四国大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
四国大学は徳島県にある私立大学ですが、ネット上では「やばい」と言われることがあります。
その理由として、定員割れや偏差値の低さが挙げられることが多いです。
しかし、一方で就職率は高く、大学としての教育面での評価もあります。
本記事では、四国大学がなぜ「やばい」と言われるのか、その実態を詳しく考察していきます。
四国大学は定員割れと言われてやばい
四国大学は2024年度の全選抜合計で、以下のようにすべての学部で倍率が1.0倍となっています。
- 文学部:1.0倍
- 経営情報学部:1.0倍
- 生活科学部:1.0倍
- 看護学部:1.0倍
この倍率を見ると、志願者数が定員にほぼ等しい状態であり、定員割れに近い状況にあると考えられます。
特に、地方の私立大学では学生募集の厳しさが年々増しており、四国大学もその影響を受けている可能性が高いです。
また、四国大学短期大学部を運営する学校法人四国大学は、2026年度から「人間健康科の食物栄養専攻・介護福祉専攻」「音楽科」の学生募集を停止すると決定しました。
志願者数の大幅な減少が続き、定員割れが深刻化していることが理由とされています。
一方で、 2026年度には、経営情報学部メディア情報学科(定員65名)を改組し、「デジタル創生学部デジタル創生学科(仮称)」を設置する構想があります。
これは、AIやデジタル技術を活用し、地域社会に貢献できる実践的なデジタル人材を育成することを目的としています。
四国大学の就職率がやばい

就職面においては、四国大学の就職率は非常に高く、97.7%を誇ります。
- 大学全体:97.4%
- 短期大学部:99.1%
(令和6年3月卒業生、令和6年5月1日現在)
また、教員や公務員試験にも力を入れており、令和7年1月14日現在で126名が教員・公務員採用試験に合格しています。
そのうち、徳島県公立学校の教員採用試験合格者は31名でした。
これは、地方の大学としては高い実績を誇っていると言えます。
四国大学とは

四国大学は、徳島県徳島市応神町に本部を置く私立大学で、1966年に大学設置されました。
四国地域に根ざした教育を展開し、地域社会と密接に連携したカリキュラムが特徴です。
四国大学は以下の4学部を設置しており、多様な分野の学びを提供しています。
文学部
文学部では、日本文学や国際文化、書道文化について学ぶことができます。
特に、書道文化学科は全国的にも珍しい学科であり、伝統文化を深く学びながら、現代社会での活用を目指します。
経営情報学部
経営情報学部は、経営・経済・情報技術の融合を学ぶ学部です。
特に、今後AIやデジタル分野の新設が予定されており、時代のニーズに合わせた人材育成を強化しています。
生活科学部
生活科学部では、人々の生活に関わる幅広い知識を学び、教育や福祉、食品関連の分野で活躍する人材を育成しています。
看護学部
看護学部では、医療現場で即戦力となる看護師の育成を目的としています。
また、四国大学には短期大学部もあり、幼児教育やビジネスコミュニケーションなどの分野で、より短期間で専門スキルを身につけることができます。
四国大学の偏差値は

四国大学の偏差値は以下の通りです。
- 文学部:BF(ボーダーフリー)
- 経営情報学部:35.0
- 生活科学部:BF~35.0
- 看護学部:35.0
「BF(ボーダーフリー)」とは、受験者の偏差値が一定以下の場合に表示されるもので、定員割れの可能性が高いことを示しています。
そのため、四国大学の偏差値は全国的に見ても低めであると言えます。
卒業生の就職先は

四国大学の卒業生は、以下のような企業・団体に就職しています。
- 文学部:徳島県教育委員会、高知県教育委員会 など
- 経営情報学部:日亜化学工業、徳島大正銀行、アルボレックス など
- 生活科学部:徳島県教育委員会、日清医療食品、わかば会、四国大学附属認定こども園、富士産業 など
- 看護学部:徳島赤十字病院、神戸市民病院機構、高松赤十字病院、吉野川医療センター など
まとめ:四国大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
四国大学は、定員割れや偏差値の低さから「やばい」と言われることがありますが、就職率は非常に高く、特に公務員や医療分野での実績を積んでいます。
また、2026年度にはデジタル創生学部の新設を計画しており、時代に即した人材育成を目指しています。地方大学としての課題はあるものの、将来の発展に向けた動きも見られるため、「やばい」と一概に言うことはできません。
四国大学の進学を検討している方は、これらの情報を踏まえた上で、自身の進路を考えてみてください。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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