南九州大学は【やばい】のか？ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「南九州大学 やばい」──検索エンジンでこのような言葉が表示されると、気になる人も多いのではないでしょうか。
進学先として検討している高校生やその保護者にとっては、大学の評判や学びの内容、そして将来の就職先は非常に重要な判断材料です。
本記事では、ネット上で「やばい」と言われている南九州大学について、「本当にやばいのか？」「やばい＝悪いことなのか？」を考察していきます。
南九州大学がFランと言われてやばい
まず、最も目につく評価が「Fラン」という言葉です。
南九州大学の学部偏差値はいずれもBF（ボーダーフリー）、つまり「定員割れが多く、偏差値が出せない」という意味で使われています。
偏差値で見れば確かに「Fラン」と位置づけられる可能性はあります。
しかしながら、「偏差値が低い＝学ぶ価値がない」とは限りません。
南九州大学では、資格取得支援が非常に充実していることが注目ポイントです。
資格取得に強い大学
南九州大学では、管理栄養士や教員免許、造園施工管理技士、ビオトープ計画管理士など、専門分野に応じた国家資格や認定資格が多数取得可能です。
| 資格の一例 | 対応学科 | 備考 |
|---|---|---|
| 管理栄養士 | 管理栄養学科 | 国家試験受験資格が得られる |
| 中・高教員免許（理科・農業） | 環境園芸学科 | 卒業と同時に取得可能（教職課程履修） |
| 小学校・特別支援学校教諭 | 子ども教育学科 | 最大3つの免許を同時取得可能 |
| 測量士補／樹木医補／自然再生士補など | 環境園芸学科 | 在学中に取得可能な資格多数 |
さらに、園芸技能士や造園技能士、福祉住環境コーディネーターなどの専門スキルを証明する資格も、学内講習や実習を通じて取得が可能です。
資格取得を通じて、社会で活躍できる専門性を身につけられる点は、偏差値だけでは評価できない大学の大きな強みといえるでしょう。
南九州大学の学生支援体制が手厚くてやばい
南九州大学では、専任カウンセラー（臨床心理士）による学生サポートが整備されており、学業・生活・人間関係のあらゆる悩みに対応しています。
学生相談の一例
- 家族や友人、教員との人間関係
- 進路の悩み（就職・進学）
- 悪徳商法や詐欺への巻き込まれ
- 精神的に落ち込んで何も手につかない など
これらの相談はすべてプライバシーを守ったうえで実施され、必要に応じて専門機関や学内支援部署とも連携します。
「大学生活が不安」「勉強についていけるか心配」という学生にとって、大きな安心材料となります。
南九州大学とは
南九州大学は、1967年に設置された宮崎県内最古の私立大学です。
現在は宮崎市と都城市にキャンパスを構え、「食・緑・人」をキーワードに、地域と連携しながら特色ある教育を展開しています。
学部・学科構成
- 環境園芸学部（都城キャンパス）
- 環境園芸学科（園芸・造園・自然環境専攻など）
- 健康栄養学部（宮崎キャンパス）
- 管理栄養学科
- 食品開発科学科
- 人間発達学部（都城キャンパス）
- 子ども教育学科
環境園芸学部では、植物バイオや造園緑地、自然再生などを専門的に学ぶことができ、全国的にも数少ない学科構成です。
南九州大学の偏差値は
- 環境園芸学部：BF
- 人間発達学部：BF
- 健康栄養学部：BF
いずれも偏差値という指標では測れない分野や、資格・実技に重きを置いた学部構成であるため、「偏差値が出にくい＝やばい」という印象を持たれがちですが、実践力重視の大学であると読み解くこともできます。
卒業生の就職先は
南九州大学では、各学部ごとに明確な進路実績があり、「やばい＝就職できない」というイメージとは異なります。
- 環境園芸学部：住友林業緑化、県庁、市役所、陸上自衛隊、高校教員など
- 人間発達学部：小学校教員、保育士、幼稚園教諭、五ヶ瀬町役場など
- 健康栄養学部：日清医療食品、LEOC、栄養教諭、管理栄養士、中学校教員など
それぞれの専門性を活かし、地方自治体や教育・福祉・医療業界に多くの卒業生が進んでいます。
地域密着型の進路サポートも、地元就職に強い理由の一つです。
まとめ：南九州大学は【やばい】のか？ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「南九州大学はやばい」と言われる背景には、偏差値がBFであることからくる誤解や先入観があるかもしれません。
しかし、実際には以下のような強みがあります。
- 資格取得支援が圧倒的に手厚い
- 学生サポート体制が万全
- 地域密着で専門性の高い教育を実施
- 卒業後の進路も安定している
偏差値やFランという言葉だけで大学の価値を判断するのは危険です。
南九州大学は、専門的な資格と実践力を重視し、学生の未来をしっかりと支える大学といえるのではないでしょうか。
「やばい大学」ではなく、「やばいくらい手厚い大学」として再評価してみても良いかもしれません。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
コメント