同志社女子大学は【やばい】【定員割れ】?同志社女子大学「やばい」と言われている理由を考察
「同志社女子大学」と聞いて、皆さんはどのようなイメージを持つでしょうか?
「女子大だから時代遅れ?」「定員割れ」「Fラン」など、ネット上ではさまざまな声が見受けられます。
とくに近年、女子大学全体の人気低下も相まって、同志社女子大学についてもネガティブな噂が流れがちです。
しかし、果たしてその噂は本当なのでしょうか?
この記事では、「同志社女子大学はやばい」「定員割れしている」といった声の実態を、偏差値や倍率、就職実績などのデータをもとに丁寧に分析していきます。
同志社女子大学は定員割れと言われてやばい
ネット上では「同志社女子大学=定員割れ」というイメージを持たれることがあります。
しかし、実際の入試データを見てみるとその認識は誤解だと分かります。
2024年の一般選抜における各学部の合計倍率は以下の通りです。
学部名 | 一般選抜合計倍率 |
---|---|
学芸学部 | 1.7倍 |
現代社会学部 | 1.6倍 |
薬学部 | 1.9倍 |
看護学部 | 3.4倍 |
表象文化学部 | 1.6倍 |
生活科学部 | 2.8倍 |
ご覧の通り、すべての学部で倍率は1.0倍を上回っており、「定員割れ」には程遠い状況です。
特に看護学部は3.4倍と高倍率で、むしろ人気学部といえるでしょう。
つまり、「同志社女子大学 定員割れ」という意見は、根拠のないイメージ先行の発言である可能性が高いといえます。
同志社女子大学は産近甲龍と同レベルと言われてやばい

同志社女子大学の偏差値帯はおおよそ37.5~55.0。
これは学部によってバラつきがありますが、産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)と同程度とされることが多いです。
女子大の人気が年々低下するなか、現在もこのレベルを維持している点はむしろ評価に値するのではないでしょうか。
以下、主要学部の偏差値をご紹介します。
同志社女子大学の偏差値(2025年度)
学部 | 偏差値範囲 |
---|---|
学芸学部 | 37.5~50.0 |
表象文化学部 | 42.5~45.0 |
現代社会学部 | 45.0~47.5 |
薬学部 | 45.0 |
看護学部 | 52.5~55.0 |
生活科学部 | 45.0~52.5 |
産近甲龍の偏差値(2025年度)
大学名 | 学部例 | 偏差値範囲 |
---|---|---|
近畿大学 | 医学部 | 65.0 |
薬学部 | 52.5~55.0 | |
経済学部、経営学部、法学部 | 47.5~55.0 | |
京都産業大学 | 経済学部、経営学部、法学部 | 45.0~47.5 |
理学部、情報理工学部 | 45.0~50.0 | |
甲南大学 | 文学部、経済学部、法学部 | 47.5~52.5 |
龍谷大学 | 文学部、経済学部、法学部 | 47.5~52.5 |
※参考:各大学の公式サイトおよび受験情報サイトのデータ河合塾のKei-Net大学検索システム
比較と考察
- 同志社女子大学の看護学部(偏差値52.5~55.0)は、産近甲龍の多くの学部と同等、またはそれ以上の難易度です。
- 同志社女子大学の薬学部(偏差値45.0)は、近畿大学の薬学部(偏差値52.5~55.0)よりもやや低いですが、他の産近甲龍の理系学部と比較すると同程度の難易度です。
- 同志社女子大学の文系学部(学芸学部、表象文化学部、現代社会学部など)は、産近甲龍の文系学部と同程度の偏差値範囲に位置しています。
同志社女子大学とは

同志社女子大学は、京都府京田辺市に本部を置く私立の女子大学です。
]創立は1876年と非常に古く、同志社大学と同じく新島襄によって設立された歴史ある大学です。
プロテスタントの精神を基盤とし、リベラルアーツ教育に力を入れています。
学部構成も非常に多様で、6学部11学科5研究科を擁し、文系から理系、医療・看護分野まで幅広い分野をカバーしています。
キャンパスは関西学研都市の京田辺キャンパスを中心に、落ち着いた学習環境が整っています。
主な学部と学科
- 学芸学部:音楽学科(演奏・音楽文化専攻)、メディア創造学科、国際教養学科
- 現代社会学部:社会システム学科、現代こども学科
- 薬学部:医療薬学科
- 看護学部:看護学科
- 表象文化学部:日本語日本文学科、英語英文学科
- 生活科学部:人間生活学科、食物栄養科学科(食物科学・管理栄養士専攻)
卒業生の就職先は

同志社女子大学は就職支援にも力を入れており、各学部で業界を問わず幅広い進路実績があります。
主な就職実績(学部別)
- 学芸学部:日本航空、ANA関西空港、住友生命保険
- 現代社会学部:京都中央信用金庫、日本生命保険、京セラ、教育委員会による公立小学校教員
- 薬学部:アイングループ、総合メディカル
- 看護学部:京都大学医学部附属病院、大阪市立総合医療センター、大阪医科薬科大学病院
- 表象文化学部:京都銀行、日本航空、ディップ
- 生活科学部:エームサービス、LEOC(給食サービス企業)
医療系や教育系、一般企業まで、卒業後の選択肢が非常に豊富で、安定したキャリア形成が可能です。
まとめ:同志社女子大学は【やばい】【定員割れ】?同志社女子大学「やばい」と言われている理由を考察
同志社女子大学が「やばい」「定員割れしている」といった声は、ネット上の一部の誤解や偏見に基づいたものが多く、実際のデータや実績を見る限り、そのような心配は無用です。
- 入試倍率はいずれも1.0倍を超えており、定員割れではない
- 偏差値は産近甲龍と同レベルかそれ以上の学部もあり、堅実な中堅私大
- 医療・教育系を中心に就職先も安定
現在も同志社大学との繋がりをもち、伝統と実績のある教育を提供し続けている同志社女子大学。
「やばい」というよりも、「着実に自分らしい未来を築ける大学」と言えるのではないでしょうか。
進学先に迷っている受験生やその保護者の方々は、ぜひ一度偏見を取り払って、データや実績に目を向けてみてください。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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