東北工業大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
東北工業大学は、工学系を中心に幅広い分野を学べる私立大学として知られています。
しかし、ネット上では「やばい」という声も見られます。
では、その「やばい」とされる理由は何なのでしょうか?
本記事では、東北工業大学が「やばい」と言われている実態について考察していきます。
東北工業大学の就職率がやばい
東北工業大学の就職率は非常に高く、全国の大学と比較してもトップクラスに位置しています。
これは、少人数教育を重視し、教職員が親身に就職相談を行う伝統があるためです。
特に平成22年度以降、学生の就職活動を教員が個別に指導・支援する体制を整備し、キャリアサポート課の職員も配置され、充実したサポートが行われています。
また、業界研究会や会社説明会を定期的に開催することで、学生が職業選択の幅を広げられるようになっています。
以下に、2019年度から2023年度の就職率の推移を示します。
就職率の推移(学部生)
年度 | 全学 | 工学部 | 建築学部 | ライフデザイン学部 |
---|---|---|---|---|
2019 | 98.1% | 98.9% | – | 96.2% |
2020 | 97.1% | 97.7% | – | 96.1% |
2021 | 97.8% | 99.3% | – | 94.3% |
2022 | 98.6% | 99.4% | – | 97.3% |
2023 | 99.1% | 99.7% | 99.1% | 98.2% |
学科別に見ると、電気電子工学科や情報通信工学科、都市マネジメント学科、環境応用化学科では、2023年度の就職率が100%となっており、就職実績の高さが伺えます。
東北工業大学の女子在籍者数の推移がやばい

東北工業大学は、もともと男性学生が多い大学ですが、近年では女子学生の数が増加しています。
2008年には315名だった女子学生数が、2024年には620名まで増加しました。
また、大学のホームページやパンフレットでは、女性学生を積極的に起用し、女子学生へのアピールを強めていることが分かります。
これは、理工系の大学におけるジェンダーバランスの改善を目指した取り組みの一環と言えるでしょう。
東北工業大学とは

東北工業大学は、宮城県仙台市にキャンパスを構える私立大学で、工学・建築・デザイン分野を中心に教育を行っています。
1964年に開学し、「実学を重視する教育」を掲げ、社会で即戦力となる技術者やデザイナーを輩出してきました。
キャンパスは、八木山キャンパス(主に1・2年次)と長町キャンパス(3・4年次)に分かれており、学びやすい環境が整えられています。
東北工業大学には、以下の3つの学部が設置されています。
工学部
電気電子工学科: 電気回路や制御システム、エネルギー技術、通信技術などを学び、電気・電子機器の開発や電力供給システムの構築に貢献できる技術者を育成します。
情報通信工学科: プログラミング、ネットワーク技術、AI、IoT(モノのインターネット)などを学び、情報通信分野の最新技術を駆使できるエンジニアを養成します。
都市マネジメント学科: 都市計画、土木工学、防災技術などを学び、社会インフラの整備や維持に携わる技術者を育成します。
環境応用化学科: 化学技術を応用し、環境保全やエネルギー問題の解決に貢献する人材を育成します。
建築学部
建築学科: 建築設計、都市計画、構造設計、環境デザインなどを学び、一級建築士や施工管理技士を目指します。
実践的なカリキュラムが特徴で、企業や自治体との共同プロジェクトも行われています。
ライフデザイン学部
産業デザイン学科: プロダクトデザイン、インテリアデザイン、UX/UIデザインなどを学び、クリエイティブ業界で活躍できるデザイナーを育成します。
生活デザイン学科: 衣食住のデザインや福祉住環境などを学び、より快適な生活空間を提案する専門家を養成します。
経営コミュニケーション学科: マーケティング、経営学、ビジネスコミュニケーションを学び、企業の広報や販売戦略の分野で活躍する人材を育成します。
東北工業大学の偏差値

東北工業大学の偏差値は、学部・学科によって異なりますが、一般的には以下のようになっています。
学部 | 学科 | 偏差値 |
工学部 | 電気電子工学科 | 35.0~40.0 |
工学部 | 情報通信工学科 | 35.0~40.0 |
工学部 | 都市マネジメント学科 | 37.5 |
工学部 | 環境応用化学科 | 35.0~37.5 |
建築学部 | 建築学科 | 37.5 |
ライフデザイン学部 | 産業デザイン学科 | 35.0~37.5 |
ライフデザイン学部 | 生活デザイン学科 | 35.0~37.5 |
ライフデザイン学部 | 経営コミュニケーション学科 | 35.0~37.5 |
全国的な大学の偏差値ランキングと比較するとやや低めの水準ではありますが、東北工業大学の魅力は偏差値だけでは測れません。
高い就職率や実践的な教育内容、少人数制による手厚い指導など、偏差値以上の価値を提供している点が特徴です。
東北工業大学の卒業生の就職先

東北工業大学の卒業生は、さまざまな業界で活躍しており、特に建築・エンジニアリング・情報通信分野に強い就職実績があります。
工学部の主な就職先
- ユアテック
- ネクスコ・エンジニアリング東北
- TTK
- サイバーコム
- 日本電設工業
- 東亜道路工業
- 仙建工業
建築学部の主な就職先
- 建装工業
- 大東建託
- 鹿島建設
- 大和ハウス工業
- 宮城県建築住宅センター
- 大成建設
- 日比谷総合設備
ライフデザイン学部の主な就職先
- ヒノキヤグループ
- 一条工務店宮城
- バイタルネット
- ヨドバシカメラ
- 東北ミサワホーム
特に建築・エンジニアリング分野では大手企業への就職実績も多く、実践的な教育が活かされています。
まとめ:東北工業大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
東北工業大学は「やばい」と言われることがありますが、その多くは良い意味での評価です。
特に就職率の高さ、女子学生の増加、実践的な教育が特徴です。
これらの点を考慮すると、進学先としての魅力は十分にあると言えるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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