京都府立医科大学は【すごい】のか?ネット上で「すごい」と言われている理由を考察

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京都府立医科大学は【すごい】のか?ネット上で「すごい」と言われている理由を考察

「京都府立医科大学ってすごいって聞いたけど、実際どうなの?」


そんな疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

関西圏で医学部を目指す受験生や保護者の間で、「京都府立医科大学(京府医)」は京大・阪大に次ぐ難関医学部として話題に上ることがよくあります。

実際、ネット上でも「京都府立医科大学はすごい」「レベルが高い」「地味に名門」などと評されているのを目にすることがあります。

では、なぜ京都府立医科大学は「すごい」と言われるのでしょうか?


本記事では、その理由を深掘りしていきます。

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京都府立医科大学の歴史がすごい

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京都府立医科大学は、実は140年以上の歴史を持つ伝統ある大学です。

設立は明治時代にさかのぼり、当時から京都府の地域医療を支える重要な役割を果たしてきました。

関西圏で「国公立の医学部」と聞くと、多くの人がまず京都大学や大阪大学を思い浮かべるでしょう。

しかし、京都府立医科大学はそのすぐ後に続くレベルの高さと実績を誇っています。

偏差値的にも京都大学に次ぐ高さであり、医学部界隈では「京府医」の名を知らない人はいません。

また、地元京都に根差した教育・医療を長年にわたって提供してきたことで、地域住民や医療関係者からの信頼も非常に厚くなっています。

京都府立医科大学の教育体制がすごい

京都府立医科大学の教育理念は、「国際的にも通用する一流の医師・医学研究者の育成」にあります。

特徴的なのは、1学年の定員が約107名という少人数体制であることです。

この規模だからこそ可能な、きめ細やかな指導と、学生一人ひとりの学びにしっかりと寄り添う教育体制が評価されています。

早期からの医療現場体験

1年次には早期体験実習として、医療・福祉施設の見学を実施。実際の現場を見て、医師としての使命感やモチベーションを高めるプログラムが用意されています。

英語教育と教養科目にも注力

国際的な視野を持った医師を育成するために、1年生から4年生まで一貫した英語教育が行われています。

また、高学年になると、医療倫理学や医療統計学などの教養的な科目も充実。

単に医学的な知識だけでなく、社会的責任やリーダーシップを身につけるためのカリキュラムが組まれています。

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京都府立医科大学とは

京都府立医科大学は、その名の通り京都府が設置・運営する公立の単科大学で、医療系の人材育成に特化した教育機関です。

大学の母体は1872年に設立された「京都府療病院」で、そこから発展し、現在の京都府立医科大学に至るまで140年以上の歴史を誇ります。

現在は以下の2つの学科を擁する医学部のみで構成されており、他の総合大学と異なり、医療・看護に集中した専門性の高い教育と研究が行われているのが特徴です。

医学科(6年制)

京都府立医科大学の中核を担うのがこの医学科です。

6年間のカリキュラムの中で、医学の基礎から臨床実習、医療倫理、国際医療までを体系的に学びます。

定員は1学年あたり約107名と少人数で、学生一人ひとりに対する手厚いサポートと指導が行われる点が特徴です。

早期から現場の医療を見学・体験できる実習が導入されており、医師としてのマインドセットを在学中から高めていく構成になっています。

また、国際的な視野を持つ人材育成にも力を入れており、英語教育や海外研修制度なども整備されています。

看護学科(4年制)

看護学科は、未来の看護師や保健師、助産師の育成を目的とした学科です。

定員は1学年85名とこちらも少人数制で、実践力と人間力を兼ね備えた看護専門職の育成を目指しています。

国家資格(看護師・保健師・助産師)への対応もしっかりしており、カリキュラムには基礎看護・臨床看護・地域医療・精神看護など幅広い分野が含まれています。

また、医学科と同様に、京都府立医科大学附属病院での実習が豊富に用意されており、現場感覚を重視した教育が実現されています。

附属施設も充実

  • 附属病院(京都府立医科大学附属病院)
     地域の基幹病院として、最先端の医療と医療研究が行われています。学生の臨床実習や研究活動の場でもあり、現場に直結した教育が可能です。
  • 京都府立医科大学大学院医学研究科
     医学の高度研究を行う大学院課程も整備されており、研究者を志す人にとっても最適な環境です。
  • リサーチセンター・先端医療機器センターなど
     研究支援体制も整っており、学生時代から研究活動に参加するチャンスもあります。

京都府立医科大学は、医師・看護師・研究者を本気で目指す人のための、集中型・実践型の大学です。

学部の構成こそシンプルですが、その分だけ教育と研究の質が非常に高く、医療系のキャリアを築くには最適な環境が揃っています。

京都府立医科大学の偏差値は

京都府立医科大学医学部の偏差値は以下の通りです。

  • 共通テスト得点率:67%~85%
  • 偏差値:67.5

この数値は全国の医学部の中でもトップクラスに位置しています。

一般的な国公立大学と比較してもかなりの難関であり、合格を勝ち取るには高い学力が求められます。

特に地元・関西のトップ層の受験生が集まることもあり、合格者の質も非常に高いと言われています。

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医師国家試験合格率の高さもすごい

京都府立医科大学は、医師国家試験の合格率においても全国平均を上回る実績を出し続けています。

年度受験者数合格者数合格率(%)全国平均(%)
令和6年(第118回)11811194.1%92.4%(新卒95.4%)
令和5年(第117回)11811093.2%91.6%
令和4年(第116回)11710791.5%91.7%
令和3年(第115回)1059893.3%91.4%
令和2年11911395.0%92.1%

上記の通り、いずれの年も全国平均を上回る合格率を維持しており、教育の質の高さがうかがえます。

国家試験に強いというのは、受験生や保護者にとって非常に大きな安心材料となるでしょう。

国家試験合格率の詳細

まとめ:京都府立医科大学は【すごい】のか?ネット上で「すごい」と言われている理由を考察

京都府立医科大学が「すごい」と言われる理由は以下の通りです。

  • 140年を超える伝統と信頼
  • 京都大学に次ぐ関西屈指の偏差値
  • 少人数制によるきめ細やかな教育
  • 国際的視野を育てる英語・教養教育
  • 医師国家試験における高い合格実績

地味に見えて、実は非常に堅実で実力派な大学。それが京都府立医科大学です。

華やかさよりも中身のある教育を求める方にとって、まさに理想的な学び舎と言えるでしょう。

subblog プロフィール

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

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