神戸国際大学は【やばい】【就職できない】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「神戸国際大学 やばい」「就職できない」といった声をネットで見かけたことはありませんか?
偏差値が低い、Fランと呼ばれている、留学生が多いなど、さまざまな理由でネガティブに捉えられてしまうこともあるようです。
しかし、実際のところはどうなのでしょうか?
本記事では、神戸国際大学に関する「やばい」と言われる理由を丁寧に検証し、同大学の就職実績やサポート体制、学びの特徴などを紹介しながら、その真相に迫ります。
進学を考えている高校生や保護者の方、そして教育関係者の皆さまにも役立つ内容です。
神戸国際大学は就職できないと言われてやばい
インターネット上では、「神戸国際大学 就職できない」といったイメージが一部に存在します。
しかし、神戸国際大学の2023年度の就職率は97.9%という高い水準を誇っています。
これは、決して「就職できない大学」ではないことを示す重要なデータです。
就職支援体制が手厚い
神戸国際大学では、1年次からキャリア教育がスタートし、3年次以降はより実践的な就職支援が行われます。
特に注目すべきは、学生一人ひとりに担当カウンセラーが付くという点です。
これは少人数制大学ならではの強みであり、学生の特性を的確に捉えた指導が可能になります。
主なサポート内容
- 履歴書作成支援:自己分析からスタートし、完成した履歴書は担当者が丁寧に添削。質の高い書類作成をサポート。
- 面接練習・復習ワーク:マナーから内容までマンツーマンで対応。何度でも練習可能。
- エントリーシート作成指導:志望企業に合わせた内容の組み立て方を習得。実践力が身に付きます。
このように、就職活動の「準備段階」から「本番」まで一貫して支援を受けられる体制が整っていることが、就職率の高さにつながっているのです。
神戸国際大学の留学生のサポートがやばい

もう一つ「やばい」と話題になっているのが、留学生に対する手厚いサポート体制です。
日本語教育が充実
神戸国際大学では、日本語力に応じた5段階のクラス編成で「アカデミックジャパニーズ」を学びます。2年次以降はディスカッションやプレゼンテーションも取り入れた高度な日本語指導が行われ、ビジネス日本語や研究に耐える表現力まで身につけられます。
留学生向け就職支援プログラム
2023年4月からは文部科学省の認定を受けた「留学生就職地域連携プロジェクト」がスタート。
特別な支援を受けながら奨学金も得られる制度です。
このプログラムの修了者には修了証が発行され、企業へのアピールにもつながります。
留学生にとって、言語・生活・就職という三つの壁を越えることは大きな課題ですが、神戸国際大学はそれらすべてに対して制度的かつ実践的な支援を行っていると言えるでしょう。
神戸国際大学とは

神戸国際大学は、兵庫県神戸市東灘区に本部を置く私立大学で、1968年に設置されました。当初は八代学院大学という名称でスタートし、1992年に現在の名称へと変更されました。
基本理念と教育の特色
大学の建学精神は、聖公会キリスト教の精神に基づいた「全人格的人間形成」。
理論と実践の両面から、社会に役立つ人材育成を目指しています。
また、西日本で最も早く観光学に特化した学科を開設した大学としても知られており、現在は「Global Campus」のスローガンのもと、40校以上の海外大学と提携しています。
学部構成
- 経済学部:観光ビジネスや国際ビジネスなど、グローバルな視点での経済学教育。
- リハビリテーション学部:理学療法士など医療系専門職の養成に特化。
神戸国際大学の偏差値は

神戸国際大学の偏差値は以下の通りです(パスナビより)。
- 経済学部:偏差値35.0
- リハビリテーション学部:偏差値35.0
偏差値だけを見ると「低い」「Fラン」といった印象を持たれがちですが、実際には学びの実用性や就職支援の手厚さでカバーしている部分が大きいです。
大学選びは偏差値だけでなく、その後のキャリア形成支援も考慮すべきポイントです。
卒業生の就職先は

実際にどのような企業・施設へ就職しているのかを確認してみましょう。
経済学部の主な就職先
- 神戸製鋼所
- スカイ・サポート・サービス
- ヒラノスカイ・サポート
- 東武トップツアーズ
- 兵庫ダイハツ販売 など
リハビリテーション学部の主な就職先
- 春風園
- せいわ会
- 協和会 など
いずれも地元企業や福祉医療施設を中心とした就職が多く、地域に根ざした就職支援が行われていることがわかります。
まとめ:神戸国際大学は【やばい】【就職できない】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
神戸国際大学は、偏差値だけを見れば確かに「やばい」「Fラン」と言われてしまう要素があるかもしれません。
しかし、就職支援の手厚さや、留学生・医療系人材への対応力はむしろ高評価すべき点です。
「就職できない大学」どころか、97.9%という高い就職率と、個別対応のキャリアサポート体制は、進路に不安を感じる受験生にとって大きな魅力となるでしょう。
大学選びにおいては、ネットの風評だけでなく、実際の取り組みや支援体制をしっかり見極めることが大切です。
神戸国際大学は、そのような観点から見れば「やばい大学」ではなく、「学生想いの大学」と言えるのではないでしょうか。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
コメント