北翔大学が【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
北翔大学と検索すると、「北翔大学 やばい」、と少しネガティブな情報が目に入ることがあります。
しかし、ネット上で「やばい」と言われているからといって、それが本当にその大学のすべてを表しているわけではありません。
実際には教育に力を入れていたり、特定分野での実績が評価されていたりと、ポジティブな側面も多く存在します。
この記事では、「北翔大学がやばい」と言われる理由について考察していきます。
北翔大学はFランと言われてやばい
ネット上で「北翔大学はFラン」との声が上がる背景には、偏差値の低さが関係しています。
実際に、北翔大学の偏差値は全学部を通じてBF(ボーダーフリー)~35.0となっており、受験者数が少ないことや入試難易度が低いことから、いわゆる「Fランク大学」と認識されがちです。
特にスポーツ教育学科(生涯スポーツ学部)や健康福祉学科(教育文化学部)は、偏差値35前後またはBFとされており、学力面で「やばい」と見なされてしまうことがあります。
しかし、北翔大学は単に偏差値で評価される大学ではありません。
スポーツ教育分野に特化しており、保健体育教員の養成に強みがあります。
北海道内の私立大学の中でも、正規の保健体育教諭の採用実績ではトップクラスを誇っています。
つまり、入学時に「勉強ができるかどうか」よりも、「現場で即戦力となる人材を育てる」ことに注力している大学なのです。
北翔大学の学生が起こした事件がやばい

2024年10月、北海道江別市で発生した大学生暴行死事件に関連して、北翔大学の女子学生・川村葉音(かわむら はおと)容疑者が逮捕されたことも、同大学に対するイメージ悪化の一因となりました。
この事件はメディアでも大きく報じられ、大学名とともに容疑者の通学先がクローズアップされたため、「北翔大学ってやばくない?」という声が広まりました。
しかし、大学の評判と個々の学生の行動は切り離して考えるべきです。
一部の学生の問題行動によって大学全体が評価されるのは、本質的ではありません。
実際、北翔大学には真面目に教職を目指す学生や、スポーツや地域貢献に尽力する学生も多く在籍しています。
北翔大学とは

北翔大学は北海道江別市に本部を構える私立大学で、「生涯スポーツ学部」と「教育文化学部」の2学部を擁しています。
名前のとおり、生涯にわたるスポーツの推進と、教育や福祉の分野で活躍できる人材育成を目指す教育に力を入れています。
特に体育や福祉、保育、教育など「人と関わる仕事」に関心のある学生が多く集まっているのが特徴です。
地域密着型の大学として、地元との連携や実習も重視されており、「実践力」を重視したカリキュラムが組まれています。
北翔大学の偏差値は

以下は、北翔大学の各学部・学科における偏差値の目安です。
生涯スポーツ学部
- 偏差値:BF~35.0
教育文化学部
- 偏差値:BF~35.0
偏差値だけを見ると確かに「やばい」と思われがちですが、実技や実習、教育実践に重きを置く学部であることを踏まえると、偏差値では測れない魅力があるのも事実です。
卒業生の就職先
北翔大学では、卒業後の進路として教職や地方公務員、一般企業などが多く見られます。以下は、主な就職先の例です。
生涯スポーツ学部の主な就職先

- 教員(中学校・高校・特別支援学校)
- 地方公務員(教員以外)
- Med Communications
- 渡辺パイプ
- アインホールディングス
- オカモト など
教育文化学部の主な就職先
- 教員(幼稚園・小学校・中学校・高校・特別支援学校)
- 保育園・こども園
- 地方公務員(教員以外)
- さっぽろ青少年女性活動協会
- 日本郵便
- 太陽生命保険
- 日高信用金庫 など
「やばい」と言われながらも、一定の割合で教職や公務員への就職を果たしており、真面目に学べば将来の選択肢は十分にあると言えるでしょう。
まとめ:北翔大学が【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
北翔大学が「やばい」と言われる理由は、主に以下の3点に集約されます。
- 偏差値が低く、Fランと見なされがちであること
- 2024年に発生した事件に、北翔大学の学生が関与していたこと
- 一部のネット上の評価や噂により、イメージが悪化していること
しかし、その一方で以下のようなポジティブな評価もあります。
- 保健体育教員の採用実績は北海道内私立大学でトップクラス
- 地域密着型の教育を展開し、実践力を重視
- 教職、公務員、福祉・保育分野への就職に強い
ネットの噂に惑わされず、自分の進みたい道や将来のビジョンに合った大学選びが大切です。
偏差値だけでなく、実績や教育方針に目を向けることで、北翔大学の本当の魅力が見えてくるかもしれません。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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