大学【やめたほうがいい学部】とは?後悔しない進路選びのために知っておくべきこと
大学進学を控える中で、「自分に合った学部がわからない」「このまま進んで後悔しないかな」と不安になる人は多いでしょう。
中でも「大学 やめたほうがいい学部」と検索しているあなたは、おそらく将来性や就職のしやすさに不安を抱いているのではないでしょうか。
本記事では、後悔しやすい学部の特徴と、やりたいことが決まっていない人向けの進路選びのヒントを紹介します。
偏差値やイメージだけで決めてしまう前に、ぜひ参考にしてみてください。
「やめたほうがいい学部」って本当にあるの?
最初に大切なことをお伝えすると、学部そのものが悪いわけではありません。
文学部でも、哲学部でも、芸術系の学部でも、その分野に情熱を持って学び、スキルや経験を活かして活躍している人はたくさんいます。
しかし、「やりたいことがない」「なんとなくで決めようとしている」人にとっては、後悔しやすい学部があるのも事実です。
以下では、そのような“自分の軸がまだ定まっていない人”にとって、選ばない方がいいかもしれない学部の特徴を紹介します。
就職が難しい?大学でやめたほうがいい学部の特徴5選

1. 将来の職業と結びつきにくい「抽象的すぎる学問」
哲学・歴史・文学など、深く学ぶと面白く、社会的にも価値のある学問ですが、「学んだ内容をどう仕事に活かすか」が見えにくいのが難点です。
特に、就職でアピールしにくい場合があり、企業からの理解を得るのに工夫が必要になります。
自分に「これを活かして何をしたいか」の明確なビジョンがないなら、選ぶのは慎重に。
2. 人気先行で中身を理解せずに選びがちな学部
「メディア学部」「国際教養学部」「総合政策学部」など、ネーミングが魅力的な学部は多いですが、実際の授業内容がふわっとしているケースもあります。
名前のイメージに惹かれて選んだものの、「想像していた内容と違った」と後悔する学生も。
3. 専門スキルも資格も身につかない“中途半端系”学部
理系のようで理系ではない、文系だけど専門的でもない…という中途半端な立ち位置の学部は、スキルも資格も得られないため、就職活動で苦戦しがちです。
たとえば、環境情報学部や地域創生系の学部なども、実務や企業ニーズとの接点が曖昧な場合があります。
4. 「親にすすめられたから」だけで選んだ学部
進路選びにおいて親の意見は大切ですが、親の価値観=今の社会に合っているとは限りません。
「とりあえず資格が取れるから看護学部」「理系なら安泰だから工学部」などの理由で選び、途中で挫折する人も多いです。
一生の仕事に関わる学部選びだからこそ、「自分にとっての納得感」が不可欠です。
5. 偏差値だけを基準に選んだ学部
模試の結果を見て「ここしか受からなそうだから」「とりあえず受かるところ」と選んでしまう人も多いですが、それだけで学部を決めるのはリスク大。
偏差値は「入る難しさ」であって「学ぶ内容」や「将来性」を保証するものではありません。
文系は就職できない?「文系=やめたほうがいい」は誤解

ネット上では「文系は役に立たない」「文系は就職できない」という声もありますが、それは大きな誤解です。
✅ 文系でも、経済学部・商学部・外国語学部などは企業ニーズが高く、就職実績も豊富です。
✅ 教育学部や心理学部なども、目的を明確にして学べば強みになります。
つまり、「文系だから不利」なのではなく、「学んだことをどう活かすか」が問われる時代だということです。
やりたいことが見つかっていない人が進路を決めるための3ステップ

「やりたいことがない」「将来が見えない」と悩む人にこそ、焦らず冷静に進路を考えてほしいと思います。以下の3ステップを試してみてください。
ステップ1:やりたくないことをリストアップしてみる
やりたいことがなくても、「これは嫌だな」ということは意外と見つかるはずです。
例:
- 毎日デスクに座るだけの仕事は無理
- 数学を使う仕事は避けたい
- 人前で話すのが苦手 など
「やらない選択」を先に明確にすることで、自然と残った選択肢に目を向けられます。
ステップ2:興味のあるキーワードをジャンルで考える
「ゲーム」「スポーツ」「動物」「旅行」「アニメ」など、自分が好きなもの・気になるものをリストアップしましょう。
そこから関連する学部を調べてみると、「興味の入り口」が見えてきます。
例:「動物」→獣医学部、動物看護学部、動物行動学のある生物学部
ステップ3:社会で活かせるスキルから逆算する
大学の学びは、就職やキャリアにどうつながるかを意識して選ぶと後悔が少なくなります。
プログラミング・経営・語学・心理など、社会で使えるスキルが身につく学部は将来の幅も広がります。
まとめ:大学【やめたほうがいい学部】とは?後悔しない進路選びのために知っておくべきこと
「大学 やめたほうがいい学部」という検索キーワードからもわかるように、多くの人が“後悔しない学部選び”をしたいと思っています。
でも大切なのは、「この学部なら将来が約束される」ではなく、
「この学部で、どんな学びができて、自分はどこへ進みたいのか」という“納得感”です。
興味のあるテーマが見つかれば、どの学部でもあなたの人生の糧になります。
焦らず、じっくりと、自分と向き合って進路を決めていきましょう。
💡最後に|学部選びで悩んでいるあなたへ
やりたいことが漠然としている方は、ChatGPTのようなAIに「〇〇が好きなんだけど、どんな学部が合う?」と聞いてみるのもおすすめです。
自分では思いつかないヒントが得られるかもしれません。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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