような水準とは、完全に一線を画しています

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卒業生の就職先は

卒業後の進路も、鳥取大学の実力を裏付ける重要なポイントです。以下に学部別の主な就職先を紹介します。

  • 地域学部:鳥取県職員、教育委員会、地方自治体、地元金融機関など
  • 医学部(保健学科など):大学病院、公立病院、総合医療センターなど
  • 工学部:三菱電機、大林組、西日本高速道路エンジニアリング、JR西日本など
  • 農学部:横浜植木、日本食研グループ、地方自治体の農政部門、民間研究機関など
  • 獣医学科:動物病院、農業共済組合、地方公務員、研究所など

卒業生の就職等状況

地方就職が多いものの、全国レベルの企業・公的機関にも進出しているのが特徴です。

まとめ:鳥取大学は【難しい】【Fラン】?ネット上で「難しい」「Fラン」と言われている理由を考察

鳥取大学は、ネット上で「Fラン」と揶揄されることがありますが、実態はまったく異なります。医学・工学・農学といった実践的で専門性の高い学問に強みを持つ中堅国立大学であり、偏差値・共通テスト得点率・就職実績を見ても、Fランの定義には当てはまりません。

特に地方創生や地域医療といった分野で社会貢献を果たしており、受験生にとっては「しっかり勉強しないと入れない」大学の一つです。

今後受験を検討している方は、ネットの評判だけに左右されず、大学の実態やカリキュラム、就職状況まで広くリサーチすることが大切です。

subblog 著者プロフィール

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

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