京都橘大学は【恥ずかしい】のか?ネット上で「恥ずかしい」と言われている理由を考察
京都橘大学は京都市にある私立大学で、多くの学部を擁する総合大学です。
しかし、ネット上では「京都橘大学は恥ずかしい」といった意見が見られることがあります。
本当に恥ずかしい大学なのか、どのような理由でそう言われるのかを詳しく考察していきます。
京都橘大学は定員割れと言われて恥ずかしい
大学の評価の一つとして「定員割れ」が挙げられます。
一般的に、定員割れしている大学は人気が低いと見なされ、ネガティブな印象を持たれることが多いです。
しかし、京都橘大学の2024年度入試の一般選抜合計倍率を見ると、
- 看護学部:4.6倍
- 総合心理学部:7.0倍
- その他の学部も1.7倍以上
と、一定の人気を誇っています。
これらのデータから見ても、京都橘大学は「定員割れしている大学」とは言えません。
また、学部ごとの人気にばらつきがあるものの、特に看護学部や総合心理学部は高倍率であり、多くの受験生に選ばれています。
したがって、「定員割れだから恥ずかしい」という評価は事実とは異なると言えるでしょう。
京都橘大学はお嬢様と言われて恥ずかしい

京都橘大学は、もともと女子校としての歴史が長く、2003年に付属校が全コース男女共学化、2005年に現在の「京都橘大学」という名称に変更され共学化されました。
このため、「お嬢様大学」というイメージが残っているのかもしれません。
「お嬢様大学」と言われることを恥ずかしいと感じるかどうかは人それぞれですが、共学化から20年以上が経過しており、現在では多くの男性学生も在籍しています。
そのため、過去のイメージに基づいた「お嬢様大学」という評価は、現在の実態とはズレがあると言えるでしょう。
京都橘大学とは

京都橘大学は、京都市伏見区に位置する私立大学で、1967年に大学設置されました。
もともとは女子大学としてスタートしましたが、2005年に共学化し、現在では多様な学部を擁する総合大学へと発展しています。
キャンパスは京都市内にありながら、緑豊かな環境に囲まれており、落ち着いた雰囲気の中で学ぶことができます。
最新の設備を備えた学習環境が整っており、学生たちは充実した大学生活を送ることが可能です。
現在、京都橘大学には以下の学部が設置されています。
- 工学部:情報工学や機械・電気電子工学を学ぶことができ、実践的なスキルを重視したカリキュラムが特徴。
- 文学部:日本文学や歴史学などを中心に学び、伝統と文化に根ざした教育が行われている。
- 国際英語学部:英語を活用した国際的なキャリアを目指し、語学力だけでなく異文化理解も重視。
- 発達教育学部:教育学や保育、心理学を学び、幼児教育や学校教育に関わる人材の育成を行う。
- 総合心理学部:臨床心理やカウンセリング、行動科学などを学び、心理学的アプローチを活用する力を養う。
- 経済学部:経済の理論や金融、ビジネスを学び、グローバル社会で活躍できる力を育成。
- 経営学部:企業経営やマーケティング、会計を学び、実践的なビジネススキルを養う。
- 看護学部:高度な医療技術と実践的な看護スキルを学び、病院や医療機関で活躍できる人材を育成。
- 健康科学部:リハビリテーションやスポーツ科学などを学び、健康に関わる幅広い分野で活躍する人材を育成。
京都橘大学は、各学部で実践的なカリキュラムを導入し、社会で即戦力となる人材を育成することを目指しています。
特に看護学部や総合心理学部は人気が高く、多くの学生が志望する学部の一つとなっています。
京都橘大学の偏差値は

京都橘大学の偏差値は以下の通りです。
- 工学部:40.0~45.0
- 文学部:40.0~45.0
- 国際英語学部:40.0
- 発達教育学部:40.0~42.5
- 総合心理学部:47.5~50.0
- 経済学部:40.0~42.5
- 経営学部:40.0~42.5
- 看護学部:50.0~52.5
- 健康科学部:42.5~47.5
特に、看護学部と総合心理学部は偏差値が高めであり、一定の学力が求められます。
偏差値の観点から見ても、京都橘大学は決して「恥ずかしい」と言われるような大学ではありません。
京都橘大学の卒業生の就職先は

京都橘大学の卒業生はさまざまな分野で活躍しています。主な就職先を学部ごとに見ていきましょう。
- 文学部:たねや、メガネトップ、京都生活協同組合、新江州 など
- 国際英語学部:ANA関西空港、日本ヒルトン、JTB など
- 発達教育学部:滋賀県(幼・保)、滋賀県(小学校教諭)、京都府(幼・保) など
- 経済・経営学部(現代ビジネス学部を含む):滋賀銀行、平和堂、村田製作所 など
- 看護学部:滋賀医科大学医学部附属病院、京都市立病院機構、関西医科大学 など
- 健康科学部:武田病院グループ、洛和会、東京消防庁 など
まとめ:京都橘大学は【恥ずかしい】のか?ネット上で「恥ずかしい」と言われている理由を考察
京都橘大学が「恥ずかしい」と言われる理由について考察しました。
- 定員割れしていない:一部の学部では高倍率であり、受験生からの人気も高い。
- お嬢様大学のイメージは過去のもの:2005年の共学化以降、多くの男性学生も在籍し、バランスの取れた学生構成となっている。
- 偏差値も学部によっては高い:特に看護学部や総合心理学部は全国的に見ても高い水準を誇る。
- 卒業生の就職先も優良企業や公務員が多い:医療・福祉系を中心に、安定した職業に就く卒業生が多く、社会的評価も高い。
このように、京都橘大学に対する「恥ずかしい」という評価は、必ずしも事実に基づいたものではなく、一部の偏見や過去のイメージに起因している部分が大きいと言えます。
実際には、大学としての実力や社会的評価も着実に向上しており、将来的にはさらに発展していく可能性を秘めています。
京都橘大学を志望する受験生や在学生は、自信を持って学び、自らの目標を達成するために充実した学生生活を送ることができるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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